'03.06.17 作成
第43回 全国社会人野球 静岡大会
怒涛の観戦レポート
〜“Fuji−kyujo”Version〜
4月8日(Sat)
第一試合 JR北海道 VS 関東自動車工業
富士球場・・・なんて不便なトコにあるんだい、おまへさんは(ToT)(私のウチからはそんなに不便ではない)。ここへははっきり言ってタクシーで来るしか方法がないでしょうな(新富士駅から¥2000ちょい、とのこと(当時))。一応、バス路線は確保されてはいるものの、1時間に1本ぐらいしかないんじゃない?!多分(-_-;)。あんまりお勧めできない球場ではあるな(^^;)。
てな訳で、村井宅からは当然のごとくMy Carにて参上。ちなみにウチからは1時間弱といった所。チケットを購入し(今年から1000yenに値上がり。何故×2??)球場入りすると、試合は4回の裏、JRの攻撃中だった。何気なく、3塁側のベンチ横付近の最前列に陣取る。これが後でとんでもないことになろうとは思いもよらなかった村井だった。
どうやら関東自工の先発は牧田くんらしい。得点は2−0。ほぉ・・・牧田くん好投していたのかしら?・・・の割にはランナーおるな(^^;)。「大丈夫かよ、おい」と心配していた通り、迎えたJRの6番・若狭くんにレフと前タイムリーを喰らう。
5回表。関東自工は3番・倉くんからの好打順。倉くん、サード強襲ヒットで出塁。4番・浅田くんライト前ヒット。それをJR・夏井くんがお手玉。JRの先発・若干20歳の古川くん、ちょっと気落ちしたのか、続く5番・舟見さんの(多分)4球目にワイルドピッチ。で、3−1。
5回裏。牧田くん、タイムリーを喰らった後は何とか抑えたので、ちょっとは良くなるかしらん?と思ったのだが・・・。9番・夏井くんには四球&盗塁され、1番・南くんにはライト前にタイムリーを打たれた(-_-;)。更に、2番・池田くんのサードゴロがフィルダースチョイスとなってオールセーフ。3番・飛騨野くんの時には、関東自工応援団(??)の「多分、エンドランかけるぞ。この監督好きだから」の発言通りエンドラン成功! ライト前タイムリーで同点に追いついた。
関東自工は牧田くんから藤本さんへスイッチ。ここで牧田くんに一言。あなたはエースとなるべき人なんだよ。2点のリードを守れんでどうする?? 期待してるんだから、それなりに答えておくれよ、頼むから(ToT)。そういえば、去年の夏場は『茶髪な吉田栄作風』だったハズの髪型が、どうしたことか『Lの前田のギンちゃん風』に変わっていた( ̄Д ̄;)。何故〜(ToT)。もしかして憧れてるとか??(ひょえ〜(>_<;))。その姿でヤンキー座りしながらタバコを吸う様はとっても怖かったよぅ(ToT)。
さて、変わった藤本さん、4番・清水くんの1球目にパスボール、あげく四球。5番・熊谷くんにはセンター前タイムリーを打たれ、JRがついに逆転!(しかし、セカンドランナーの飛騨野くんは本塁タッチアウト) 6番・若狭くんもセンター前タイムリーを放ち、点差を広げた。結局打者一巡してJRの攻撃がやっと終了(^^;)。「終わらないかと思ったよ」(by関東自工応援団)
6,7回は目立った動きなし。藤本さんも古川くんもちょぉっと落ち着いてきたんかいな?という感じ・・・に見えたんだがな(-_-;)。全然カンケーないが、藤本さんってなんとなくだがHのヤブー様(藪くんの意)に似ている。ちょっとほっそりしたせいもあるかもしれんが・・・。いい男だなぁ・・・とちょいホレボレ〜の村井(-_-;)。
8回表。JRは古川くんから高木くんへスイッチ。関東自工は舟見さんからの攻撃。その舟見さんがショートへの内野安打で出塁。ちょっと嬉しいなぁ(^o^)。村井は密かに舟見さんをPushしていたりする。6番・古川くんもライト前ヒットで続く。7番・矢田さんはバントで送る。おぉ!! 高木監督勝ちにきたか?! 何てったって、私がこの試合で初めて見たバントだからねぇ・・・。その意気込みに選手も答えた!
