　　　　　　　　　　第１回　お題「食欲と私」

私は普段から食の話題がとても多い。
いつもいつもお腹をすかせているわけではないのだけれど
「食」について常に考えていると思う。
料理が好きなことはもちろん。
でもそれよりも献立を立てることが何より好きなんだろうなぁーと最近気が付いた。

特に朝ごはんは「お腹に食べ物を入れて頭や体を起こすためのもの」
と勝手に考えているので、これでお腹一杯にしなくてもいい。
一杯のごはんを終えるための塩分と箸休め、朝の果糖。
そんなんで決められてシンプルであればあるほど
潔いような気がするからやりがいも出てくる。
あとは濃い目のお茶(パンの日はコーヒーやミルクティー)でしめくくれば
何とかカッコがつくから楽でいい。
「えさ」でなく「ごはん」にするそのためには新婚時代にいろいろ修行をした。
がんもどきをうまく煮れるようにとか卵焼きを上手にきれいに作れるようにとか。
今年結婚10周年を迎えるにあたって「我が家の味」がだんだん定着しつつある。

夕飯はスーパーに行かないと献立が決められない。
その日の安いものを使いたいから…笑。
お野菜コーナーでレギュラーのものをカゴに入れてお魚かお肉を決めた時に
付け合せが初めて決まる。
「大根おろしも付けたい」なぁーんて思うと、また野菜コーナーへ戻ることもしばしば。

まごわやさしい(豆・ゴマ・わかめ・野菜・魚・しいたけ・芋)をバランスよく取れるようにするのも大事。
一日では無理な時は3日くらいの単位で考えると楽だと思う。
毎日のことだから無理があってはいけない。
「無理は禁物」が座右の銘といっても過言ではない私(笑)。
医食同源も好きな言葉の一つ。
学生時代は食品成分表が好きだった。
だから中華もとても好き。

お腹が一杯になるためだけでなく心も一杯になれるのが食欲だと思う。
毎日毎日10年後も20年後も大好きな人のためにごはん作りを続けて生きたい今日この頃。

あなたは明日の朝誰と何をいただきますか。

主婦・hal店主　後藤由紀子
　　　　　　
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