エッセイ・ノンフィクション sold out item     TOPページへ

sold out E-1 私の台所 600円  
沢村貞子
暮らしの手帖社 1982年第3刷 定価980円
状態 C / 表紙カバー上よれ 中一部折れ
sold out E-1 私の台所 700円 再入荷
沢村貞子
暮しの手帖社 1981年 定価980円(当時)
状態 C / 表紙カバーこすれ・よれ 小口しみ有
おいしいお惣菜の作り方から、器の選び方、食べごろ・食べさせごろのタイミング、
「家事は美容体操」の心得、などなど…。
自らを「兼業主婦」と語り、女優と主婦をうまく両立させていた沢村さんの、
生活哲学がが端々に現れています。
それと同時にインテリジェンスも感じさせる一冊。
 
sold out E-1 私の台所 700円 再入荷
沢村貞子
暮らしの手帖社 1982年第10刷 定価980円(当時)
状態 C / 表紙ヨレ・しみ有 小口しみ有 中ヤケ有 経年による傷み有

おいしいお惣菜の作り方から、器の選び方、食べごろ・食べさせごろのタイミング、
「家事は美容体操」の心得、などなど、
自らを「兼業主婦」と語り、女優と主婦をうまく両立させていた沢村さんの、
生活哲学が端々に現れた1冊。
それと同時にインテリジェンスも感じさせるところがさすがです。

sold out E-2 私の浅草 800円 
沢村貞子
暮らしの手帖社 1977年第4刷 定価950円
状態 B / カバーやぶれ少
sold out E-2 私の浅草 900円
沢村貞子
暮しの手帖社 1977年第3刷 定価950円(当時)
状態 C / 経年によるやけ 見開きよれ少 中1ページ汚れ有
「誰の浅草でもない、あなた自身のなかにある浅草を書いてください。」
暮しの手帖社で花森安治さんにそう言われて書き始めた身辺雑記。
どんどん焼きや三社祭り、ほおずき市、羽子板市などの季節の行事、
「あたりみかん」や「駄菓子屋騒動」「ドブ長さん」などの、
下町のあたたかさが伝わるエピソード、
「おふくろの味」「母の丸髷」「泣いちゃいけない」の中のお母さんの思い出…。
すてきな装丁も花森安治さん。
sold out E-4 わたしの茶の間 700円  
沢村貞子
光文社 1983年第4刷 定価950円(当時)
状態 B / 中やけ少 表紙上よれ少s 中は美本
sold out E-5 老いの道づれ 600円 
沢村貞子
岩波書店 1996年第16刷 定価1300円
状態 B / オビ付 オビやぶれ有
sold out T-27 わたしの献立日記 600円 
沢村貞子著
新潮社 1989年3刷 定価1200円
状態 B / 中は美本 安野光雅装丁
sold out E-66 寄り添って老後 600円
沢村貞子著
新潮社 1992年5刷 定価1100円
状態 B / 表紙カバー上よれ少 中は美本
       安野光雅装丁
sold out E-116 わたしのおせっかい談義 550円
沢村貞子
光文社 1990年第13刷 定価1030円
状態 B / オビ付 中は美本

「自ら選んだ脇役の道」「食べることの楽しさ」「すてがたい和風の暮らし」
「年齢に応じた生き方」他
「昔はまったく無口な娘だった」という「おていちゃん」沢村貞子さんが、
自分の生き方や暮らし方を語った講演録。
女優と主婦業を両立させていた沢村さんの生活哲学とインテリジェンスが,
端々に感じられます。
sold out E-9 百合子さんは何色 武田百合子への旅 800円
村松友視
筑摩書房 1995年第6刷 定価1500円
状態 B / カバー汚れ・よれ少 絶版
sold out E-12 白洲次郎の生き方 750円  
馬場啓一
講談社 1999年第2刷 定価1500円
状態 B+ / 表紙・裏表紙汚れ、よれ
sold out E-13 ランティエ叢書 山歩きの愉しみ 500円 文庫 
串田孫一
角川春樹事務所 1997年第2刷 定価1000円
状態 B+ / 裏表紙汚れ少
sold out E-16 フローラ逍遥 1000円 文庫  
澁澤龍彦
平凡社 1996年初版 定価1500円
状態 A 
sold out E-18 母なる色 1000円
志村ふくみ
求龍堂 1999年4版 定価2200円
状態 B / 表紙カバーよれ少(実際はもっと濃い藍色の表紙です)
sold out E-19 ひとり暮らし 700円
谷川俊太郎
草思社 2002年第3刷 定価1400円
状態 A
sold out E-20 風穴をあける 700円  
谷川俊太郎
草思社 2002年第1刷 定価1400円
状態 A
sold out E-21 花森安冶の編集室 1100円
唐澤平吉
晶文社 1997年3刷 定価2100円
状態 B+ / オビ付 
sold out E-8 夜明けのブランデー 500円   
池波正太郎
文藝春秋 1985年第1刷 定価1000円
状態 B / オビ付 表紙やけ
sold out E-23 SUMMER WORKS 夏の仕事 1000円 
永井宏
メディアファクトリー 1998年初版 定価1200円
状態 B / オビ有 表紙・オビやけ少 サイン入り
sold out E-24 12 WATER STORIES MAGAZINE SUMMER ISSUE 450円
永井宏他
サンライト・ラボ 1999年vol.1 No.1 定価530円
状態 A

sold out
E-26 12 WATER STORIES MAGAZINE SPRING ISSUE 450円
永井宏他
サンライト・ラボ 2000年vol.2 No.3 定価530円
状態 A


sold out E-27 12 WATER STORIES MAGAZINE SUMMER ISSUE 450円
永井宏他
サンライト・ラボ 2000年vol.2No.4 定価530円
状態 A / オビ付き
sold out E-28 パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集 400円 
岡崎輝男訳
立風書房 1994年第65刷 定価750円
状態 A / オビ付
sold out E-30 私の好きな日本 1000円 
林望 小泉佳春写真
JAF MATE社 2001年第2刷 定価1600円
状態 B+ / 表紙・裏表紙汚れ少


sold out E-84 森と氷河と鯨 ワタリガラスの伝説を求めて 1300円
星野道夫
世界文化社 1997年第6刷 定価2854円
状態 B+ / オビ付 表紙上・背表紙上よれ少 オビよれ少 中は美本
   
sold out E-85 ノーザンライツ 1000円
星野道夫 
新潮社 1997年 定価1995円
状態 B / オビ付 表紙こすれ有 中は美本
sold out E-62 村上春樹、河合隼雄に会いにいく 600円 
河合隼雄 村上春樹
岩波書店 1999年第16刷 定価1200円
状態 B / 表紙上よれ少 中は美本
sold out E-31 テーブルの雲 700円  
林望
新潮社 1993年3版 定価1400円
状態 A / オビ付
sold out E-33 ニューヨークの古本屋 950円
常盤新平 
白水社 2004年 定価1900円
状態 A / オビ付 
sold out E-34 深呼吸の必要 950円 
長田弘
晶文社 1998年29刷 定価1800円
状態 B+ / 表紙上部よれ少
sold out E-36 ネコたちをめぐる世界 400円 文庫 
日高敏隆
小学館 1993年初版 定価760円
状態 B+ / 文庫
sold out E-37 クレーの日記 1300円 
パウル・クレー
新潮社 1974年12版 定価2000円(当時)
状態 C / 函入 ビニールカバー破れ
sold out E-39 フィネガン辛航記 1000円 
柳瀬尚紀
河出書房新社 1992年 定価1800円
状態 A / オビ付 
sold out E-40 BOOK OF TEA ちゃあい 1000円 
松山猛
風塵社 1995年第1刷 定価2000円
状態 A
sold out E-41 僕的東京案内 1100円 
松山猛
日本交通公社 1983年初版 定価1000円(当時)
状態 B / オビ付 中やけ 絶版
sold out E-42 ワーズワースの庭で 700円  
松山猛&フジテレビ「ワーズワースの庭で」
フジテレビ出版 1994年初版第1刷 定価1300円
状態 B- / 中やけ 表紙カバーよれ
sold out E-71 FOR LADIES BY LADIES 女性のエッセイ・アンソロジー 450円 文庫
近代ナリコ編
ちくま文庫 2003年第1刷 定価882円
状態 B / 裏表紙キズ少 中は美本 桐島洋子・白石かずこ・鈴木いづみ・向田邦子 
安井かずみ・矢川澄子・鴨居羊子・石井好子他
sold out E-45 火の玉ボーイとコモンマン 1500円  
鈴木慶一
新宿書房 1989年第1刷 定価1990円
状態 B / オビ付 左上部分ゆがみ 絶版
sold out E-47 九番目の夢 900円  
鈴木博文
新宿書房 1991年第1刷 定価1800円
状態 A / オビ付
sold out E-49 CLIMB 女王陛下のロンドン 600円 
ハービー山口著・写真
講談社 1985年第1刷 定価1000円
状態 C / 全体やけ
sold out E-50 feel the healing 彼女がいちばん輝く瞬間(とき) 
800円
 
