様々なお墓「宗教による彫刻の違い」
一般的に「〜家之墓」と彫られる場合が多いようです。
しかし例えば、キリスト教系の場合十字架、聖書の一文が彫られることもあります。
神道では「〜家奥津城」または「〜家奥都城」と彫られる場合が多いといえます。
仏教では、それぞれの宗旨ごとに「南無釈迦牟尼佛」(禅宗)「南無阿弥陀佛」(天台宗、浄土宗、浄土真宗)
「剛」(真言宗)と彫られることがあります。特に浄土真宗では、「〜家之墓」ではなく、「南無阿弥陀佛」または「倶会一処」と彫られることが多いようです。
その他には梵字(ぼんじ)や円相を彫る場合もあります。
また、最近ですと、お花の絵や好きな言葉なども彫られますがこれらはあまり宗教とは関係ないものが多いようです。
キリスト教のお墓
キリスト教においては通常、墓石自体を信仰の対象としないため、自由な形に作られることが多いといえます。
キリスト教系とはいえ宗派は様々ですので、十字架は用いないなどのケースもありますので、よく調べた上で建てるようにしてください。
ただし、宗教の象徴として、十字架や聖書の一文を彫刻すことや、墓石自体を聖書の形につくることは比較的多いようです
神道のお墓
特に決まりはないようです。
ただ、一般的に神道のお墓は和型墓石の棹石部分(〜家奥都城と彫られる部分)が三種の神器のひとつ
天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を象ったものが多く作られます。
通常の和型墓石より棹石は長く上部に行くにしたがって細くなり、頭頂部は三角錐になっています。 また、香炉はなく花立と「八足台」と呼ばれる神へお供えをする台を作ります。通常、彫刻は「〜家奥津城」または「〜家奥都城」と彫ります。
仏教のお墓
仏教のお墓は、宗派により違いもありますが、造塔供養をする宗派であれば、石塔であるとより良いといえるでしょう。
一般的には、位牌型のお墓が多く、石塔よりは代々碑として建てられていることが多いようです。ただ、形は位牌型でも、形式により、石塔・仏塔としている場合もあります。
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