オープンリール復刻図鑑


その他のテープ


トップページに記載したようにオープンリールの国産製造メーカーは数社しかありませんが1960年代には他の電気メーカーもOEMを受けて多くの銘柄が存在しました。それだけオープンが普及していたという証ともいえるでしょう。

ここでは分類したメーカー以外のテープ、サイトをご覧の皆様からいただいた珍しいテープの画像を掲載します。できる限りOEM元を調査するつもりですが不明のテープも多々ありますのでご了承下さい。


NEC
1960年代

1960年代初頭のNECの録音テープ。MADE IN JAPAN BY TOHOKU MATAL INDU-STRIES(=東北金属)とリールにあり、OEM元が記されています。
(画像・情報提供:京都T様)

こちらもNECの7号テープで1960年代のものと思われますが詳細は不明
2006.1掲載

アンペックス
その1
米3M、独BASFと並んで海外ブランドでは代表的な米AMPEXですが日本の一般家庭ではそれ程保有している方は多くは無いと思います。
 管理人はカセットテープしか持っていません。

不明7号テープ
製造・発売メーカーなど一切記載のない?と記憶している7号テープ。
普通に再生は可能。

三菱 これは珍しい三菱の5号テープです。
管理人はこれ1本しか見たことはありません。OEM元は不明。
 1960年代には三菱電機も現在以上に家電に力を入れていましたから、家電店も手に入ったのでしょうか。

VICTOR 日本ビクターは自社製造ブランドでは無いのですがコロムビアのテープよりむしろ良く見かけます。
 OEM元は不明ですが松下との関連が深いメーカーですので中身はTDKかも知れません。
VICTOR2 これもかなり古そうなテープです。
for VICTOR TAPE RECORDERと印字されていますのでビクターの録音機に付属で付いてきたテープか?

沖電気
沖電気のテープというのは本当に珍しい。SYNCHROと記載されていますのでTDKのOEMでしょう。

店頭ではほとんど手に入らない製品でしょう。沖が60年代に録音機器まで手がけていたかは不明です。

ロシアのテープ 以前在日のロシアの方から送付されたテープでサイズは3号、テープ幅も適合したのですが残念ながら、ノイズがひどく復刻できませんでした。

録音トラックなどは世界共通の筈ですが消去ヘッドなどに不具合があったのかも知れません。

不明5号テープ これも製造メーカーなどの記載が無い5号テープ。
現在のCD-Rメディア同様、オープン全盛の頃はノーブランドものが多数出回っていたという事でしょうか。。。

アンペックス
その2

これもAMPEXのテープ。録音スタジオで収録されたもののようです。
アンペックス
その3
2006.4UP
AMPEXのテープは市販では非常にマイナーなブランドですが、送られてきたテープでは何本か見かけられた。プロのスタジオなどで用いられたものか?

キャニオン キャニオンは8トラックカートリッジやカセットのレコーデットテープとしてお馴染みですがオープンはこの1本を見ただけです。

OEM元不明。

富士電機
富士電機も60年代はテレビなど家電製品も製造しており、録音機もあったのでしょうか(不明)

この銘柄もあまり見かけません。リールは7号サイズ。


BASF
2006.5UP
米3M(SCOTCH)と並び称される独のBASFです。
学生時代秋葉原では見かけたし、カセットは持っているのですが実際オープンで依頼されたのは2005年でした。金赤と黒の独特のデザインは印象に残ります。


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