ハービー山口著・写真
彌生書房 1996年初版 定価1600円
状態 B+ / 背こすれ有
sold out E-51 小泉今日子×こぐれひでこ 往復書簡 800円
SSコミュニケーションズ 2003年第1刷 定価1400円
状態 A
sold out E-52 グレン・グールド大研究 1200円 
春秋社 1991年第1刷 定価2600円
状態 B
sold out E-59 ふつうがえらい 650円
佐野洋子著
マガジンハウス 1991年第1刷 定価1300円
状態 B- / 表紙カバー上よれ 小口しみ少
sold out E-63 装丁ノート 製本工房から 500円 文庫
栃折久美子著
集英社文庫 1991年第1刷 定価480円
状態 A
sold out E-100 モロッコ革の本 300円 文庫
栃折久美子著
集英社文庫 1980年第1刷 定価220円
状態 C / 表紙・裏表紙汚れ有 中は美本
sold out E-69 もの食う人びと 350円 文庫
辺見庸
角川文庫 1997年初版 定価720円
状態 A  
sold out E-70 丸亀日記 250円 文庫
藤原新也
朝日文庫 1993年第1刷 定価480円
状態 B+ / カバー装画藤原新也
sold out E-72 キミのコトバで描いてみようか?絵が生まれる「対話の記録」 700円
MAYA MAXX
朝日出版社 2004年初版第1刷 定価1470円
状態 B+ / オビ付 対談ーUA・糸井重里・平田オリザ・窪塚洋介・河瀬直美・板橋よしえ
sold out E-73 サイレント・ガーデン 滞院報告 キャロティンの祭典 1600円
武満徹 
新潮社 1999年初版 定価3360円
状態 B / 函入 布貼り 破れ少 よれ少 
sold out E-74 猫のエッセイ  珠玉の35選 900円
内田百閨@宮沢賢治 大佛次郎 梶井基次郎 鴨居羊子 寺山修司 佐野洋子 長田弘他
コア出版 1989年第1刷 定価1300円
状態 B / 小口汚れ 中は美本
sold out E-76 小さなこだま 1000円
岡部伊都子
創元社 1977年初版 定価1300円(当時)
状態 B / 小口しみ少 著者検印有 「香川」の印有
sold out E-77 トリエステの坂道 300円 文庫
須賀敦子
新潮文庫 1999年6刷 定価500円
状態 B
sold out E-79 男の作法 200円 文庫
池波正太郎 
新潮文庫 1996年37刷 定価400円
状態 B / 表紙見返し折れ
sold out E-95 コルシア書店の仲間たち 250円 文庫 
須賀敦子 著
文春文庫 1995年第1刷 定価450円 
状態 C / 折れ少 やけ少
       表紙彫刻 舟越桂
sold out E-82 きもの歳時記 1500円
森田たま
読売新聞社 1969年第1刷 定価550円(当時)
状態 C / オビ付 裏表紙よれ 小口しみ 中やけ
sold out E-87 日本の名随筆12 味 600円
田辺聖子編
作品社 1990年第13刷 定価1236円
状態 A / 函入
       開高健・石井好子・森茉莉・檀一雄・司馬遼太郎・牧羊子他
sold out E-88 日本の名随筆26 肴 600円
池波正太郎編
作品社 1990年第12刷 定価1236円
状態 A / 函入
       北大路魯山人・荻昌弘・伊丹十三・東海林さだお・山口瞳他
sold out E-89 日本の名随筆38 装 600円
佐多稲子編
作品社 1985年第1刷 定価1236円
状態 B / 函入 函破れ少 表紙よれ少 小口汚れ少 中は美本
       円地文子・森田たま・谷崎潤一郎・小堀杏奴・白洲正子・植草甚一 他
sold out E-91 日本の名随筆67 宿 600円
森敦編
作品社 1988年第1刷 定価1236円
状態 B / 函入 函よれ少 表紙上角よれ 本体全体に上角よれ少 中は美本
       福永武彦・土門拳・團伊久磨・内田百閨E森茉莉・宮脇檀他
sold out E-94 日本の名随筆90 道 600円
藤原新也編
作品社 1990年第1刷 定価1300円
状態 B- / 函入 函よれ 表紙・裏表紙よれ 全体に角の部分によれ
        庄野潤三・藤枝静男・岩本素白・田村隆一・武田泰淳・森敦他
sold out E-96 なんとなくな日々 700円
川上弘美 著
岩波書店 2001年第1刷 定価1575円
状態 B / 表紙汚れ少 背表紙上よれ 中は美本
sold out E-97 向田邦子の遺言 250円 文庫
向田和子 著
文春文庫 2003年第1刷 定価420円
状態 B / 内表紙汚れ少 中は美本
sold out E-7 再び女たちよ! 900円 
伊丹十三
文藝春秋 1977年第12刷 定価780円
状態 B / 中やけ
sold out E-61 小説より奇なり 800円
伊丹十三著
文藝春秋 1976年第5刷 定価720円(当時)
状態 B / 裏表紙汚れ少 
sold out E-101 スロー・イズ・ビューティフル 遅さとしての文化 900円
辻信一著
平凡社 2002年初版第8刷 定価1890円
状態 B / オビ付 カバー背上よれ少 中は美本
sold out E-102 種まく人 ヴィラデスト物語 600円
玉村豊男著
新潮社 1995年 定価1250円
状態 B / カバー裏シール跡有 中は美本
sold out E-103 新世紀へようこそ 700円
池澤夏樹著
光文社 2002年初版第1刷 定価1470円
状態 B+ / オビ付
        メールマガジンのコラム51本+返信67本+書き下ろしコメント
sold out E-106 恢復する家族 800円
大江健三郎文 大江ゆかり画
講談社 1995年第6刷 定価1600円
状態 B+ / オビ付 オビ破れ少 中は美本
「つらいかた」「謹直なユーモア」「仕方がない、やろう!」「アイデンティティーの裂け目」
「どのかぞくもおんなじです」「ザルツブルグ・ウィーンの旅その1 その2」他
ノーベル賞受賞後初のエッセイ集。義理の兄弟である、
伊丹十三氏の記述(「異人」)なども興味深い。
妻であるゆかりさんの絵が、あたたかく添えられています。
sold out E-107 海からの贈りもの 700円
アン・モロウ・リンドバーグ著 落合恵子訳
立風書房 1996年第16刷 定価1400円
状態 B / 中は美本
「その時わたしは、浜辺と同じように、どこまでも続く空っぽなものになる。『海辺にて』」
「どれだけ多くではなくて、どれだけ少ないもので暮らすか。『にし貝』」
「わたしたちは結局、みな孤独である。ひとりでいるということを、
もう一度はじめから学びなおさなくてはならない。『つめた貝』」他
チャールズ・リンドバーグの妻として、五人の子の母として、
ひとりの人間として、深く静かに思考する、海辺の日々。

sold out E-107 海からの贈りもの 700円 再入荷
アン・モロウ・リンドバーグ 著 落合恵子 訳
立風書房 2001年第23刷 定価1470円
状態 B / オビ付 中は美本
 
