帰りに、少し道からそれて、ライオン・トリクリニウムに寄った。入り口にライオンのレリーフがある。(近くに寄れないので良く分からないが、うっすらと)窓が風化して入り口とつながった。1世紀前半のナバテア人のお墓。

列柱道路 ロバがい行き来している。

6日目

ホテルの前 コフィーアをつけたk氏と一緒に。

ペトラ遺跡

「時の刻みと同じくらい古いばら色の都市」と、ビクトリア時代の詩人が称したペトラは、1812年スイス旅行家に発見されるまで、知られることはなかった。深い渓谷により構成された天然の要塞で、新石器時代から集落が形成されていた。 旧約聖書に登場するエドム人の首都セーラもここにあったと考えられている。 紀元前4世紀、隊商民族ナバテア人がエドム人を駆逐して王国を築いた。アラビア半島からアナトリア、エジプトを結ぶ交易路の要衝に位置し、商隊から通行税を徴収し、食料や水を提供し、富を蓄えていった。こうした経済的基盤を背景に、ヘレニズム後期、ローマ時代と繁栄をして、数多くの遺跡を残した。  「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」のラストシーンにも使われたエル・カズネなどが有名。

エル・カズネ は「宝物殿」という意味がある。蛇行する「シク」を入り口から30分くらい進むと突然視界が開け、6本の円柱が支える巨大な遺跡が現れる。高さ40M、幅28Mの崖を深く掘りぬいた神殿の風貌をもつ巨大モニュメントである。上層と下層を結ぶ中央部には三角形の破風があり、上層中央部には円錐形の天蓋を載せたトロス(円柱円形堂)がある。墳墓、神殿、霊廟などさまざまな説が唱えられているが、ファラオの宝物が隠されているとの伝説が流布し、トロスを開けようとしたベドウィン族が残した小銃の跡がある。

山肌に残る住居跡か、お墓の穴

エド・ディル  昼食を済ませ、12人が参加してエド・ディルへ登り始めた。階段が続き結構険しい。ディルとは修道院を意味し、かってはここに修道士達が住んでいた。高さ40M、幅50Mあり、2層構造で下部中央に入り口がある。上階には8本の円柱、中央に頂上に高さ9Mの壷を載せた円柱円形堂である。ナバテア王国末期、1世紀のラベル2世の時代に、神格化され、崇拝されたオボダス王に捧げられた神殿と考えられている。

シク

円形劇場  17の墳墓を過ぎると、円形劇場が見えてくる。33段の階段席は赤みがかった砂岩を掘り造られている。かっては、3000人収容できたというが、風雨のよる侵食が激しい。 エルカズネと同じ、ローマ時代に造られたとされていたが、それより古い1世紀に建造されたことが調査により判明している。

ペトラ AM.8:30〜アンマン PM.6:45

劇場まえの広場に井戸があって、アラブ人が壷で水を汲んでは大きな声で何か言ってまた水を井戸に流していた。何しているのか良くわからない。帰りに通ったらもう撤収していなかった。

シクを通り、シクの入り口から馬に乗った。私の馬方は黙っていたが、夫の馬方は最初チップなしの5ドルと決めたのに、「6ドル」「7ドル」「8ドル」と値を吊り上げ、「ノー」と言うと「チップ」とずっと言っていたらしい。二人で10ドル払ってさよならした。

エル・カズネより前に出ている分,立派に見える。他のHPを見ると、この遺跡の左側から上まで登ったとか、裏から登ったとか、前は上まで上れたようだが、転落者が出るため、今は禁止になっているようだ。登って見ようとは考えもしなかった。ここまで来るのに大変だったんだから。

他の人のHPによると、ビューポイントから見える山はホルン山といってモーゼの兄アロンの墓があるということだった。

回り込むとエド・ディルの全貌が姿を現した。

35分程歩くと、視界が開けて、むこうにハウスが見えてきた。

レストハウスで、王宮風の椅子に座り冷たい飲み物を飲んだ。

凱旋門

大寺院(カルース・アル・ビント)ナバティア人の神ドゥシャラを祭る。前1世紀の建造。

エド・ディルに行かなかった人達はこの中に入って見学したようだ。エド・ディルに行ったので、時間がなくは入れなかった。

王家の墓

教会跡にピスタチオの木

王家の墓  劇場を過ぎると、ペトラの西側に張り出したエル・クブタの丘に突き当たる。王家の墓と呼ばれる岩窟墓群がある。1〜2世紀に造られた 壷の墓シルクの墓コリンシアンの墓宮殿の墓の四つの墳墓を目にする。宮殿の墓は最大規模のモニュメントで、3層構造で下部2層は岸壁を削り造られ、上層部は岩を積み上げている。最下層部には円柱で飾られた4っつの扉があり、地下墳墓へつながっている。

17の墳墓 エルカズネを過ぎ、しばらく行くと、岩窟の中にある14基の床石式の墓と、ホールの奥の壁面に連なる3基の墓からなる。

長い裂け目を通り抜けると突然神殿が姿を現す。おーー!!という感じがぴったり。

エル・カズネ

女神の足がだけが残った

裂け目は狭くなったり、広くなったりして、ところどころに残る石畳の上を歩く。

内部は何も無いがらんどう

大寺院跡から、翼を持ったライオンの寺院を見る。何も残っていない。

ビジターセンターからシクの入り口まで馬に乗った

地殻変動により形成された大地の裂け目。60M〜100Mの高さの絶壁の間の隙間は、全長2kmに及ぶ。ペトラへの唯一の道で、ばら色、黄色、灰色の岩肌が美しい。途中の岩肌には、祈祷用の浅浮き彫りや記念碑文が残っている。ところどころに当時の水路や、ローマ時代の石畳も残っている。

7日目へ

ひき肉の包み上げ、なぜか甘い

サフランライス、チキン

魚のフライ

サフランライス、マトン

トマト、ピーマン、キャベツ、ハーブ、キュウリ、カリフラワーやキュウリ、唐辛子のピクルスなど。

ホテルの夕食

上から見たエド・ディル

夫はここからさらに10分ほどうえにの方に歩いて、最高点まで行って来た。

帰りに午後2時ごろ見たエルカズネ。午前中朝日があたっているときがお勧めです。

ベドウィンが壊した跡が残るトロス

内部は前は入れたが今は入れない。何も無いがらんどう。

 朝日に輝くエル・カズネ

水路の跡。ここに水が流れていたのだろうか。

800mほど馬に乗りシクの入り口に着く

ドーナツの蜂蜜漬け?

甘くないゼリーとビール

よく山に登ると言うご夫妻、海外もベテラン