'03.06.18 作成
第66回都市対抗 静岡2次予選
ドームへの道につながっているか?レポート
〜関東自動車編〜
at 草薙球場 6月18日(Sun)
O・MA・KEな話題 〜其の壱〜
河合楽器と関東自工がユニフォームを変えた。河合は“えせ日産”(苦笑)。胸のロゴが違うだけで、デザインはほとんど日産と一緒。関東自工はベイスターズのような深いブルー、それに左胸の辺りに白で“Kanto”のロゴ。前のも好きだったが、こっちの方がカッコイイ(≧▽≦)。櫟さんとか高木監督なんか、似合いすぎててクラクラもんだった(・・・どーしょーもないなぁ、コイツ(-_-;))。個人的には、関東自工のユニフォームのほうに軍配を上げたい(笑)。
来年から静岡の選考基準が厳しくなるらしいので、「今年がチャンス」という高木監督の意気込みがユニフォームからも伝わってこようと言うもの。“花咲かじいさん”&サード・永田くんの球場に響き渡るほどに甲高いゲキ(関東自工の応援団も苦笑するほどスゴイ)共々、皆さんにお見せしたいチームの一つなので、頑張ってくれよ、お願いだから。
第一試合 関東自動車工業 VS 河合楽器
初日、すごい事が起きた。関東自工が、藤本さんの好投で、ヤマハに1点差勝ちをおさめた。なんと10年振りの事なんだそうな。これはまぁめでたいことなんだけど・・・。
一方のヤオハンは・・・河合に9−4から逆転負けを喫してしまった(河13−12ヤ)。寝ぼけまなこで新聞を広げた村井だったが、その結果を見た途端に目が覚めた。
外は快晴。間違いなく試合はやりそう。「とにかく行かなくちゃ・・・」ヘンな使命感。
静岡に着いても足取りは重い。蒸し暑さがWパンチ状態(-_-;)。なんだかんだで球場に到着したのは試合開始予定15分前。関東自工、河合、両チームからチームパンフ&券を頂き入場すると、ちょうどスターティングオーダーの発表中だった。何の迷いもなく、思いっきり関東自工寄りのバックネット裏に陣取る。
心なしか、関東自工側の応援団の数が多い。「ヤマハに勝ったんだ・・・これで河合に勝っちゃったりなんかしたら、ドームだって夢じゃないぞ」・・・みんなそう思っているのかもしれない。・・・とか言う私もそう思っている1人だったりするんだが(^^;)。最近ちょっと関東自工にハマりかけてる。
さらに先発が牧田くんともなりゃあ、応援にも力が入ろうというもの。あ・・・髪が元の色に戻ってる(しかし髪型は相変わらず(-_-;))。あんまり似合わんから止めた方がいいとは思っていたんだが、やっぱり不評だったんだろうな(^^;)。よかったぁ、と胸をなでおろす。なんじゃそりゃ(^^;)。
先制したのは関東自工。佐野くんのソロホーマーだった。一塁を回った所で入ったのを確認した佐野くんは、ド派手なガッツポーズ&ジャンプ。2回に逆転(1−2)されたものの、すぐその裏、今度は舟見さんがホームランを放ち、同点に追いついた。
3回に4点奪われたものの、すぐ2点差に追いつき、4回にはとうとう同点に。そのたび、まるで勝ち越したかのように盛り上がるベンチ。その姿を見て、私の後ろの方で観戦していたお姉ェちゃんがしみじみ言う「元気いいよね・・・」。
今まで真剣に見たこともなかったので気付きもしなかったんだが、関東自工と言うチームは結構若いチームだったりする(一番ウエが28歳)。監督からして若いからなぁ。声も出てるし、見ていて気持ちいい。何かまるで去年までのどこぞのチームのようだ(・・・さぁて、どこだ?(苦笑))。
6点取られても、高木監督は辛抱強く代えないわ、味方は同点にしてくれるわ・・・で、やっと目が覚めてくれたのか、牧田くんの投球に変化が見られた。球速こそ落ちたものの、変化球を織り交ぜて河合打線を打たせて取っている。長いこと見てきたが、こんな“大人のピッチング”をする牧田くんは初めてだ。まぁ、舟見さんの好リードにも助けられている部分が大きかったような気はするけど、それを抜きにしても、“エース”と呼ぶにふさわしいNiceピッチング。大人になったのねぇ・・・しみじみ。
みびいきたっぷりの気のせいかもしれんが、流れが関東自工へ傾いているように見えた。ひょっとしたら・・・ひょっとするかもしれない、マジでそう思った。しかし・・・。
最終回、前日のヤオハン戦で決勝タイムリーを放った河合の長谷部くんの打球が、ライトのポールを掠めて場外に消えた。牧田くんはそれをただじっと見つめながらマウンドに立ち尽くしていた。
結局これが決勝点となり、河合はドームへ王手をかけた。
それにしても、よぉやったと思う。今までの戦いぶりからすれば雲泥の差だな。ヤマハや河合と互角に戦えるなんて・・・関自も強くなったもんだ。
「まだ明日があるから・・・」と帰り際、呟いた人がいた。あのぉ・・・明日の相手はぁ・・・。
O・MA・KEな話題 〜其の弐〜
関自といえば“花咲かじいさん”! 今年も観られたらいいなぁ・・・と思っていたら、期待に応えてやってくれた。間近で見れて嬉しいよン(^o^)/。
今年も何故か知らんけど、チアリーダーが“花咲かじいさん”を踊る度に不思議と点が入っていた。・・・妙だからか?(苦笑) 河合の応援団の上の方に陣取っていたお姉ェちゃんたちも、大受けしながら真似してた(^^;)。なんだかちょい笑える。
お、そうだ。観戦ガイド(Vol.18)の河合のところで書かせてもらった「“森田くんの不幸”とは何ぞや?」と言うお話。
まずは一次、決勝のVSヤマハ戦での事。2回、ヤマハが渋谷さんのセンター前で藤本くんが帰ってまず先制。2塁走者の小林くんもホームを突いたんだが、センター・志村さんの好返球でタッチアウト。小林くんと森田くんは本塁上で激しくクラッシュ。その際、小林くんが森田くんに思いっきりエルボーをくらわせたらしく、その場にぶっ倒れてしまった。さらに、倒れたときに軽〜く頭を打ったのか起き上がれず、哀れ森田くんは担架で運ばれていった。
さらに二次。今度はファールチップ直撃。どの辺りに当たったのかは定かではないんだが、もがき苦しみながらその場にうずくまる森田くん。いったんベンチに下がって治療を受け、5分ほどで戻ってきたものの、やっぱりちょっと苦しそうだった。
捕手ってぇのは、そういう不幸といつも隣り合わせている。某プロチームのある捕手だって、「もう一度生まれ変わって野球をやったとしても、絶対に捕手はやりたくない」と明言したほど。やっぱりあらゆる面で一番大変なポジションかもしれん・・・。
(1995.8.22 発行 Vol.19 掲載)
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