「その時わたしは、浜辺と同じように、どこまでも続く空っぽなものになる。」『海辺にて』
「どれだけ多くではなくて、どれだけ少ないもので暮らすか。」『にし貝』
「わたしたちは結局、みな孤独である。ひとりでいるということを、
もう一度はじめから学びなおさなくてはならない。」『つめた貝』他
チャールズ・リンドバーグの妻として、五人の子の母として、ひとりの人間として、
深く静かに思考する、海辺の日々。

sold out E-107 海からの贈りもの 700円 再入荷
アン・モロウ・リンドバーグ 著 落合恵子 訳
学研 2004年第32刷 定価1470円
状態 B / オビ付 中は美本
「その時わたしは、浜辺と同じように、どこまでも続く空っぽなものになる。」(海辺にて)
「どれだけ多くではなくて、どれだけ少ないもので暮らすか。」(にし貝)
「わたしたちは結局、みな孤独である。ひとりでいるということを、
もう一度はじめから学びなおさなくてはならない。」(つめた貝) 他
史上初の大西洋単独横断飛行を成功させたチャールズ・リンドバーグの妻として、
五人の子供たちの母として、また自らも飛行家として生きた一人の女性の心の記録。
深く静かに思考する海辺の日々を、落合恵子さんの訳で。

sold out E-108 小学生日記 500円
hanae
プレビジョン 2004年5刷 定価1050円
状態 B / 裏表紙よれ少 中は美本
sold out E-108 小学生日記 500円 再入荷
hanae*
プレビジョン 2003年初版 定価1050円
状態 B / 裏見開き折れ有 中は美本

「わたしだけのもの」が見つかるフリーマーケットの楽しみ。
アメリカで育った兄に教えてもらった「かのうせい」について。
譲り受けたおばあちゃんの着物やお母さんの羽織のすばらしさ。
待ち合わせしたはずのお母さんとのすれ違いで感じた、心もとない不安な気持ち。
みずみずしい心で見つめた日常のできごとを、素直に描いた小学生日記。
ぜひ大人にも読んで欲しい1冊です。

sold out E-109 想い出のカフェ2 ドゥマゴからの贈り物 950円
森本哲郎・飯島耕一・岸田秀・司修・安原顕・山下洋輔
菊地信義・松山猛・松浦美奈・野田秀樹他
Bunkamura 1996年第1刷 定価2000円
状態 B− / オビ付 表紙・裏表紙汚れ・こすれ有 中は美本
sold out E-110 夜明けのブランデー 400円 文庫
池波正太郎
文春文庫 2003年第9刷 定価520円
状態 A

sold out E-111 むかしの味 300円 文庫
池波正太郎
新潮文庫 1991年9刷 定価360円
状態 B / 全体にゆがみ少 中は美本
sold out E-112 遠い朝の本たち 850円 
須賀敦子 著
筑摩書房 1998年第5刷 定価1680円
状態 B / 中は美本

長く異国に暮らし、異国のことばで生活してきた著者が、
自らの体験を通じてろ過した美しい日本語で私たちに語りかけてくる、本についての随筆。
少女時代から親しんだ「本」と、「本を読む」という行為について、
ていねいに薄紙をはがすように、記憶を辿って綴られる文章の美しいこと。
ゆっくりと楽しみたい本です。

sold out E-112 遠い朝の本たち 800円 再入荷
須賀敦子
筑摩書房 1998年第1刷 定価1680円
状態 B / オビ付 裏表紙跡有 中やけ少
長く異国に暮らし、異国のことばで生活してきた著者が、
自らの体験を通じてろ過した美しい日本語で私たちに語りかけてくる、
本についての随筆。
少女時代から親しんだ「本」と、「本を読む」という行為について、
ていねいに薄紙をはがすように、記憶を辿って綴られる文章の美しいこと。
ゆっくりと楽しみたい本です。

sold out E-113 向田邦子の青春 写真とエッセイで綴る姉の素顔 850円
向田和子 編集
ネスコ文藝春秋 1999年、第1刷 定価1680円
状態 B / 見開き、中、しみ少 カバーよれ少
 
向田邦子の妹、和子さんが綴る「姉という人」。幼いころの姉妹のエピソード、
『映画ストーリー』編集者時代、放送ライターから作家へと、
それぞれの時期の思い出を、たくさんの写真と共に振り返っています。
どの写真も女優さんのように美しく、これを見るだけでも価値のある一冊です。

sold out E-114 富士日記 中 600円 文庫
武田百合子 著
中公文庫 1997年改版 定価980円
状態 B+ 

武田百合子という人に会ったことがないにもかかわらず、
なんだかずっと昔からの知り合いのように思えます。アネゴな百合子さん。料理上手な百合子さん。
少女のような百合子さん。トボケた百合子さん。
そしてそのずっと奥に、詩人の魂を持った百合子さんが、ひっそり佇んでいるような気がします。
それにしても誰か、百合子レシピをまとめてくれないかな。この本に出てくる料理は、
どれもほんとにおいしそうなんだもの。

sold out E-114 富士日記(中) 700円 文庫
武田百合子 
中公文庫 2004年改版2刷 定価980円
状態 B+
東京での、作家の妻としての毎日と、山荘でののんびり愉快な日々。
「お殿様」な泰淳氏や、大岡昇平夫妻とのやりとりが、ほのぼのと笑えます。
「大岡夫人はサングラスをかけて藍色の和服で運転。
大岡夫人の顔色が硝子の加減か蒼白く着物が青くて、
その美しいこと優雅なこと。大輪の青い朝顔のようだ!!
私は道ばたの石に腰かけて見送った。
感動したときには体操をして現わすことにしているから、車のうしろに向って「万歳」を三唱した。
陽盛りの野原には、われもこう、おみなえし、ききょう、キスゲが咲き乱れて、
蝶が死にもの狂いで舞っている。」(昭和四十三年八月二十二日 木)

sold out E-115 リアルであること 300円 文庫
中沢新一 著
幻冬舎文庫 1997年初版 定価440円
状態 B / 表紙、中、よれ少 中は美本
リアルであること タナトス小僧の冒険 宗教と広告、近くて遠い関係 
中沢新一の聖画十講 柔軟で、大きくなったダライ・ラマの曲芸 詩ではなく掟を 
思想の二十世紀、グノーシスの時代 概念の復活  解説 安原顯

sold out E-118 散歩のとき 何か食べたくなって 1300円
池波正太郎
平凡社 1977年初版第1刷 定価1200円
状態 B / 中は美本
sold out E-119 池波正太郎のそうざい料理帖 巻二 800円
池波正太郎 料理相伴 矢吹申彦 編 平凡社
平凡社 2004年初版第1刷 定価1470円
状態 B / 中は美本

sold out E-121 沖縄の骨 1000円
岡部伊都子
岩波書店 1997年第1刷 定価2100円
状態 B / 表紙キズ少 製本ミスによる折れ有 著者サイン入り

