1日目

昨年の12月にインド旅行を計画していたが、ムンバイのテロがおきて、中止になった。ビザの有効期間が6ヶ月ということと、気候的に今が最後なのではと、思い切って出かけました。  インドは色々な旅行社が企画しているが、夫が行きたいカジュラホが入っているツアーがなく、JTBの2名から出ると言うツアーに申し込んだ。日本から添乗員が行かないということに、一抹の不安があったが、インドで、スルーガイドが待っているということで、出かけた。  成田発12:00のエア・インディア1307は30分遅れで、離陸した。機内は空いていて、横になって寝られたのは良かった。  22:40 40分ほど遅れて、デリーの空港に着いた。デリーにガイドが待っていない!! 空港を右往左往し、現地の旅行社に電話をして分かったことだが、ガイドはムンバイで待っているので、私達は、デリーで入国せずにムンバイまで、自分で行かなくてはならなかったようだ。  入国してしまったので、また 乗券を発行する場所を探してうろうろし、やっと手に入れて、ムンバイ行きのゲートにたどり着いた。  二人の空港関係者が近づいてきて「お前達の荷物はデリーにある。ムンバイに行ってもない」というようなことを言う。貰ってあった荷物のタグを見せると、OKサインを残して去っていった。日本人の荷物が残っているのだろうか?  やっと飛行機に乗り、2時間のフライトの後、ムンバイでガイドと合流し、ホテルに着いたのは夜中の1時過ぎだった。

ホテルでナンを焼いている。実演をしてくれた。

豆の粉を焼いたおせんべいのようなもの

エレファンタ島の由来は、16世紀、ポルトガル人が第一石窟の洞窟の前にエレファントの巨大な像があったのを発見したからである。今は、ビクトリア公園にあるそうだが、妹尾河童さんの本によると壊されてセメントで修復されているそうだ。

エレファンタ島

東院の入り口

砂糖きびを絞ってジュースにして売っている。

インドでの始めての食事で、3種類のカレー料理が出た。手で食べるインド人のために食事のあとレモンの浮いたフィンガーボールが出てきた。茶色のアイスクリームはインドのアイスで硬かった。

守護神 と中央のリンガ

2日目

ヨガで瞑想するシヴァ神

両性具備のシヴァ神

インド浪漫紀行

(エローラ・アジャンタ、官能のカジュラホ遺跡と憧れのタージ・マハール)

ザ・ミラドール・ホテル・ムンバイを8:30にでて、世界遺産エレファンタ島に向かった。  ムンバイはボンベイと呼ばれていたが、1995年、イギリス統治前のムンバイに戻された。ムンバイ湾に面したアポロ埠頭にはインド門が建っている。1911年に英国王ジョージ5世夫妻の来印を記念して建設された。  広場の向かいには、タージマハルホテルのパレス棟とタワー棟があり、昨年11月26日のムンバイ同時多発テロで占拠され、多数の人が殺害された。パレス棟の最上階と屋根は火災で焼失したが、現在は修復され何事もなかったかのように華麗な姿で建っていた。

2009.3.25〜4.01

ヒンドゥー教の三大神はそれぞれ神妃を持ち、多様に化身をする。。ブラフマーは世界創造神で、水鳥ハンナに乗る老人の姿で表す。 ヴイシニュ神は世界維持の神、自愛の神で、鳥神ガルーダに乗る。シヴァは破壊と再生の神で、トラの皮をまとい首にコブラを巻く。乗り物は牡牛のナンディ。

エレファンタ島には、ここから小船に乗って約10KMを1時間かけて行く。島は周囲7KMで、人口は1600人、島の左側に回りこんで船を着けた。小さなディーゼル車で1分ほど走り、終点から階段で約100段登ると、ヒンドゥー教の石窟遺跡がある。両側には、露天が並び、呼び込みがうるさい。  足の弱い方は、4人で担ぐ輿に乗っていくことも出来る。

3日目へ

インドといえば、カレーにナンだが、インドではナンより、チャパティという薄焼きパンのほうが食べられているようだ。ナンは発酵させて、タンドリーで焼く。チャパティ ロティは全粒粉を発酵させず、こねて薄くのばし、鉄板やフライパンで両面を焼く。簡単に出来るし、全粒粉を使うので、消化もよく、体にいいそうです。実際ロティのほうが良く出ました。

ホテルでの夕食も昼と同じようなカレー料理だった。

海岸線のそって新しいムンバイの街が広がる。

駅の向かいに建つ、市庁舎。ビクトリア様式の建物

世界遺産チャトラパティ・シヴァージ・ターミナス(旧ビクトリア駅) インド西部の各鉄道の起点で、イギリス領時代に建てられた。

ムンバイは、人口1900万人の世界でも5番目の大都市で、旧市街はイギリス統治時代に建てられた建物が多く残っている。町には、トラック、自動車、タクシー、オート・リクシャー が警笛を鳴らし我先に走っている。その間を人間が歩き、(横断歩道が少ない)真ん中に取り残された人がいるが、器用によけて車が走っている。  オート・リクシシャーとは、三輪のタクシーで、三輪自動車を改良して、人を乗せられるようにしている。屋根はあるが側面は開いている。都市では3人ほどのお客を乗せているが、地方に行くと10人くらい乗っているのは普通に見られる。語源は人力車だそうだ。河童さんは人が漕ぐリクシャーに乗っていた。今でも時々見かけた。

ガイドさんが買ってくれたスターフルーツ。酸っぱくて美味しかった。

ターキー

船に乗りエレファンタ島を後にした。

20ルピーとうるさいおばあさんと写真を撮らされる。

左右の怒った顔と悲しい顔がついている。

シヴァの三面神

踊るシヴァ神

怒るシヴァ神

船着場に到着

インド門

タージマハルホテル