8番・山本くんがレフト前、9番・南くんのPH、田中さんがライト前タイムリーを放って同点!! ベンチもスタンドもボルテージ上がりまくり!・・・が、勢い余った山本くんがサードでタッチアウトを喰らう(-_-;)。結果的にはこれが痛かった(>_<)。
8回裏。JRは若狭くんからの攻撃。若狭くんの当たりはサードゴロ。が、それをサードがお手玉(-_-;)。ちなみに、サードを守っていたのは、前の回にPHで出た田中さん。よく、守備が変わった人の所にボールが飛ぶっていうけどホントだなぁ・・・などと妙に感心してしまう。それに若狭くん自体もかなりのLucky boyだなぁ、うん。
7番・山本くん犠牲バント後、8番・久保さんがレフトへヒットを放ち1・3塁。そして、夏井くんのPH、流田くんがライトへ十分すぎるほどの犠牲フライを放ってJRがまた勝ち越した。
「さぁ、後がないぞ」の9回表。打順も2番からだというのに、ポカポカと打ち上げてくれてまぁ(^^;)。浅田くんが四球で出たものの、舟見さんがキャッチャーフライでゲームセット(関5−6J)。
見ている側からすると、『取られたら取り返す』というなかなか面白い展開のゲームだったっスが、関東自工にすれば勝ちたかった試合だったろうなぁ。一旦はリードを奪った訳だし。それを言えばJRだって、これで負けたら・・・ってぇのがあったとは思うけど。
それにしてもJRは若い! 主力のほとんどが20代前半ときたもんだ。きっと未婚率の高さは天下一品じゃなかろうか(笑)。若さ故の荒さもあるけど、これからちょっと注目していきたいナ・・・そんな気にさせるチームであることは確か。
対して関東自工。高木監督、苦悩の日々は続く(笑・・・大きなお世話(^^ゞ))。でも、今まで見てきた中では好ゲームの一つだわな。各バッターに“しぶとさ”が出てきたし。これでエースがしっかりすりゃあ・・・ってトコでしょう。
O・MA・KEなお話 〜其の壱〜
9回表、関東自工攻撃中の事。第2試合に出場するMMC岡崎の選手達が、次に備えて続々とベンチ横付近に集まりだした。・・・そう、私はMMC岡崎の面々に囲まれるという、喜んでいいのか悪いのかよぉわからん状況に追い込まれたのだった。こういう事態になれていない村井は焦りまくった。ホントはメチャクチャ嬉しかった(笑)が、態度に表していいってモンでもないしなぁ・・・とちょっとおどおどしていたら、後ろにいた選手(結局誰か判らずじまい(-_-;)。惜しいことをした(笑))が小声で「メーワクがってる・・・」。「へっ!?」と思って軽く振り返ったら、「おい、聞こえてるぞ」とか言われた(^^;)。しかし、「ヤオハンでこうなったら・・・」なんて想像が出来る余裕はちゃんとあった(^^;)。
私の横に座っていた選手(こちらも誰か判らずじまい(-_-;)。惜しいことをしたPART2(^^;))が呑気にシューズをスパイクにはきかえながら「延長になればいいのに」とぽつり。しかしその後、「でもちょっとムリっぽいよな、この状況じゃ」。怒れ、高木監督!!(笑)
そういえば、関東自工の櫟(“いちい”と読む)さんの奥様とお子ちゃまが応援に来ていた。奥様、とっても美人。櫟さんもいい男だから、必然的にお子ちゃまはVery Pretty。櫟さんを見つけるとすぐ「パパ〜」といって櫟さんに抱きついていた。きっとおウチでは優しいパパさんなのだろう。ちょっとほのぼの。
第2試合 NTT関西 VS 三菱自動車岡崎
先日、Tel.でM嬢と静岡大会の組み合わせのことで話をしていたとき、「MMC岡崎はオイシイぞ」と教わった。そういえば、『GRAND SLAM』のVol.4でも特集組んでもらっていたっけな・・・“今が旬”か(笑)、なんてぇことを、両チームの練習中にふと思ったりしていた。
N関西・辻本さん、MMC・岩下くんの先発で試合開始。