「ふたたび『沖縄の道』」「非戦、民愛の志」「骨のかなしみ」「花明りゆらめく」「語りつぐ沖縄」

sold out E-123 そら色の窓 750円
佐々木美穂
PHP研究所 2004年第1版1刷 定価1365円
状態 B+ / オビ付 オビよれ少 中は美本

佐々木美穂さんの初めての本の表紙は、どこまでも続く晴れた空の色。
その下を、背筋を伸ばして歩く美穂さんが見えるような本。
きっと、家族や友人に大切にされて育ったんだろうな。そして美穂さん自身も、
その人たちを大切に思っているんだろうな。日々の営みを慈しみながら暮らす、
そんな毎日がうかがえるエッセイ集。挿入されているコラージュも、本当に素敵です。

sold out E-123 そら色の窓 750円 再入荷
佐々木美穂 
PHP研究所 2004年第1版第1刷 定価1365円
状態 B+ / オビ付

佐々木美穂さんの初めての本の表紙は、どこまでも続く晴れた空の色。
その下を、背筋を伸ばして歩く美穂さんが見えるような本。
きっと、家族や友人に大切にされて育ったんだろうな。
そして美穂さん自身も、その人たちを大切に思っているんだろうな。
日々の営みを慈しみながら暮らす、そんな毎日が垣間見えるエッセイ集。
挿入されているコラージュも、本当に素敵です。

sold out E-124 海からの贈り物 200円 文庫
アン・モロウ・リンドバーグ 著 吉田健一 訳
新潮文庫 2005年73版 定価420円
状態 B+
前回ご紹介した落合恵子さん訳もすばらしいですが、落ち着いた日本語訳のこちらもぜひ
読んでいただきたい一冊です。
史上初の大西洋単独横断飛行を成功させたチャールズ・リンドバーグの妻として、
子供たちの母として、また自らも飛行家として生きた一人の女性の心の記録。
貝の装丁も美しい一冊です。

sold out E-126 富士日記(上) 650円 文庫
武田百合子 
中公文庫 2002年改版2刷 定価980円
状態 B / 表紙カバー上よれ少 見開き下折れ少 中は美本
武田百合子という人に、会ったことがないにもかかわらず、
なんだかずっと昔からの知り合いのような気がします。
アネゴな百合子さん。料理上手な百合子さん。
少女のような百合子さん。トボケた百合子さん。
そしてそのずっと奥に、詩人の魂を持った百合子さんが、ひっそり佇んでいます。
それにしても誰か、百合子レシピをまとめてくれないかな。この本に出てくる料理は、
どれもほんとにおいしそうなんだもの。  
sold out E-126 富士日記(上) 650円 文庫 再入荷
武田百合子
中公文庫 1997年改版 定価980円(当時)
状態 A
武田百合子という人に、会ったことがないにもかかわらず、
なんだかずっと昔からの知り合いのような気がします。
アネゴな百合子さん。料理上手な百合子さん。
少女のような百合子さん。トボケた百合子さん。
そしてそのずっと奥に、詩人の魂を持った百合子さんが、ひっそり佇んでいます。
それにしても誰か、百合子レシピをまとめてくれないかな。
この本に出てくる料理は、どれもほんとにおいしそうなんだもの。

sold out E-127 富士日記(下) 650円 文庫
武田百合子
中公文庫 2002年改版2刷 定価980円
状態 B / 表紙カバー上よれ少 中は美本
まだまだずっと、富士山荘におじゃましていたいけれど…。夫と妻の絶妙なやりとりが、
ある日ぷつんと途切れてしまった、その時。百合子さんは一体どんなことを考えたのでしょう。
「言いつのって、武田を震え上がらせるほど怒らせたり、暗い気分にさせたことがある。
いいようのない目付きに、私がおし黙ってしまったことがある。
年々体のよわってゆく人のそばで、沢山食べ、沢山しゃべり、大きな声で笑い、
庭を駆け上り駆け下り、気分の照り降りをそのままに暮らしていた丈夫な私は、
なんて粗野で鈍感な女だったろう。」(昭和四十九年七月十五日 月 附記)
sold out E-128 日々是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ 750円
森下典子
飛鳥新社 2002年第8刷 定価1575円
状態 B / オビ付 表紙汚れ少 中は美本

ただの行儀作法だと思っていた一つ一つの所作を続けていくうちに、
「一滴一滴、コップに水がたま」るように内側に満ちていき、ある日ふと四季を、自然を感じた喜び。
毎週土曜の午後、お茶のお稽古に通い続けて、25年。その中で経験した様々な出来事が、
著者の心を大きく変えていきました。
『「自分は何も知らない」ということを知る 「今」に気持ちを集中すること 
たくさんの「本物」を見ること五感で自然とつながること 自然に身を任せ、時を過ごすこと
 自分の内側に耳をすますこと 成長を待つこと 長い目で今を生きること etc…』(目次より)
 
sold out E-129 庭仕事の愉しみ 900円
ヘルマン・ヘッセ 著 V・ミヒェルス 編 岡田朝雄 訳
草思社 1996年第17刷 定価1900円
状態 B− / 表紙・裏表紙・背表紙汚れ有 中やけ少 表紙よれ
「世界はもう私たちにほとんど何も与えてくれません。
世界はもう喧騒と不安とから成り立っているとしか思えないことがよくあります。
けれど、草や樹木は変わりなく成長しています。
そしていつの日か地上が完全にコンクリートの箱でおおいつくされるようなことになっても、
雲のたわむれは依然としてあり続けるでしょうし、人間は芸術の助けをかりてそこかしこに、
神々しいものへ通じるひとつの扉をあけておくでしょう。」(「庭についての手紙」より)
自然、とりわけ庭仕事から学んだ様々な出来事が、ヘッセの文学に深い影響を与えました。
この本には、エッセイ・詩・手紙・童話・未完の小説などの他に、庭での写真や植物の水彩画、
飼い猫とのやりとりを描いたユーモラスな絵などが収められています。

sold out E-130 再び女たちよ! 400円 文庫
伊丹十三 著
新潮文庫 2005年 定価540円
状態 B / 中は美本

映画監督としても有名な著者ですが、そのエッセイの面白さといったら!
さすが聞き書きの天才、と思えるような「長髪の論理」や「運転手の論理」、
猫好きの気持ちがあふれる「わが思い出の猫猫」「ザ・ネイミング・オブ・キャッツ」、
スケッチ風の文章がかえって心に沁みる「花火」「富士山」、
そして抱腹絶倒の「不在通知」などなど、どこから読んでも
惹きつけられるエッセイ集です。
著者自身の挿絵もお見逃しなく。

sold out E-133 日本の名随筆 54 菓 800円
塩月弥栄子 編
作品社 1987年第1刷 定価1200円(現在は1890円)
状態 B− / 経年によるやけ 函入
        大村しげ・向田邦子・辻嘉一・内田百閨E岩本素白・矢川澄子
        牧羊子・檀一雄・森茉莉・朝吹登水子・石井好子 他
「秋になって新のあずきが出回るころ、お菓子は一年中でいちばんおいしい。
あずきのかおり、お菓子司のお心くばり、そしてそのわざ、なにもかにもが一つになって、
最高においしいお菓子ができてくる。そのお心入れをだいじにして、
わたしたちも食べころのお菓子をすぐにいただく。
ゆめゆめ、あしたまで残して……などと、さもしい根性はほかしまひょ。」
(大村しげ 『お茶とお菓子 栗が運ぶ秋』)

「水羊羹が一年中あればいいという人もいますが、私はそうは思いません。
水羊羹は冷やし中華やアイスクリームとは違います。新茶の出る頃から店にならび、
うちわを仕舞う頃にはひっそりと姿を消す、その短い命がいいのです。」
(向田邦子 『水羊羹』)
お菓子にまつわる随筆集。

sold out E-136 須賀敦子のヴェネツィア 1300円
大竹昭子 文・写真
河出書房新社 2001年初版 定価1890円
状態 B / 中は美本

「最初ヴェネツィアに行ったときのことを、どうして自分ははっきり思い出せないのか。
世にも不思議としか言いようのない虚構の賑わいと、
それとはうらはらな没落の憂愁にみちたこの島は、
夫が生きていたころ、きっといつかぼくが連れて行くと約束した場所のひとつだったが、
彼は、他の多くの約束とおなじように、どれも果たせないまま死んでしまった。
私のはじめてのヴェネツィア行きは、彼を喪ってから、まだ日の浅いころだったに違いない。
思考が麻痺し、真空のなかで呼吸を強いられていたような日々で、知り合ってまだ日の浅い
友人に誘われて、私はこの都市にたいするなんの心構えもないままついて行ったのだった。」
(『ミラノ 霧の風景』『舞台の上のヴェネツィア」)
須賀敦子の愛した街、ヴェネツィアめぐる旅。
大竹昭子さんの文章と写真がすばらしい一冊です。

sold out E-137 犬が星見た ロシア旅行 450円 文庫
武田百合子
中公文庫 1999年9版 定価760円
状態 B / 裏表紙上よれ少 中は美本
夫武田泰淳、その友人竹内好と共に旅したロシア旅行を、
まっすぐな心と、のびのびとした文章で綴った紀行。
「まことに、犬が星見た旅であった。楽しかった。
糸が切れて漂うごとく遊び戯れながら旅をした。
『竹内と百合子と俺で旅行しておきたいと思ってたんだ。それに三人で行けるなんてことは、
これから先、まあないだろうからな』旅の支度をととのえながらの言葉は、その通りになった。
武田は病を得、その後は遠出することもなく、五十一年の秋に世を去った。
五ヶ月ののちに竹内さんも世を去られた。」(あとがきより)
この後に続く一文を含め、あとがきに心が揺さぶられます。

sold out E-138 KAWADE夢ムック 文藝別冊 武田百合子 天衣無縫の文章家 750円
河出書房新社 2004年 定価1200円
状態 B / 表紙角折れ少 中は美本

