4日目
十勝幕別モール温泉 モールとは太古の昔に地下に沈んで堆積した植物が層になりその堆積植物層を熱水が通って湧き出した世界でも珍しい温泉で、お湯は淡い茶色をしていて、植物繊維を含んでいる。このホテルにはモール温泉「丘の上の美人湯」が併設されていた。こじんまりした12階の展望浴場もモール温泉だった。
海産物のお店で最後のお土産を買い求め、新千歳空港に着いた。添乗員はこの空港までなので、お別れした。フライトまで3時間あまりの時間があったが、何とか時間をつぶし20:00発の飛行機で中部国際空港に21:40に着いた。定刻に着いたので最終のバスに間に合い、浜松西インターまで東名の集中工事で遅くなったが何とか着いて、家に着いたのは日付が変わった16日1:50だった。
4日間で約1500km走破しました。
静内は2066年の合併で三石町と合体し新日高町になった。アイヌ語の「ヌッナイ」(祖母の沢)、または「ストゥナイ」(ぶどうづるの沢)からくる。全国の競走馬の80%は日高地方で生産される。静内からはトーショウボーイ、ウイニングチケットなど、新冠の牧場からはハイセイコー、ナリタブライアン、オグリキャップなど、浦河町の牧場からはシンザンが出ている。ばんえい競馬は競走馬がそりを引き速さを競うものだが、現在公営のばんえい競馬は帯広市のみです。
O黄金道路 国道336号の日高管内えりも町から広尾町広尾橋までの31.7kmで、日高山脈襟裳国定公園内を走る道路の通称。整備は難航を極め「黄金を敷き詰めるくらいの金額を要した。」ことからこう呼ばれる。落石も多く覆道(シェード)が作られている。太平洋の波で悪天候の時は通行止めになる。 せり出した断崖と太平洋にはさまれた雄大な景観を楽しめる。
昼食はえりも鮨セット。ほかに海鮮ラーメン、海鮮丼があった。
Q日高線 (海沿いを走る海岸列車)
玉砂利の上に昆布が干してある。海には小船が浮かびお父さんが昆布を採っている。
えりも岬到達証明書
北緯41度55分28秒にある。日高山脈の最南端で、太平洋に向かって突き出し、岬の先7kmまで岩礁群が伸びている。 岬の周囲は高さ60mの断崖で、三段に及ぶ海岸段丘が発達している。襟裳岬灯台は海抜73mに立っている。 黒潮(日本海流)、親潮(千島海流)がぶつかり濃霧が発生しやすい。えりもとはアイヌ語の「エンルム」つきでた頭、とか「エリモン」うずくまったネズミからとか言われている。
新千歳空港で食べたラーメン
日高本線は苫小牧駅から様似駅までを結んでいる。今回は静内駅=新冠=節婦=大狩部=厚賀=清畠=豊郷=日高門別間を乗車した。静内は馬の町らしく駅前に馬の像が立っている。大狩部は泉ピン子主演のTVドラマのロケ地になったとの看板が。 海沿いを走る海岸列車がうたい文句だったが、私は山側だったのでローカル列車に載ったという感想だけだった。 広大な牧場には、サラブレットが草を食んでいた。生まれたばかりの子馬も寝そべっていた。
このあたりは北海道の開拓時代に木を切ってしまったので乾燥が進み砂漠化し砂が家の中までおし寄せるようになった。緑がなくなって土砂で海が汚染され昆布が生えなくなり、サケや回遊魚が来なくなった。1953年〜1999年にかけて黒松を植林し苦労の末緑化運動は成功した。
(十勝幕別温泉〜黄金道路〜えりも岬〜海岸列車〜新千歳空港〜中部国際空港)
P襟裳岬 (幌泉郡えりも町えりも岬)