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そこで、真のバリアフリーとは何だろうと考えます
「差別や偏見をなくすこと」や「障害者や高齢者にとってのの住みよい家、ハード的な段差解消などの設備面の改善」、などもバリアフリーの一環なのでしょうが、日本大学の関沢教授(工学博士)は、バリアフリーの建築設計にも熱心な方とうかがい、バリアフリーという言葉を真に理解して日本に持ち込んだ人でもあると聞きました。先生はいまバリアフリーという言葉が流行になっていて、「なんでもバリアフリーの○○」といって商売の種にしたり、また、建築の面では、段差解消の工事や、階段の手すりなどの工事への行政の補助金を悪用し、お年寄りをだまして、儲ける業者などがいて嘆かわしいと言ってらっしゃいます。
本当の意味のバリアフリーとは、バリアは「壁・障壁」、フリーは「ない」ということであって「差別や偏見をなくす」というもう1歩前の考え方で「読んで字の如く、”壁をなくす”ことであって、壁があるから偏見や差別が生まれる。生まれた差別や偏見をなくすことでは解決への努力には違いないが、壁があると、いくらなくそうと努力してもまた出来てしまう。ましてハード的改善のことではないと説明された。壁を作らないようにすることが真のバリアフリーなのです。と教えて下さいました
真のバリアフリーは、精神障害や身体傷害をもった人たちが、社会の中で普通の生活をおくれる社会をつくること、教育していく大人たちがしっかりとした考えを持ち子供を小さい時から教育していかないと実現は難しいと感じます。
アメリカにある「ギブ・キッズ・ザ・ワールド」の成り立ちや、その活動を支えている周囲の人たちの考え方、周囲の学校では、「ギブ・キッズ・ザ・ワールド」のボランティア活動を授業の一環としています。重度障害者の子供の夢を叶えるためだけではなく、実践を通じて、人に奉仕する喜びや人を思いやるこころを育てる教育実践が行われていることが凄いことだと感じました。
日本にも、「ギブ・キッズ・ザ・ワールド」があるといいなまた作っていくべきではと思います。
でも、まず出来ることから少しづつやっていくことですね。 |