単行本未収録エッセイ「絵葉書のように」「あの頃」「富士山麗の夏」他
対談「吉行淳之介 武田百合子 “好色五人女”のおもしろさ」
詩・散文「ちがさき」「去年の秋」「お父さん遊び」
インタビュー 加藤治子「親友・百合子さんのこと」 武田花「母と過ごした日日雑記」
鈴木修「姉・百合子の素顔」
特別対談「村松友視 川上弘美 稀有なる作家の誕生秘話」
エッセイ 岸田今日子 金井美恵子 山口瞳 島尾ミホ 堀江敏幸他
武田百合子著作アンソロジー 「富士日記」「犬が星見た」「枇杷」「浅草観音温泉」
「日日雑記」
アルバム 武田百合子1925〜1993 
百合子さんが見たロシアの風景「犬が星見た」フォトアルバム 他
「武田百合子を言葉で伝えようとすると、こぼれ落ちてしまうものが多すぎるので、
とにかく黙ってこの一冊を差し出してみる/
今まで武田百合子を知らずに生きてきてしまった人のきっかけに、
そして愛読者が楽しめる一冊に、この本がなればうれしい」(編集後記より)
 
sold out E-140 非戦 800円
坂本龍一 + sustainability for peace 監修
幻冬舎 2002年第3刷 定価1575円
状態 A / オビ付
「今また、核戦争の脅威が世界のあらゆる人間たちの頭上を覆い始めた。
この、暴力の連鎖という煉獄から、人類はどうやって這い上がるのか。
ぼくたちは、生きている間にそれを見ることができるのだろうか。
それとも人類の集団自殺という終末に向うことを、止めることができないのか。
どこに希望を見出したらいいのだろうか。それらの答えやヒントが、
この本にはちりばめられていると思う。」(あとがきより)
2001年9月11日のニューヨークでの出来事を軸に、
「人を殺すな」「生き物を自分の利益のために殺すな」「子どもたちの生きる権利を奪うな」
という共通した思いを綴った、「平和の種子」を集めた一冊。
主な執筆者は、セバスチャン・サルガド、オノ・ヨーコ、村上龍、中村哲、辺見庸、
マーチン・ルーサー・キング、マドンナ、大貫妙子、佐野元春、
そしてマハートマ・ガンディー。

sold out E-145 coyaの本 600円
根本きこ 著 西郡潤士 写真
WINDCHIME BOOKS 2004年初版第1刷 定価1050円
状態 A

モノクロの写真と共に語られる、詩のような言葉の断片。
coyaという店のさまざまな表情を、独特の表現で綴ったこの本からは、
空気のふるえまで伝わってくるようです。
慎重に選ばれた言葉で形作られた、繊細で凛とした、根本きこさんの小さな本。

sold out E-146 日々ごはん@ 650円
高山なおみ 
アノニマ・スタジオ 2004年初版第4刷 定価1365円
状態 B / 角折れ・よれ有 他は美本
料理家高山なおみさんが、自身のHPで綴った日々のできごと。
「自分の日記を読み返して思うことは、『毎日』ということのすごさについてです。
本を作ったり、何か作品を作って表現することももちろんすンばらしいのですが、
日々を過ごし重ねてゆく日常の中には、とんでもない密度で何かがつまっている。」
(「あとがき」より)
2002年2月から8月までの日記の最後にひとつずつ、おまけレシピが付いています。
 
sold out E-147 日本世間噺大系 700円
伊丹十三
文藝春秋 1976年第3刷 定価880円(当時)
状態 C / 経年によるやけ・しみ有

俳優、映画監督として有名な伊丹十三さんですが、
エッセイのおもしろさは他に例を見ないほど。
前半は短編集のような味わい。
ホームで新幹線を待つ「僕」。いつものように片足二回ずつの足踏みをしていると、
突然「会員の人だね?」と囁く男が…。
好奇心にかられた「僕」は、その男の話に合わせて何食わぬ顔で会話を続ける。
やがて座席に着いた「僕」の元に届いたものは…。
後半は、市井の人々へのインタビューと座談会。聞き書きの天才なんじゃないかと思うほど、
その人の口調・間合い・微妙なニュアンスがうまく書かれていて、抱腹絶倒です。
表紙、イラストは矢吹申彦さん。

sold out E-148 雲ができるまで 700円
永井宏 
リブロポート 1997年初版第1刷 定価1260円
状態 B- / 表紙汚れ 中は美本
1992年の夏から1996年の末まで、
神奈川県三浦半島の葉山にオープンしていた「サンライト・ギャラリー」。
そこに集った人々、起こったできごとを、主催者だった美術作家の永井宏さんが、
静かに綴っています。
カフェや雑貨屋、陶芸、写真、花屋、本屋、ポストカード作り、アメリカンキルト…。
何かを始めようとする人のまっすぐな思いを、淡々と、
けれど温かく見守りながら書かれた短編集です。

sold out E-150 仕事と生活ライブラリー3 カフェ三昧モダン三昧 600円
相原一雅
DAI-X出版 2003年初版第1刷 定価1365円
状態 B / オビ付 中は美本
       監修 松浦弥太郎 装画 佐々木美穂 撮影 田辺わかな

「就職しないで生きていくなら、手がかりは体験者の話の中にしかない。」
こんな考えの下に、松浦弥太郎さんが監修した「仕事と生活ライブラリー」シリーズの1冊。
輸入家具の店を皮切りに、中目黒のカフェ(organic cafe)、バー(nems)、
和食レストラン(DEPOT)、代々木上原のカフェ(dish)の店主となった相原一雅さん。
コンプレックスのあった子供のころ、大学時代に出会ったヨットと、
アメリカズ・カップへの出場、骨董との出会い、
モダン・デザインへの傾倒と輸入家具店「organic design」オープンまでの道のり、
カフェブームのさきがけとなった「organic cafe」ができるまで、
出会った人々から学んだことなどが、穏やかな語り口で綴られています。
巻末には松浦さんとの対談も収録されています。

sold out E-151 巴里の空の下 オムレツのにおいは流れる 650円
石井好子
暮しの手帖社 2003年41刷 定価1050円
状態 B+
パリのアパートで、白系ロシア人のマダムが作ってくれたできたてのオムレツ。
姉夫婦のために腕をふるった、リエージュ風のこうし料理とノルマンディー風のじゃがいも。
舞台の仕事がはねた後、仲間たちと食べた熱い熱いグラティネ。
サラダ・ニスワーズ、ラタトゥイユ、ポトフ、ブイヤベーズ、エスキャルゴ、
クレーム・ア・ラングレーズ、ブッシュ・ド・ノエル…。
今でこそ一般的なこれらの料理も、
初版が出た1963年当時は大変めずらしかったことでしょう。
バターではなく「バタ」、ワインではなく「ブドー酒」、小麦粉は「メリケン粉」。
こういう表記も、とても食欲をそそります。
卵とバタをたくさん使った、焼きたてのオムレツの香りがしてきそうな、おいしい1冊。

