(稚内温泉〜宗谷丘陵〜宗谷岬〜サロベツ展望台〜天塩川展望列車〜朱鞠内湖〜紋別温泉)

2日目

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ホテルめぐまの窓から稚内の海と野寒布(ノサップ)岬が見える。強い風の中海まで散歩した。何も無いところだったが綺麗に掃き清められたお寺を発見した。草紅葉が美しい。

E名山台展望公園 (手塩郡幌延町下沼)
国道40号線沿いにある。サロベツ国立公園の湖沼景観を一望できる。サロベツ原野の向こうに利尻富士が望める。 約150段の階段を上がると展望台があるが、木が茂っていて眺望はあまりよくないが、頂上に雪を被った利尻富士が見えた。見える沼はパンケ沼だろうか。

この近くにメグマ沼があるところからつけれた名前だそうです。

間宮林蔵は江戸時代後期の隠密、探検家でもある。伊能忠敬に測量技術を学び、西蝦夷地を測量している。また、北海道からカラフト、千島列島に20年以上住み、カラフト探検ではカラフトが島であることを発見し「間宮海峡」の名を残している。

今日の昼食は食堂で自由に取ることになっていたが、人数が多いということであらかじめ注文をとった。私は「やまべ定食」を頼んでおいた。やまべとは山女のことでこちらではやまべと訛るようだ。このお店はやまべ専門店だったので正解だった。やまめを開いて揚げ甘辛の汁がかけてあった。

太陽光発電のパネル

カラフトとは「カムイ・カラ・ブト・ヤ・モシリ」というアイヌ語で(神が河口につくった島)という意味。黒竜江(アムール)の河口から見てその先に位置するという意味。

G朱鞠内湖 (雨竜郡幌加内町
雨龍川上流のプトカマベツ、ウツナイ、シュマリナイの三つの川をせき止めたダム湖で、周囲40km、水深284m、針葉樹、広葉樹の広大な森が広がっている。北にピッコリ山(1032m)を仰ぎ、湖には大小13の島が浮かぶ。「幻の魚」イトウ、サクラマス、マメマス、などが釣れる。冬はワカサギ釣りが出来る。 −41.2℃の日本最低温度を記録している。  雨竜第一ダムの朱鞠内湖と第二ダムの宇都内湖がつくられ、朱鞠内道立自然公園に指定されている。シュマリナイとはアイヌ語でシュマ(石)リ(高くある)ナイ(川)という意味。

天塩中川 12:36の列車に乗る。一両編成と聞いていたが、二両だった。運転手さんに聞くと、「今日は二グループの予約がはいっていたので二両で走っています。」ということだった。地元の方も一緒に乗って13:08 音威子府に着いた。沿線は紅葉が綺麗だった。  先まわりして駅で待っていたバスに乗り、走っているとさっきの列車が少し先を走っている。13:41だったのでバスと同じくらいの速度で走っているようだ。しばらく並走して、見えなくなった。

宗谷丘陵
利尻島、礼文島の島影を見ながらバスは海沿いを走る。よく晴れた日にはロシアのサハリン(カラフト)が見えるそうだが、今日はうっすらそれらしき影が見えた。やがて宗谷丘陵の中を走る。宗谷丘陵とは宗谷岬の背後に広がる丘陵で高さ20m〜200mの稜線や谷も丸みを帯び、笹や低木に覆われている。周氷河地形の流土現象で、大地が凍ってはとけるを繰り返し、険しい山々も平坦でなだらかな周氷河性の波状地になってしまう。最後の氷河期、ウルム氷河期末期と言われている。

ノサップ岬

朱鞠内からオホーツク海に面した興部(オコッペ)に出て、紋別温泉の紋別プリンスホテルに入った。特別料理を頼んであったので、今日も蟹を堪能した。蟹のしゃぶしゃぶが美味しかった。 紋別市は、オホーツク海に面し、冬季には流氷が接岸する。中央を流れる藻鼈川(モベツ)を指すアイヌ語のモベッ(静かである川)の意味。 日高支庁の門別町(現日高町)と区別するためオホーツク紋別、北見紋別とも言われる。

サハリンとは「サハリヤン・ウラアンガ・ハタ」という満州語で(黒竜江の対岸の島)という意味。江戸時代には北海道を示す蝦夷地に対して、北蝦夷と呼ばれていた。

干草をロールにしてラッピングする。

天塩川にかかる手塩大橋をわたる。 これからガイドさんが「飽きたね。」というほど何回も渡り返すことになる川です。

地平線にサハリンが見える。ここから43kmの距離にある。

日本最北端の地の碑

アルメリア(ハマカンザシ)

大岬旧海軍望楼
昭和35年、国境の備えとして旧帝国海軍が建設した。

D宗谷岬 (北緯45度31分14秒)最北端にあり、オホーツク海、日本海の二つの海に挟まれ、一年をとおして風が強い。今日は雨模様の日だったが、風はほとんどなく拍子抜けだった。

うっすらと利尻島が

稚内港にある海産物のお店でお土産を買う。生きた毛蟹、帆立、生鮭、ありとあらゆる海産物が売られていた。港には漁船が並び、遠くには利尻島、礼文島に行くフェリーがとまっている。

サロベツ原野は「サル・オ・ベツ」(葦原を流れる川というアイヌ語)
最北端に広がる23000haの広大な湿原は「利尻・礼文・サロベツ国立公園」に指定されている。中央に位置する原生花園はツルコケモモ、ヒメシャクナゲ、エゾカンゾウ、エゾリンドウなど春から秋にかけて約100種の湿原植物や花々が咲き乱れる。

今年は7月の長雨で牧草の生育が良くないが、あきらめて草刈している〜ガイドさん談

日本最北端到達証明書

間宮林蔵の立像

宗谷本線 天塩中川〜佐久〜筬島(おさしま)〜音威子府(おといねっぷ)

F天塩川紅葉列車