1回表。1番・谷くんがいきなりセンター前ヒットで出塁。2盗もあっさり決める。2番・北村くんショートライナー後、3番・山口くんの当たりはファーストゴロ。しかしカバーに入った辻本さんがランナーと交錯。どうやら軽〜くスパイクされたらしく、辻本さんがくるぶしの辺りを押さえながらうずくまった。ボールがファールグランドを点々とする間に谷くんホームイン。N関西にしてみれば、なんとも不憫な点の取られ方だわなぁ・・・。辻本さんはちょっと顔をしかめながら立ち上がった。・・・大事には至らなかった様子。よかった×2。
1回裏。MMCのベンチから大きなくしゃみが聞こえた。その主は五十川くん。鼻をぐしゅぐしゅタオルで拭きながら歩いてたから花粉症かも?! かわいそうに・・・。
試合に戻ろう(笑)。“全身バネ”(『びょ〜ん』って感じ(笑)。わかりづらい表現(-_-;))のような投球フォームの岩下くん。1番・羽生さんをレフとフライに打ち取ったものの、2番・伊藤くんがライト前ヒットで出塁。3番・山崎さんは四球。4番・山田さんのライトフライで伊藤くんがタッチアップから3塁へ。そして5番・新宅さんがライト前タイムリーを放って同点。岩下くん・・・気合は入ってるんだけどなぁ(^^;)。空回りしまくってる。
2回表は、辻本さんの「ぅおりゃ!!」(←1球×2こう叫んでおられた)に押されたのか目立った動きなし。
2回裏。8番・堀内くんがレフトを深々と破る2塁打を放つ。9番・大原くんのぼてぼてのファーストゴロの間に堀内くんは3塁へ。そして、1番の羽生さんがレフト線へ2塁打!で一応(笑(^^;))勝ち越し。更に乱れる岩下くん、2番・伊藤くんの足にDB。痛みが激しかったらしく、伊藤くんはベンチに。PRは林くん。
ここでMMCは岩下くんから花田さんへスイッチ。気合いのワリにはもたんかったなぁ、岩下くん。若いからね・・・何事も勉強×2。
2アウトながら1,2塁というピンチも、花田さんはベテランらしく、3番・山崎さんを空振り三振! 後続を断った。
3回表。1番・谷くんがレフトフェンス直撃の2塁打を放つ。2番・北村くんはサードゴロ・・・のハズが、サード堀内くんがファーストへ悪送球。谷くんは一気にホームへ・・・で同点。北村くんは2塁に進んだ。3番・山口くんのライトフライで北村くんはタッチアップから3塁へ。4番の加藤さんはライトへ大きな犠牲フライを放って、MMCが逆転に成功!・・・しかし長くは持たない(^^;)。
3回裏。4番山田さんがレフト前へ。5番・新宅さんの時、N関西はエンドランをかけた。取ったセカンドの戸崎さんは直接タッチに行こうとした(?)ものの、ボールを落としてしまいオールセーフ。6番・戌丸さんバントで送って2,3塁。7番・安西さんはファースト横を鋭く抜ける2点タイムリーを放って、N関西、再逆転!! その後、8番・堀内くん、1番・羽生さんがフォアボールを選んで2アウト満塁となったものの、花田さん、踏ん張る! 2番・林くんをショートゴロに打ち取った。
4回表。7番・高須さんがセンターオーバーの2塁打を放つ。8番・佐藤くんがバントで3塁へ進めたところで、N関西は辻本さんから中塚くんへスイッチ。村井は辻本さんの「ぅおりゃ!」&「よいしょ!」にカンドーを覚えましたワ(笑)。こういう気合いの入ったピッチャーは嫌いじゃないっス。
替わった中塚くんは、右でサイドスロー。・・・あれ? どっかで見た覚えが・・・。あ、どこぞの17番と一緒やワ(^^;)。それはいいとして・・・。
替わりっぱなの3球目、なんとパスボール。しかし、ホームを突いた高須さんはタッチアウト(-_-;)。さらに9番・首藤さんは見逃しの三振(-_-;)。
4回裏。3番・山崎さんにライト前へヒットを打たれたものの、4番・山田さんをサードゴロ、ダブルプレーに打ち取った。花田さん、頑張ってるゾ。
5回表。2番北村くん四球、3番・山口くんのレフト前ヒットで1,2塁。2アウト後、5番戸崎さんが初球をライトへ3ラン!!でMMC再×2逆転。さすがはキャプテン!
