デジタルメディア関連 アナログ音源再生計画


D010603
CDエクストラ形式の応用編

この記事は特集「シングル盤をジャケットごと・・・」についての補足内容です。



特集6ではシングルレコードとジャケットの保存を1枚のCD-Rにまとめる話題を扱っていますがこのパターンは非常に多くの応用ができます。
 特別なプログラミングをしてCD-DAとデータをリンクさせるような複雑なものでなければ、「最初CD-DAで音楽部分をTAOで焼き、セッションをクローズ(ファイナライズ処理はしない)後、空いた容量へPC用のデータを追記する」という非常に単純な方法で誰でも簡単にできる応用例を少し紹介します。
 当然管理人の応用例ですのでセコイ用途が主体です(爆)。

アナログのLPや市販の音楽CDでこれらの復刻盤では容量一杯に曲が入っている事は希です。LPでは長くて50分、短いモノでは30分(いずれもA・B面合計)程度の時間しか再生できません。これをそのままCD-Rに焼くと焼き後がはっきりと見える。変色した部分が半分くらいしかないと「わっこんなに残ってる、な〜んか勿体ないなぁ」と思ったことはありませんか?
(ワシだけか(^^;)

オリジナルCD-Rを作る場合大抵私は60分以上の再生時間を目標にしています。アナログ盤のアルバムでそんな長いものは無い。復刻盤でも当然同じ(ボーナストラックが入っているものもあるが)。セコイ管理人は「別のソースから録った曲も入れよう」とか思っているうちに、なかなかうまく合った曲が無い。そのままハードディスク(HD)に入れっぱなしで整理できないのです(^^;

「う〜む、せめて外周5ミリくらい焼き残しがあるのは許せるんだが。。。」そこで
HDによるデジタル音源管理の実際でもお話ししたようにCD-DAデータをTAOで焼いておいて、後でPC用のデータを焼き足す方法をいくつか考えたのですが。。。

[同一曲をMP3にして焼く]
これは最もオーソドックスなパターンで万人向け。誰にもオススメできる手法です。60分位の音楽CDでも残量にMP3で全曲焼けます。
 CDプレーヤーでは音楽CDとして、PCではMP3として再生できるしMP3専用プレーヤーへ吸い出す場合にもタイトル(内容)がわかりやすく非常に便利です。

[同一曲をWAVファイルのまま焼き足す]
音源の再利用をする場合にCD-DAでのCD-R焼き特有の音質劣化を最小限にくい止められる、単純なコピーでHDに吸い出せるため、WAVのまま焼き足すという方法は最初は我ながらいい考えだと思った。だが現実はWAVの方がCD-DAより容量が大きくなるので30分程度のLPでも80分メディアでないと全部は焼けない。容量分時間もかかるし、現在はあまりやらなくなった。
(HD増設したので(^^;)
 あとでオムニバス盤に利用するため何曲かを選んで容量一杯まで焼くというのも一法か。。。

[音源と無関係のデータをバックアップとして焼き足す]
HDの容量が常時不足気味の方ならオススメできます。特にフロッピーに入りきれない大きなデータをCD-RWが読めないPCへ落とす必要があるとき便利です。
 そのため日頃から焼いたCDをファイナライズ処理しておかない、傷を付けないよう注意して扱う必要があります。(CD-DA部分のセッションはクローズしておく)
 職場へ向かう車内ではカーステや携帯プレーヤーで音楽を聞いて、その盤1枚で仕事ではデータを吸い出したりするとオシャレですよ〜
(単なるケチか(^^;)

[凝った記念盤をつくる]
市販のCDのようにはいきませんが、HTMLで作成すれば、かなり凝ったものができます。私は大学時代の「録音研究会史」というCDエクストラ盤をミレニアム記念に作成して元部員のオヤヂ達(といっても総勢3名(^^;)に配付しました。
 音楽CD部分はマイクで各地で録った音と演奏のオムニバスですが、PC部分はかなり凝りました。オートランでブラウザと音声が自動起動するよう記述し、年表と活動記録、写真を入れ爆笑ものの録音NGシーンをMP3で再生できるようにしました。

 難しいスクリプトは書けないので自動起動ではDOS窓が開くし、音声再生ではWMPが起動するしで決してスマートでは無いのですが、どんなPCでもIEやネスケなどブラウザを標準装備してますからホームページ作成ソフトがあれば配付には最も汎用性があります。腕に自信がある方なら、もっと凝ったものができると思います。


変な焼きかたして、ちゃんと再生できるの?※※
このような焼き方をしてうまく再生できないという事例も確かにあるようです。推奨はしませんが、私の例では台湾製のメディアに焼いたものを古いPCや10年以上前のポータブルCDラジカセ、カーステ、プレステで試しましたがいずれも問題なく再生できました。モチロンPCデータ部分は全く問題ありません。

TAOで焼くことになるのでギャップとして曲間は2秒空きます。ライブなどノンストップの演奏には向かないかも知れません。なお、何回か記載していますがCD-DA(音楽CD部分)部分を焼いた後は必ずセッションをクローズしなければいけません。そのまま同一セッションにデータを焼いた場合、大抵のCDプレーヤーではデータ部分を認識しない筈ですが、もし再生された場合は「ビヨ〜ンピロピロピロ」攻撃が待ってます(^^;

再生機器では欧米製のポータブルCDプレーヤーでトラック数が多いCD(本物の語学用CDで90トラックくらいある)が途中までで読めなかった事があった。女房が語学用に通販で購入したモノでしたが、この機種でも私のTAOで焼いたCD-Rはちゃんと再生できました。ちなみに女房は購入先の「通○生○」にすぐ突っ返したようです(笑)
 CDプレーヤーも日本企業のブランド名で売られているアジア諸国生産ものなら全く問題ないと思います。韓国ブランドの製品は確認していないため不明です。

設定で難しい部分は特にありませんのでHDの容量が不足気味の方、円・ドル・ウォンその他の通貨が不足気味の方(^^;は是非お試しあれ。




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