音源メディアの変遷 

46分テープの登場〜1973年の雑誌広告

アナログ音源再生計画

カセットテープの規格は最初はC-30・60・90・120と30分単位の長さに決められていましたが音楽用カセットの普及とともにC-46という中途半端な長さのテープが出現しました。広告は1973年のものですのでこの年に初めて登場したのか?(未確認)

なぜこの長さを造ったのかは以下のマクセルの広告コピーをご覧ください。説明になってませんね(笑)
はっきり『LPレコード録音専用』って書けばいいのにネ(^^;

しかし、この発想は技術以上に素晴らしい。カセットはテープを切って編集するという性格のものでは無いのでユーザーとしては有り難かった。この長さは海外メーカーを含めて他社も追随しましたが、時既に遅し。品質・価格・サービス(オマケ)全てにおいて海外老舗テープメーカーは日本メーカーの後塵を拝しすっかり影が薄くなってしまいました。

この時期以降カセットテープは日本が世界市場を席巻することになるのでした。


上下とも1973年雑誌「録音のすべて」(音楽之友社)広告


対抗してTDKは、46分ではバツが悪いと思ったか(^^;45分テープを発売


※蛇足ですが、これ以降オープン7号も46分テープが登場し、私もSONYのテープを箱買いしました。SONYとしてはCBS-SONYというレコードレーベルを持っていた関係上レコードダビングは自分の首を絞めるようなモノだと思うのですが、どういう訳か、この時代はテープも売れればレコードも売れるという佳き時代でした。。。

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