そういえば、球場では「穂のホームランは大会第1号です」とか何とかアナウンスしていたけど、ぜぇーったいにウソだな。浜松ではヤマハの松田くん、野沢さんがホームランを放ってる。
さらにMMCは、6番・辰巳くん、7番・高須さんがレフト前ヒットを放ち、たたみかけた。
ここでN関西は中塚くんから岡本くんへスイッチ。岡本くんは、見たいなぁ・・・と思っていた投手の一人。ほぉ・・・これが野茂系ヤンキーか・・・。野茂よりは全然細いやん(笑・・・それが見たかった理由か??(^^;))。そんなこたぁ、どうでもいい(-_-;)。その岡本くんは、8番・佐藤くんをセンターフライに打ち取って、ピンチを切り抜けた。
5回裏。7番・安西さんのセンター前、8番・堀内くんのレフト前ヒットでランナー2、3塁も、9番・大原くんのサードゴロで三本間に挟まれた安西さんがタッチアウト。その際、首藤さんのランナーの追い方が甘かったのか「早く追え!」の声が飛んでいた(確かにちょっと甘かったが(^^;))。
6回表。1番・谷くんがショートゴロエラーで出塁。谷くんは2アウト後、盗塁も決める。さすがは「プロからも狙われた」(by GRAND SLAMサマ)だけの事はある。3番・山口くん四球で1,3塁。ここで4番・加藤さん、レフト前にタイムリー!でその差は3点に広がった。しかし、安心できんのが社会人。
6回裏。MMCは花田さんから天辻さんにスイッチ。その天辻さん、2番・林くんに四球&暴投(-_-;)。そして、4番・山田さんにレフトへ持っていかれる。あらら(・_・;)1点差だぞ、おい(>_<;)。その後は5番・新宅さんをライトフライ、6番・PH脇門くんをセカンドゴロに打ち取った。あー・・・ひやひや(^^;)。
7回以降は目立った動きなし。7回裏から登板したMMC・永田さんや、8回表から登板したN関西・前田さんの1安打ピッチングのお陰様だと思う。特に、前田さん。前々から見たいと思っていた投手だっただけに、期待通りのピッチングをしていただけるとこちらも嬉しい(^O^)/。
とんでもなく気まぐれだった勝利の女神は、最終的に“三菱一家の末っ子”MMCに微笑んだ(M7−6N)。確かにMMCはオイシイかもしれない。すっかりハマっちまったよ(^^;)。都市対抗の東海予選、見に行きたい気分だワ(笑)
O・MA・KEなお話 〜其の弐〜
なかなかいい男さん揃いのMMC。愛しのEOSくんも大活躍!・・・といきたいところだったが、第1試合の7回or8回の途中辺りにヤオハンの皆様が球場へ到着、1塁側の上の方の席に続々と座り始めた。一応ヤオハンには面が割れまくっている&カメラを持っていることも(多分)知られているので、小心者の私はカメラを隠し(^^;)、バレないようにおとなし〜く見ていた。ちなみにヤオハンが来るまでの間は、関東自工を心行くまで撮っていた(どうしようもない奴(-_-;))。しかし、4or5回頃、ヤオハンがぞろぞろと球場の外へ出て行くのを見届けてから、EOSくんを活躍させた村井だった(更にどうしようもない奴(-_-;))。
スコアブックのつけられない村井は、メモを取って試合を見ることにした。出来ないなりのことをしよう・・・悪あがきのようだけどね。
しかし、メモだけでも取れば取ったなりに、試合内容をより詳しく覚えていられることを発見(今頃気付いたのか、お前(-_-;))。だから、いつも以上の膨大なページ数となってしまった、というワケ。
長たらしいので、ここまで読んでくださっている方が果たしておるんかいな?とギモンには感じられるけれど。自己満足以外の何ものでもないしね。
きっとこれからはここまで詳しくレポしないでしょう(笑)。ちょっと疲れてしまったワ(-_-;)。
(1995.4.28 発行 Vol.15 掲載)