L旧国鉄士幌線・タウシュベツ橋梁 M糠平湖
3日目 (紋別温泉〜錦仙峡〜石北紅葉列車〜キタキツネ牧場〜三国峠〜タウシュベツ橋梁〜糠平湖〜然別湖〜十勝幕別温泉)
キタキツネ牧場
J難所常紋峠越え
H錦仙峡 (紋別郡滝上町元町)
然別湖から南に5km十勝平野に下りてくると道道85号線沿いに扇が原展望台がある。 日高山脈と十勝平野が一望できる。が日が暮れかかっていてはっきりとはしなかった。眼下には自衛隊の演習場があり、立ち入り禁止になっている。
ホテルの窓から紋別港を望む
十勝河東郡鹿追町の大雪国立公園内にある。標高180mで北海道で最も高い所にある湖である。火山の噴火の陥没で出来たカルデラ湖とも、川がせき止められてできた火山性せき止湖とも言われる。周囲13.8km、最大水深108m、弁天島という小島があり小さな鳥居がたっている。流入川はヤンベツ川、流出川は然別川。白雲山(1187m)、くちびる山といわれる展望山(1173m)などの東大雪山系の山々に囲まれる。 さざなみが綺麗なことでも有名である。 イワナ科の淡水魚で陸封され固有種になったオショロコマの亜流のミヤベイワナ、ニジマス、サクラマス、ワカサギ、ウグイなどが生息している。
毒舌、年齢不詳のガイドさん
白樺の白い色が美しい。
北見富士(留辺蕊)。
石北線の白滝駅から 10:20 特急オホーツクに乗る。白滝〜丸瀬布〜遠軽〜生田原〜留辺蕊まで1時間20分の旅で湧別川の紅葉を見ながら、難所常紋峠を越え、留辺蕊に着いた。石北本線は新旭川駅から北見駅をへて網走駅までを結んでいる。北見市と遠軽を結ぶ常紋峠下を通る常紋トンネルが建設された。人家のまったくないこの区間は同線の難所の一つで、標高300m、全長507のトンネルを掘るのに3年あまりかかった。過酷な労働で建設され、「人柱が埋まっている」と噂されたが、実際に人骨が出ている。遠軽駅でスイッチバックになっている。湧別川は遠軽町の天狗岳付近を源として丸瀬布(マルセップ)川、武利(ムリイ)川、生田原川をあわせて湧別町の港でオホーツク海に入る。全長87km、サケ、マスの遡上が見られる。11:38 留辺蕊(ルベシベ)駅に着いた。
滝上町から白滝駅までのバスの車窓からの紅葉と雪の山々。
N然別湖(シカリベツ)
旧国鉄士幌線の糠平駅から幌加駅間に建設された。1955年に糠平ダムの完成とともに新しい線路がしかれ、使われなくなり水位の変動とともに「幻の橋」になる。6月頃から沈み始め10月から来年の1月までは水没する。今の時期はすっかり水没していて写真でしか見ることは出来ない。
2,3日前に降ったという雪が道端に除雪されていた。天気が良ければ大雪山系の山々、南クマネシリ山(1560m)、温泉山(1280m)、ホロカ山(1166m)、ウペペサンケ山(1848m)、ニペソツ山(2013m)が見えるはずだった。生憎というか幸運というか雪がちらちらしだした三国峠を後にしました。
三国トンネル
K三国峠は上川郡上川町と河東郡上士幌町を結ぶ国道273号線の峠。標高1139mで北海道で一番高い所にある峠。旧石狩国、十勝国、北見国の境界付近にあることからこの名前になった。実際は石狩と十勝にまたがっている。三国山(1541m)の西方を越える峠だが、現在は三国トンネルにより越える。少し下がると堰止湖の大雪湖が現れる。
北海道には○○富士と名前が付いた山が15山ある。北見富士も留辺蕊町にある1291mの山と丸瀬布町にある1306.5mの山がある。留辺蕊のほうはアイヌ語でユクリヤタナシ(鹿の越年する高山)と呼ばれ、現在は登山道が荒れて藪こぎで大変なようだ。丸瀬布の山はローソク岩、マンモス岩などの奇岩、春のツツジ、秋の紅葉、落差300mの千間の滝と人気がある。
錦仙峡は渚滑川にある渓谷で、両側には2kmの遊歩道があり、春は清流に映える新緑、夏は木陰の涼、秋の紅葉と四季折々に楽しめる。またバードウオッチングの場所でもある。 (たきのうえ)町名は沢山ある滝の上のある町という意味でつけられた。洛陽の滝、白亜の滝、白馬の滝がある。ポンカムイコタン(神が創造した風景の良い景勝地)と呼ばれる。
広大な十勝平野を通って十勝グランヴィリオンホテルに入った。夕食はバイキングだった。 十勝平野は西は日高山脈、北は石狩山地、東は白糠丘陵に囲まれ、南は太平洋に面し、北海道の10%の面積を占める。平野の中を十勝川が流れ、中心は帯広市で、畑作や酪農の大規模農業で、大豆、小豆、甜菜、ジャガイモなどをつくっている。
ところどころに残る橋梁の跡。
昼食は私が石狩鍋、夫は鹿肉しゃぶしゃぶ定食を頼んであった。真ん中のコロッケのようなものはイモモチといって、つぶしたジャガイモに片栗粉をいれて練り油で揚げたものです。