6日目

早朝ホテルを出発して、シュベリーンへ、212km、3時間走ります。 ドイツは山がほとんどなく、道は平原を走り、トンネルはありません。またエコの国ということで、風力発電の風車や太陽光パネルを屋根の上につけた家が多く、空き地にパネルが並べられていました。

7日目へ

トラヴェ川

リューベック名物のマルチパン(マジパン)はアーモンドの粉で作った砂糖菓子。様々な形をしたものが売っている。ひよこのお菓子を購入した。

マルクト広場に面したお店で、昼食。 アスパラガスのクリームスープとポークの煮込み

シュヴェリン城

七つの湖の町と呼ばれ、湖水地帯にある古都シュヴェリ-ンは、戦後は、メクレンブルク地方きっての産業、文化の中心地として栄えてきた。スラヴ人の居留地がその起源で、その後ザクセン人に征服された。1160年ハインリヒ獅子公から自治権を与えられ、まもなく司教座が与えられた。中世から近世にかけて、メクレンブルク公領メクレンブルク・シュヴェーリン公領の都であった。第二次世界大戦後は東ドイツ領となる。内部もガイドさんの案内で見てまわる。紙でできた装飾にびっくり。王子がボールを投げて出来た傷とかありました。伝説によると、小人のペーターという精霊が城の番人として、人々を守っているそうで、近世の騎士の格好をして、城内の鍵やランタン、短剣を持つ姿で描かれている。日本の座敷わらしみたいですね。

今日は、祝日と言うことで、お菓子屋さん以外は営業できないと言うことは聞いていたが、まさかレストランが閉まっているとは!!「夕食はニシンです。」と聞いていたので、楽しみにしていたが。しばらく町を散策して、「お寿司がいい」とか、「マックでも」とかいろいろ言っていたが、最終的に近くのイタリアンレストランで、塩の利きすぎたサラダと茹ですぎのパスタを食べることが出来た。その後、ホテルへの道で、遅くなったからか分からないが、バーが下がっていてバスが入れない。通りかかったバスのドライバーと話をして、「ついておいで」と言うことで、ついていくとバスが通るとバーが上がり、一緒に入ることが出来た。その後、ホテルの場所も聞きながらやっと着いた。今日のホテルはビジネスホテルで、鍵がやたらと難しく、電話もなく、シャワーだけだった。

アルスター湖の向こうに市庁舎の塔が見える。1886年〜97年にネオ・ルネッサンス様式に建てられた。ハンブルク州議会の議事堂でもある部屋数が647室もあり、バッキンガム宮殿より6室多いというのがハンブルクっ子の自慢。

その後、約66kmを1時間走って、ハンブルクへ。ハンブルクはドイツ最大の港湾都市だが、エルベ川の河口から約100kmもさかのぼった所にある河川港である。12世紀から交易の中心地として発展し、14世紀には、ハンザ同盟の有力都市として栄えた。大戦の破壊により、古い町並みは殆ど残っていない。音楽家メンデルスゾーンヤブラームスの生誕地であり、ビートルズは下済み時代に活躍していた。

マルクト広場に面した市庁舎は、黒レンガ造りで、最も古い13世紀に建てられた南側の破風や、風を通すための大きな丸窓も特徴的。

マリエン教会は、1250年から1350年にかけて造られたゴシック様式の巨大な教会。1941年の英軍の空襲で破壊されたが、戦後復元された。2本の塔の真下には、戦災で地面にめり込んだ鐘が、そのままの姿で残されている。

リューベックの旧市街地は、トラヴェ川とトラヴェ運河に囲まれた中の島にある。ホルステン門は1464ねん〜78年に建築された。厚さが3.5mにもなる壁の重みで、建築中からすでに地面にめり込んでしまった。良くみると塔が傾いている。入り口の金文字「CONCORUDIA DOMI FORIS PAX」はラテン語で「内は団結、外には平和を」と言う意味。

当時の倉庫群

旧市街の 屋敷街

今までも、菜の花畑はありましたが、北ドイツは菜の花が満開で、一面に菜の花畑がひろがっています。サヴィーナさんが一箇所でバスを停めてくれました。菜の花畑の間をサイクリングしている人たちがいます。小麦と菜の花を毎年交互に植えるのだそうです。

昼食後、71km走り約1時間でリューベックへ。13〜14世紀のハンザ同盟が栄えた頃に、その中心で、「ハンザの女王」と呼ばれた。バルト海や北海で荷揚げされたニシンなどの海産物の取引場だった子の町へ、各地から商人が訪れた。ここから南へ80kmほどの所にある塩の産地リューネブルクから海産物を運搬するための塩が運ばれ、その塩はリューベックをへてロシアや北欧に輸出された。塩のたどった道は「古い塩の道」と呼ばれている。3人のノーベル賞受賞者を出している。トーマス・マン、ギュンターグラス(共に文学賞)ウイリー・ブラント(平和賞)を輩出している。

2ユーロコインは、表は各国共通だが、裏は、その国の独自のデザインになる。ドイツでは、毎年一つの州をピックアップして、その州の有名な建物をデザインする。右は、2012年製で、バイエルン州のノイシュヴアンシュタイン城が刻まれている。

戦勝記念碑

聖ミヒャエル教会は、バロック様式の、プロテスタントの教会。「ミヒェル」という愛称で親しまれている。塔の高さは132mである。添乗員の嶋本さんと。

今日は、キリストの昇天祭で、ドイツでは「父の日」でもあり、あちこちで、男の人が昼間からお酒を飲んで騒いでいる。

シュヴェリ-ン湖を背景に

マルクト広場に立つ市庁舎と大聖堂

ホルステン門

カタリーネン教会は、入り口上部の彫刻が美しい。

バスは、ハンブルクに入ると、川沿いに走る。川の向こうに倉庫街が見える。中心部の南側の運河沿いに、100年以上前に建てられた赤レンガの倉庫が立ち並ぶ。