sold out E-154 ヴェネツィアの宿 350円 文庫
須賀敦子
文春文庫 1999年第6刷 定価560円
状態 B / やけ、しみ少
1935年の暮れ、祖父の会社を継いだ父が、視察という名目で出かけた、
ヨーロッパからアメリカへの1年近い大旅行。
折にふれその話を聞かされた著者が、ぜいたくが好きで、母を困らせた父に反発しながらも、
愛情深くその姿を綴った「ヴェネツィアの宿」や「オリエント・エクスプレス」。
1950年代、留学したフランス・イタリアでの、自己の内面を見つめる様子を描いた
「カラが咲く庭」「大聖堂まで」。
小柄で華奢な母の、新たな一面を垣間見た「旅のむこう」。
いずれも、シンプルでありながら研ぎ澄まされた美しい文章で書かれた、
すばらしいエッセイです。

sold out E-157 月と菓子パン 1100円
石田千
晶文社 2004年初版 定価1890円
状態 B+
まるで生まれる時代を間違えてしまったかのような、不思議な文章。
お風呂屋さんで、路地裏で、居酒屋で、石田さんは興味深げにあたりを見まわし、
猫に声をかけ、植物に見入っています。
地面からすこおし浮かんだ位置からのご近所探訪が、なんとも愉快な随筆集。
のんびり月を見上げる猫の様子がほほえましい表紙は、山本容子さん。

sold out E-158 霧のむこうに住みたい 650円
須賀敦子
河出書房新社 2003年初版 定価1260円
状態 B / オビ付 表紙カバーよれ・汚れ有 中は美本
須賀敦子は歩く。
フィレンツェを、ミラノを、ヴェネツィアを、ローマを、
石畳や運河にかかる橋、ナタリア・ギンズブルグの家の長い階段、
アッシジの坂、そういった場所を歩き、風景を見、その記憶を語る。
また、20年前、30年前、あるいは40年前の、イタリアでの、フランスでの、
東京や芦屋でのできごとを、たちどころに目の前に現してみせる。
決しておおげさではなく、ふくよかで奥ゆきのある言葉で。
著者の死後、単行本に未収録だった短いエッセイを集めたこの本は、
言葉の持つ力を改めて感じさせる1冊です。
 
sold out E-159 林檎の礼拝堂 1300円 再入荷
田窪恭治
集英社 1998年第1刷 定価1890円
状態 B / オビ付 表紙カバー角よれ少 中は美本

パリ西北にあるノルマンディー地方。
この地にあるファレーズ市近郊の小さな村サン・マルタン・ド・ミューのはずれに、
「林檎の礼拝堂」サン・ヴィゴール・ド・ミューがあります。
もともとは16世紀にイギリス系の貴族によって建てられましたが、
1828年に司祭が去った後、礼拝堂として使われることなく廃墟と化していました。
家族と共にこの地に移り住み、地元の人と協力(時に反目)しながら、
この礼拝堂を再生した日本人美術家の田窪恭治さん。
その道のりを、さまざまなスケッチや模型、写真と共に綴ったのがこの本です。
色とりどりの透明なガラス瓦で作られた屋根、
壁一面に描かれた林檎の木、600年に渡って礼拝堂を見守ってきたいちいの樹。
それぞれのページから、ものづくりの現場の厳しさ、志の高さを感じる1冊です。

sold out E-159 林檎の礼拝堂 1300円 再入荷
田窪恭治
集英社 2000年第5刷 定価1890円
状態 B / 全体にゆがみ 中は美本

パリ西北にあるノルマンディー地方。
この地にあるファレーズ市近郊の小さな村サン・マルタン・ド・ミューのはずれに、
「林檎の礼拝堂」サン・ヴィゴール・ド・ミューがあります。
もともとは16世紀にイギリス系の貴族によって建てられましたが、
1828年に司祭が去った後、礼拝堂として使われることなく廃墟と化していました。
家族と共にこの地に移り住み、地元の人と協力(時に反目)しながら、
この礼拝堂を再生した日本人美術家の田窪恭治さん。
その道のりを、さまざまなスケッチや模型、写真と共に綴ったのがこの本です。
色とりどりの透明なガラス瓦で作られた屋根、
壁一面に描かれた林檎の木、600年に渡って礼拝堂を見守ってきたいちいの樹。
それぞれのページから、ものづくりの現場の厳しさ、志の高さを感じる1冊です。

sold out E-160 村上ラヂオ 650円
村上春樹 文 大橋歩 画
マガジンハウス 2001年第4刷 定価1230円
状態 B / 裏見開き折れ有 中は美本

青山のリストランテで、「季節の変わり目に一度、地獄の大門が開け閉めされるときのような音」
を聞いた話。(「リストランテの夜」)
古い童謡の、聞き取りにくい歌詞についての一考察。(「にんじんさん」)
柿ピーを食べる時の「配分システム」と「一夫一婦制」のバランスは…。
(「柿ピー問題の根は深い」)
きんぴら作りのBGMとしてベストチョイスなのはニール・ヤング?(「きんぴらミュージック」)
雑誌ananで1年間に渡って連載された50の短い文章に、
大橋歩さんの銅版画が添えられた1冊。
すらすらと読める軽い文体の中に、村上さんらしいこだわりと個性的なたとえが詰め込まれ、
思わずくすりと笑ってしまいます。

sold out E-161 日々ごはん E 700円
高山なおみ 
アノニマ・スタジオ 2006年初版第1刷 定価1365円
状態 B+ / オビ付

料理家高山なおみさんが、自身のHPで綴った日々のできごと。
「自分の心の中の本当とか、気持ちのままにとか、
 子供のころからずっとそういうことばかり大事にしてきました。
 でも、たとえば誰かと気持ちが一体化した瞬間の無我夢中の幸せとか、
 自分がいることを忘れてしまうくらい、景色の中に溶け込むのを感じた時とか、
 はち切れそうな季節の野菜の下にもぐりこみ、自分をなくすることで生まれる、
 料理の臨場感だとか。
 自我をとび超えた時に感じる、果てしない自由さのことを思うのです。」(あとがき)
2004年9月から2005年2月までの日記に、その月のおまけレシピが付いています。

sold out E-162 ロマンティックに生きようと決めた理由 700円
永井宏 編
アノニマ・スタジオ 2006年初版第1刷 定価1365円
状態 B / 表紙汚れ少 小口汚れ少 中は美本

美術作家永井宏さんが、1992年から96年まで葉山で主宰・運営していた
「SUNLIGHT GALLERY」。
そこに集い、現在さまざまな分野で活躍している「鎌倉系」ともいえる人たちの散文集。
中川ワニさん、カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュの堀内隆志さん、
フード・コーディネーターの根本きこさん、アーティストの小山千夏さん、
編集者の赤澤かおりさん、フラワー・アーティストのCHAJINさんなどの、
気負いのない素直な文章は、ストレートに心に響きます。
今までの、そしてこれからの生き方を模索する人たちに。

sold out E-162 ロマンティックに生きようと決めた理由 700円 再入荷
永井宏 編
アノニマ・スタジオ 2006年初版第1刷 定価1365円
状態 B / オビ付オビヨレ・破れ有 カバーヨレ・汚れ有 中は美本

美術作家永井宏さんが、1992年から96年まで葉山で主宰・運営していた
「SUNLIGHT GALLERY」。
そこに集い、現在さまざまな分野で活躍している「鎌倉系」ともいえる人たちの散文集。
中川ワニさん、カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュの堀内隆志さん、
フード・コーディネーターの根本きこさん、アーティストの小山千夏さん、
編集者の赤澤かおりさん、フラワー・アーティストのCHAJINさんなどの、
気負いのない素直な文章は、ストレートに心に響きます。
今までの、そしてこれからの生き方を模索する人たちに。

sold out E-164 センス・オブ・ワンダー 800円 再入荷
レイチェル・カーソン 著 上遠恵子 訳 森本二太郎 写真
新潮社 2002年34刷 定価1470円
状態 B / 裏表紙跡有 中は美本 前回は「写真集・画集」

