H.25.06.07〜10
姫沼園地は、大正6年に、点在する小沼と湧き水を利用して造られた湖で、ヒメマスを放流していたことから「姫沼」と名づけられた。原生林に囲まれた湖には、逆さ富士が映る。全長1kmの探勝路を花ガイドと共に歩いた。
数年前に、利尻島に登るというツアーに申し込んだが、直前になって、体調を崩しキャンセルしたことがある。今度、また行く機会があり、行ってきました。 早朝、家を出て、羽田空港に向かう。「紋別空港が視界が悪く、羽田に引き返すかもしれません。」のアナウンスがあったが、定刻どうり、11時に出発した。運よく、霧も晴れて、紋別空港に12時45分に着いた。バスに乗り宗谷岬に向かう。
沼浦湿原は、オタトマリ沼と三日月沼の二つの沼を擁し、面積9ヘタールの利尻島最大の湿地である。今から7000年以上前に、マグマ水蒸気爆発によって出来た火口跡(マール)に縄文海進による海面上昇により水が溜り、その後の海退により今から4000年以上前に誕生した。ミズゴケが発達した高層湿原の周りには、アカエゾマツが広がり、カキツバタやネムロコウホネ、リシリアザミなどが咲きます。
南原湿原を花ガイドと一緒に散策する。メヌショロ沼を擁する面積6ヘクタールの湿原である。沼浦湿原と同様の形成をたどって出来た火口跡(マール)に、縄文海進による海面上昇で水が溜り、その後の海退により今から4500年前に誕生したと考えられる。湿原を形成する泥炭層(植物が分解されずに堆積した層)は、厚さ4mにも及ぶ。ミズゴケが発達した高層湿原の周りには、アカエゾマツが広がり、春の訪れを告げるミズバショウの大群落や、キバナノアマナが、初夏には、イソツツジヤツルコケモモ、ワタスゲ、秋には、タチギボウシ、サワギキョウをはじめとする100種類以上の植物が分布する。
クマゲラの説明をするガイド
北海道らしい、ゆったりした景色を見ながら、バスに揺られる。 牧草地には、タンポポの花が沢山咲いていました。北海道は、今、春真っ盛りで、桜、チューリップ、芝桜、など、春咲く花が全部いっせいに咲いています。
昼食は、海鮮丼だった。散策を終え、利尻ホテルに入る。元は、国民宿舎だったようですが、温泉もあり(茶色の湯)食事も美味しかった。
オオバノエンレイソウ
ザゼンソウ
クルマバソウ
エンレイソウ
ミズバショウの葉、花は終わっていた。
仙法志御崎公園は、利尻山から流れ出た溶岩から成る奇岩・怪岩が連なる独特の風景。磯の池には、ゴマフアザラシが二頭泳いでいて、魚の餌を貰っていた。ここから、利尻山が、海岸から伸びているのが良くわかる。
稚内からフェリーに乗って約1時間40分で、利尻島・鴛泊の港に着いた。
2日目
稚内の市内にある宿に入る。たこしゃぶなどの宗谷海鮮御膳をいただく。
ツバメオモト
ヒトリシズカ
港をでて、標高93mのぺシ岬、夕陽丘展望台を通り、富士野園地を散策した。
利尻島は、日本海に浮かぶほぼ円形の島で、面積は182.11kuである。人口は約5400人。語源はアイヌ語の高い山「リー・シリ」からくる。島の大部分は、利尻・礼文・サロベツ国立公園に指定されている。1848年、日本発のネイティブ英語教師となった、ラナルド・マクドナルドが上陸した。
北緯45度31分22秒の宗谷岬に日本最北端の地の碑が建つ。宗谷岬周辺には、宗谷丘陵が広がり、北海道遺産に選定されている。全国的に珍しい、「周氷河地形」がひろがる。この地形を利用した牧場があり、「宗谷黒牛」がのんびりと草を食べている。鹿やキタキツネも見ることが出来た。
北のいつくしま弁天宮。嵐の中、難破しかけた弁財船が弁天様のご加護で難をのがれたと言う伝説がある。
ポンシモリ島 ウミネコのコロニーがある。
ペシ岬
寝熊の岩。ガイドさんの話では、島には熊がいないので、この岩を熊にみたてて祭りをするということです。
この辺りは、エゾカンゾウの群生地だが、今回は、クロユリ、センダイハギを見ることが出来た。
6月なので、まだ雪の残る利尻山(1721m)が、島のあちこちで見られ、姿を変える。
人面岩 目を閉じた男の横顔に見えると言う奇岩。
ミツガシワの群落
ワタスゲ
シャク