朝、ホテルを出て、バスでアムステルダムから北に15Km走る。辺りは「ヴァーテルランド」と言われる湿地が広がり、風車の村として知られ、今でもマスタード、製材、油、塗料などを作るために、動いている。風車や民家をここに移転させて保存することになったオランダの明治村のようなところである。

ムントタワー 17世紀にアムステルダムの町が大発展を遂げると、それまでシンゲル沿いに町を取り囲んでいた城壁が取り払われた。その残った塔の上に時計台をつけた。ムントとは貨幣のことで、1672年にフランスが侵略した時にこの塔の中でお金を作った。

王宮 現在は迎賓館として使われている。1655年、市庁舎として建てられ、フランス侵略時代に、ナポレオンの弟ルイ・ボナパルトが王宮として接収。その後返還され、新王朝に献上された。

町の中を散策しながら夕食のレストランに行く。

ミュージックシアター(ネーダーランスオペラとナショナルバレエの本拠地)

ザウダーゼーと呼ばれる入り江にアムステルダム川が流れ込んでいて、13世紀に河口近くの平地にダムを造り人々が住み始めた。港町として力を付けていったアムステルダムは、各地で迫害を受けた人々を受けいれた。スペインからの独立戦争の後、17世紀には、世界初の株式会社・東インド会社の拠点として栄え、世界一の港町に発展した。ドイツ占領下の第二次世界大戦中には、アンネ・フランク一家などユダヤの同胞をかくまった。

バスで約35km走って、ホールンのミニSLの駅に到着する。ホールン〜メテンブリック間SL列車に乗る。

ダム広場に立つ戦没者慰霊塔。アムステルダムの歴史が始まった場所でもあり、アムステル川をダムでせきとめて発展した町の中心地。

水門

七つの橋(ヘーレン運河からそれに交わるレギュレリウス運河を望む7つのレンガ造りの橋が一直線に見える。)前の船が邪魔で見えなかった。

ゴッホや、ゴッホに影響を与えた同時代の画家、ゴーギャン、ロートレックなどの絵画を展示している。ゴッホの作品は「寝室」「ひまわり」「麦畑」「馬鈴薯を食べる人々」やミレーの模写などが収蔵されている。「ひまわり」はイギリス・ナショナルギャラリーに貸し出されていてなかった。

アムステルダム中央駅は、東京駅のモデルにもなった。1889年に完成し、右側の塔が時計台で、左側が風向計になっている。  オランダは、自転車大国で、国民一人当たり1.1台で、世界一。特にアムステルダムは平坦な道が多く、自転車専用道路もあり、猛スピードで走っている。

アムステルダム

建物の最上階から、棒のようなものが突き出ているが、家具や荷物を窓から入れるために、どの建物にも付いている。

エルテンスープとポークシュニッツエルの昼食。エルテンスープは青豆に野菜や豚肉、ソーセージなどを入れて煮込んだスープ。色は悪かったが美味しかった。

1時間15分の列車の旅を終え、バスで約44km走って、アムステルダムに帰った。

途中でとまった駅にあったトイレ。前にいた外国人が写真を撮ったりして盛り上がっていた。丸い穴のあいた所に座るトイレで、はじめて見た。

出発時間を大分遅れて出発したと思ったら、後戻りを始めた。後で聞くと、最後部の列車を連結し忘れ、1両置いてけぼりをしたのだ。つなぎ直して再出発した。のどかな風景が広がる。牛やヤギが放牧され、キジやウサギも見られた。食べ物、飲みものの販売もあり、パンケーキをたこ焼きのように丸く焼いたボルフェルチェを食べた。砂糖がかかっていて、バターが添えられていた。

ホールン

木靴屋さんに入ってみる。オランダといえば木靴が有名だが、湿地の多いオランダでは、ぬかるんだ土地の上を歩くのに木靴が適しているのだそうです。今でもガーデニング用に利用されているようで、断熱効果によって冬でも暖かい履物だそうです。職人さんが、木靴を削る実演をしていました。

春彩オランダ・ベルギー・ルクセンブルク10日間

H.26.04.04〜13

13時50分のKL-0864機で成田空港を出発し、11時間40分のフライトで、オランダ・アムステルダム・スキポール国際空港に着いた。その日はバスで空港近くのホテルに入った。ルギー、オランダ(ーデルランド)、ルクセンブルクの頭文字をとって「ベネルクス」と呼ぶ。関税同盟を結ぶなど、密接に係わり合い、それぞれの国が個性を持っている。

アムステルダムに着くのが遅れたため、自由時間が少しになり、私達は、駅前にある、「聖ニコラス教会」に行ったが、ミサが行なわれていた。中には入れたが合唱隊の賛美歌を聴いただけで出てきた。18887年に建てられたローマン・カトリックの教会で聖ニコラスはサンタクロースの元祖とも言われている。

水面より低い位置にあるオランダは、昔から水害対策、干拓用として風車が作られた。以前は1万基もあると言われたが、今は約千基が残っている。  風の力で大きな羽を回し、その動力で水車を回し低い位置の水をくみ上げ高い位置の運河へと運ぶ。鉱石を砕く風車の内部を見学した。上から見た湿地帯に水路が走る風景。

チーズ工房を見学する。庭には、ハイジの時代に使ったと思われる、煮詰めてチーズを作る釜があった。民族衣装を着た女性が、チーズの作り方を説明する。

魚料理の夕食。ドレッシングが甘かった。

オランダは、オランダ王国で、面積は九州と同じくらいで、首都はアムステルダムである。

マヘレのハネ橋(17世紀に造られた木製の橋)

アンネ・フランクが隠れていたアパート(赤い窓)

トラムが走る。

アムステルダム中央駅

3日目へ

チューリップ畑が現れる。

国立ゴッホ美術館(撮影禁止)

運河クルーズ(50分)

怪しげな通り。オランダでは、大麻などは、決められたショップや、自宅での使用は認められているそうです。そのような店があるような雰囲気でした。

2日目

ザーンセ・スカンス