アメリカ・メイン州の豊かな自然の中で過ごした、
甥のロジャー(実際は姪の息子)との日々から、
子どもたちの「澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感力」を
育む大切さを感じたレイチェル・カーソン。
「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を保つのに、
「『知る』ことは『感じる』ことの半分も重要ではない」と固く信じ、
親たちに、子どもと一緒に空を見上げ、風の音を聞き、
季節の移ろいを体で感じるようにと誘います。
「美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知のものにふれたときの感激、
思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、
次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。
そのようにして見つけだした知識は、しっかりと身につきます。」
海洋生物学者であり、作家でもあるレイチェルの詩情豊かな文章は、
科学の本という範疇を超えて、美しい言葉を私たちに投げかけています。
前回は「写真集」からのご紹介でしたが、今回「エッセイ」に移動しました。

sold out E-164 センス・オブ・ワンダー 800円 再入荷
レイチェル・カーソン 著 森本二太郎 写真 上遠恵子 訳
新潮社 2002年34刷 定価1470円
状態 B / 裏表紙跡有 中は美本
アメリカ・メイン州の豊かな自然の中で過ごした、
甥のロジャー(実際は姪の息子)との日々から、
子どもたちの「澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感力」を
育む大切さを感じたレイチェル・カーソン。
「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を保つのに、
「『知る』ことは『感じる』ことの半分も重要ではない」と固く信じ、
親たちに、子どもと一緒に空を見上げ、風の音を聞き、
季節の移ろいを体で感じるようにと誘います。
「美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知のものにふれたときの感激、
思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、
次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。
そのようにして見つけだした知識は、しっかりと身につきます。」
海洋生物学者であり、作家でもあるレイチェルの詩情豊かな文章は、
科学の本という範疇を超えて、美しい言葉を私たちに投げかけています。

sold out E-165 とるにたらないものもの 600円
集英社 2003年第1刷 定価1259円
状態 B / オビ付 中は美本
父を見舞った病室で見つけた、ひとつ残ったヨーグルト。
「食べたいんだけどね」と言いながらも残した、その理由は…?(「ヨーグルト」)
「尋常じゃなく」大好きなまめごはん。
どれくらい好きかというと…。(「まめご」)
他にも、出かけるための仕度をする時間、の幸せについて(「仕度」)、
大嫌いだった小学校で、一つだけ好きだったもの(「スプリンクラー」)、
こなれた装身具の身につけ方についての一考察(「おばさんのスカーフ」)などなど、
当たり前の日常をちょっと斜めに見すえる、江國香織さんらしい言葉と感受性は、
くすくすと笑いながらも、突然すとんと背筋が寒くなったり。
とるにたらない、けれども見過ごすことのできない、小さなエッセイ集。

sold out E-166 本を読むわたし My Book Report 500円
華恵
筑摩書房 2006年初版第1刷 定価1050円
状態 B / 表紙よれ少 中折れ少

仲違いしてしまった同級生の石井さんが見せた、いつもと違う顔。
(『ぼっこ』『愛のしらべシューマン』)
塾で出会った、ちょっと大人っぽい女の子、沙羅。(『小さき者へ』)
いつもクールで落ち着いている、同じクラスの「お坊ちゃま」な山下。(『ココナッツ』)
お母さんやお兄ちゃん、おじいちゃん、オクラホマのグランマ、
やわらかくやさしい日本語を話す、ベビーシッターだった韓国人のフミ子さん…。
大切な人との思い出は、いつもその時そばにあった本につながっていく。
読書を通じて考え、感じたことがらを、ひとつずつていねいに言葉に紡ぐ華恵さんの、
みずみずしい感受性が光るエッセイ集。
『小学生日記』のhanae*ちゃんが、少し大人になって綴った読書日記です。

sold out E-167 森茉莉 贅沢貧乏暮らし 1000円
神野薫
阪急コミュニケーションズ 2004年初版第4刷 定価2310円
状態 B / オビ付 中は美本

森鴎外の長女として生まれ、「お茉莉は上等、お茉莉は上等」と父に溺愛された少女時代。
服はドイツから取り寄せられ、箪笥に入りきれないほどの着物を持ち、
「家庭の仕事なんぞというものは、一カ月もやればできるものだ。
それより、ピアノだ、フランス語だ」と家事はいっさい教わらなかった、超お嬢様な暮しを経て、
生きるために選んだ作家という職業にいたるまでの道のり。
幼い頃に好きだった食べ物、これだけは得意だったという料理のメニュウ、
お気に入りの品々、直筆の原稿や買い物メモなど、
森茉莉の足跡をたくさんの写真でたどる、生誕100年(2003年当時)を記念した1冊。
誰にもまねできない、時に愉快で、時に辛辣な、美しい文体。
森茉莉という稀有な作家が誕生した秘密の一端を垣間見ることのできる本です。

sold out E-168 すべてきみに宛てた手紙 900円
長田弘
晶文社 2001年3刷 定価1890円
状態 B / オビ付 カバー上よれ有 背表紙こすれ有 中は美本
「 ひとの人生は、やめたこと、やめざるをえなかったこと、やめなければならなかったこと、
 わすれてしまったことでできています。わたしはついでに、やめたこと、
 わすれたことを後悔するということも、やめてしまいました。
 タバコは、二十五年喫みつづけて、やめた。結局、やめなかったことが、
 私の人生の仕事になりました。―  読むこと。聴くこと。そして、書くこと。
 物事のはじまりは、いつでも瓦礫のなかにあります。やめたこと、やめざるをえなかったこと、
 やめなければならなかったこと、わすれてしまったことの、そのあとに、
 それでもそこに、なおのこるもののなかに。」 (「手紙 1」)
詩人長田弘さんが、さまざまな新聞・雑誌・月報などに書いたエッセイを、
「手紙」という親しみのこもったかたちでまとめた1冊。
心の置き場所に迷った時には「手紙 3」が、
もうこれ以上進めない、と思ったときには「手紙 8」が、
そして、言葉の持つ力を深く考えさせられる
「人がめいめい違った自分の名をもつように、ことばというのは、
 多様なものをたがいに認め合う方法です。ことばがあなどられるところに、
 人の、人としてのゆたかさはない。わたしはそう思っています。」(「手紙 4」)
という一文が心に残ります。

sold out E-169 ミラノ 霧の風景 850円
須賀敦子 
白水社 1993年第15刷 定価1700円(当時)
状態 B / 表紙跡有 裏表紙汚れ有 中は美本
13年間のイタリア生活で、文学・宗教・政治など、
ヨーロッパ文化に根ざしたさまざまなものを吸収し、
自らの中で熟成させた著者が、
60歳を過ぎて初めて書き綴ったのがこの作品です。
やわらかく美しい日本語は、読むたびに、
良い香りを胸いっぱいに吸い込んだような清々しさを感じます。
エッセイでありながら、それぞれが1篇の物語のような味わいのある1冊です。

sold out E-170 ぽっぺん 900円
石田千
新潮社 2007年 定価1680円
状態 B / オビ付  中折れ・よれ少 他は美本
子どものころの、嘘をついてあやまりに行く道々の心細さ。
お祝いを探しに出かけた先での、ほのぼのとしたできごと。
父や母、身近な人々への、さりげない気遣い。
ちょっと古風で男っぽい言葉遣いと、細やかな目線のアンバランスさが
なんとも不思議なエッセイ集。。
ひとつひとつのできごとを、確かめるように、慈しむように、
じっくりと描く文体に、独特の味わいがあります。

sold out E-171 ヨーロッパ退屈日記 250円
伊丹十三 
文春文庫 1998年第21刷 定価470円
状態 B / やけ有

『北京の55日』『ロードジム』といった海外の映画への出演、
『遠くへ行きたい』などのドキュメンタリーの作成、
『お葬式』『マルサの女』などの映画監督としての活躍など、
多方面でその才能を開花させた伊丹十三。
けれども、一番おもしろいのはエッセイ!と言い切ってしまいます。
海外での体験を、美意識と皮肉と愛情を込めて描いたこの作品は、
今から40年以上前に書かれたもの。
当時まだめずらしかったヨーロッパでの暮らしや、
英語へのこだわり(「ジャガー」ではなく「ジャギュア」とかね)、
料理に対する薀蓄、細かい人間観察、軽妙な語り口…、
この時、まだ30歳前だったとは思えない「大人さ」加減に驚いてしまいます。
自ら描いたイラストと共に、その味わい深い文章をぜひお楽しみください。

sold out E-173 日々ごはんB 650円
高山なおみ
アノニマ・スタジオ 発行 KTC中央出版 発売 2004年初版第1刷 定価1365円
状態 B / 表紙カバーよれ有 小口汚れ有

「クウクウ」を辞めてからの思いと料理教室のスタート、りうさんの独立、
毎日の落ち着いた暮らしをかけがえのないものと思いつつ、それを壊したくなる気持ち、など、
料理家高山なおみさんが、自身のHPで綴った日々のできごと。
今回は2003年3月から8月まで。
毎月最後に登場するおまけレシピは、
豚そぼろといり卵の混ぜご飯、浅蜊のの潮汁、豚と大根の梅ナンプラー煮、
陳さんの辛い麻婆豆腐、納豆の味噌バター炒め、ゴーヤと豚肉のスパゲッティ。
巻末には「このころ読んでいた、おすすめの本」も紹介されています。

sold out E-174 日々ごはんC 600円
高山なおみ
アノニマ・スタジオ 発行 KTC中央出版 発売 2004年初版第1刷 定価1365円
状態 B− / 表紙カバーよれ有 背表紙角キズ有

新しい同居人の登場、清水さんの畑の野菜たち、
赤ん坊の偉大さ、佐藤初女さんと過ごした時間、など、
料理家高山なおみさんが、自身のHPで綴った日々のできごと。
今回は2003年9月から2004年2月まで。
毎月最後に登場するおまけレシピは、
ツナのバーニャカウダ風、蓮根のフライパン焼き、みかんのバターケーキ、
豚肉と白菜のトウチ蒸し煮、牡蠣の酒炒り、エビのパエリャ風炊き込みご飯。
巻末には「このころ読んでいた、おすすめの本」も紹介されています。

sold out E-175 日々ごはんF 700円
高山なおみ 
アノニマ・スタジオ 発行 KTC中央出版 発売 2004年初版第1刷 定価1365円
状態 B / カバーわずかによれ有 中は美本

固くて安心な地面だと思っても、あんがい柔らかい、そんな毎日の儚さについて思うこと、
夜中の電話でふと思い出す、心もとない気持ち、など、
料理家高山なおみさんが、自身のHPで綴った日々のできごと。
今回は2005年3月から8月まで。
毎月最後に登場するおまけレシピは、
新ごぼうと糸こんと牛肉の炒り煮、若竹煮、鶏レバーの醤油煮、
レタスと海苔のサラダ、エリンギの網焼き、味味噌のとろろ芋。
巻末には「このころ読んでいた、おすすめの本」も紹介されています。

sold out E-176 美しくなるにつれて若くなる 550円 文庫
白洲正子
ランティエ叢書 1999年第2刷 定価1050円
状態 B /  オビ付 中は美本 ハードカバー
伯爵家に生まれ、幼いころから能をたしなみ、
後に吉田茂の側近となる白洲次郎と結婚。
骨董や着物への造詣が深く、
小林秀雄、青山二郎、河上徹太郎との親交を深め、
「韋駄天お正」と呼ばれるほどの行動派だった白洲正子さん。
この本は、1948年、著者38歳のころに書かれた
『たしなみについて』を中心にまとめられています。
「美」や「智恵」「創造」などについて、時に辛辣に、時にユーモラスに、
歯に衣着せぬもの言いで小気味よく語り、
また、現在の町田市にあたる鶴川村での暮らしを描いた『鶴川日記』では、
村人との交流や自然の情景、白洲夫妻を取り巻く文士や芸術家とのやりとりなどを
いきいきと描いています。
どのページにもはっとする一言が見つかる随筆です。

sold out E-179 帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。 850円
高山なおみ 文 日置武晴 写真 高橋みどり スタイリング
ロッキング・オン 2006年3刷 定価1680円
状態 B / 表紙・裏表紙汚れ少 中は美本

毎日の暮らしの中で、どこか引っかかったり心に強く残ったできごとを、
できるだけその時の気持ちに沿って言葉にした、日記形式のエッセイ集。
『日々ごはん』シリーズ以前、月刊誌『CUT』1996年11月号から
2001年1月号までに連載されたものをまとめています。
「ココナッツミルクの冷たいお汁粉」「彼女の焼き豚」
「落ちこんだ日のスープ」「グールドの葛粉のビスケット」など、
「まるで料理とかけ離れたようなことにも思える、
 ふだんを生きている中から、何かと何かがからまって」
生まれたレシピ約30品が、取り外せるように別冊として巻末についています。


sold out E-180 ねにもつタイプ 850円
岸本佐知子 著 クラフトエヴィング商會 挿画
筑摩書房 2007年初版第6刷 定価1575円
状態 B / オビ付 中は美本

ニコルソン・ベイカーやスティーブン・ミルハウザー作品の翻訳をはじめ、
最近では、密かにヒットしている『変愛小説集』(「レンアイ」ではありません)の
訳も手がけている翻訳家の岸本佐知子さん。
今回のエッセイ集は、前作『気になる部分』をさらにパワーアップ、
そしてローテンションながらヒートアップさせた怪作(?)です。
何も考えずぼんやりしている時に頭の中にあらわれる、ある言葉や音楽。
これが聞えだすと1日中エンドレスとなり、かくなるうえは…(「ホッホグルグル問題」)
大学2年の夏、アルバイト先の寮で出会った奇妙な管理人のおばさん。
その変わりぶりとは…(「夏の思い出」)
高校時代、お昼のパン当番とパン屋さんとで交わされた、
『生協の白石さん』に先んずる小さな交流(「一度きりの文通」)
けらけらと笑いながら、どこかに「?」という感覚がまとわりつき、
すぅっと背すじがひんやりする時もある、短篇小説のようなエッセイ集です。

sold out E-183 フランス日記 日々ごはん特別編 850円
高山なおみ
アノニマ・スタジオ 2006年初版第1刷 定価1365円
状態 B / オビ付 中は美本

取材のために訪れた、初めてのヨーロッパ、初めてのフランスでの日々。
マルシェや蚤の市、列車やタクシーの中、レストランやホテル、
さまざまな場所で出会った人、もの、こと。
人の温かさも強さも、見栄っ張りなところもダメダメなところも見つつ、
人間同士の関わり合いの素敵さに心を寄せる著者。
読んだ後に、なぜか胸がキュッとするような素直な文体が、
ここでもいかんなく発揮されています。
もちろん、おいしそうな料理と写真も満載です。

sold out E-200 谷川俊太郎質問箱 900円
ほぼ日ブックス 2007年第5刷 定価1500円
状態 B / オビ付 中は美本

質問 四 どうして、にんげんは死ぬの?
       さえちゃんは、死ぬのはいやだよ。(こやまさえ 六歳)
(追伸:これは、娘が実際に母親である私に向かってした質問です。
    目をうるませながらの質問でした。正直、答えに困りました〜)

谷川さんの答え ぼくがさえちゃんのお母さんだったら、
           「お母さんだって死ぬのいやだよー」
           と言いながら
           さえちゃんをぎゅーっと抱きしめて
           一緒に泣きます。
           そのあとで一緒にお茶します。
           あのね、お母さん、
           言葉で問われた質問に、
           いつも言葉で答える必要はないの。
           こういう深い問いかけにはアタマだけじゃなく、
           ココロもカラダも使って答えなくちゃね。

webサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の連載を元に作られた、
さまざまな質問に谷川俊太郎さんが答えた本。
詩人の答えは、時に軽やかで、時に危うい。
言葉の仕事をする人のライブ感にあふれた、まじめでゆかいな質問箱。
巻末に「ほぼ日」編集長の糸井重里さんとの対談もあります。