音源メディアの変遷 |
2004音源メディアの話題〜HDD携帯プレーヤー
アナログ音源再生計画
2004年の音源メディアのキーワードは「ますます大きく、ますます小さく」ではないでしょうか。 ますます大きくなるのは記憶容量、ますます小さくなるのは音源ファイル。その代表格であり04年大ヒットしたHDD(ハード・ディスク・ドライブ内蔵)携帯プレーヤについて取り上げてみました。 当然のように管理人の独断だけの感想ですのでご了承ください。 |
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すべての携帯に接した今の10代 | ||
■音楽に最も熱中する現在10代後半の世代は、携帯プレーヤーについては最も恵まれた時代ではないでしょうか。小学校高学年ころからカセットウォークマンを聞き、中学でCD、そしてMD。高校でHDD携帯プレーヤーと、あらゆる魅力的な携帯機器が登場し年齢とともにそれらを身につける事ができる世代です。 ■ご多分にもれず我が家の長男もまっすぐにこの道を歩んできました(^^;。うちに無いのはメモリースティックタイプの携帯だけですが、実は愚息の携帯(電話)にはメモリーに結構音楽を詰め込んでいます。 ■親がそんなに小遣いをやっていないのに、どこにそんな金があるんじゃ?と思うのですが我々の世代と比べると機器も相対的に安価になったし、ソフトもレンタルで安く手に入れられる。 ■「カセットなんか古くて聞けるかよー」とか抜かしおって、小さい頃母親がゆうせんで一生懸命録った『日本むかしばなし』の山のようなカセット、一体どうしてくれる(T_T) |
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HDD携帯プレーヤ | ||
■従来のデジタル携帯プレーヤはMDタイプかメモリ−タイプが主流でしたが、HDDを内蔵したAppleのiPodの登場で状況がかなり変わってきたようです。5G〜20Gという大容量でMP3などの圧縮音源なら数千曲が入るというわけで大ヒット商品になったわけです。もちろんAppleならではのデザインの良さとブランド力もその要因でしょうが。。。 ■HDD携帯プレーヤーの多くはMP3・WMAの再生が可能で、SONYはMD形式のATRACです。うちの息子はiPodが欲しかったようですが、自分の小遣いを眺めて(^^;結局Rioにしたようです。 非常に多くの楽曲を入れることができるので、どういうファイル管理をするのかと思っていましたがPC側に管理ソフトを入れMP3などに変換、さらにネットに繋いで曲名を取得後、大分類→ジャンル、中分類→アーチスト名 小分類→アルバム→曲名などとツリー状に分類されて管理していました。息子の聞くのはJ-POPがほとんどですから100%近くネットで曲名を取得できていました。 [画像]HDD携帯プレーヤーをPCにつないでWMAファイルを転送しているところ。CDをPCに入れてネットに繋ぎ曲名・アーチスト名・アルバム名をダウンロード。専用の管理ソフトでプレーヤーに転送するようです。 ■気になる音質ですが、私が3年ほど前に買ったRioの携帯CDプレーヤ(MP3・WMAのCD再生可能)に比べて格段に音質は良い、というより自分のプレーヤが悪すぎ(高域が全く出ない) しかしWMAでも100K以下に圧縮するとボーカルのサシスセソが歪んだように聞こえます。さらに高圧縮にするとワウフラのような音揺れがします。「電車の中で聞くから気にならない」と愚息は申しておりますが。。。 ■携帯電話より少し小さい程度のサイズなのでメモリ−タイプよりはかさばりますが、これだけの容量が入ると思えば十分でしょう。Rioのデザインも悪くない。しかし、やはり気になるのはHDの耐性ですが乱暴に扱うとすぐ壊れるという事(SONY製は耐震性に優れているそうですが)。息子のRioも買ってすぐ壊れ、店にもっていくと修理ではなくて即座に新品に交換してもらったとか。おそらく修理は割に合わないのではないかと思います。 ■それにしても1台に3000曲も入るというのが魅力的に感じる息子に『愚息よ、おまえ何千曲もCD持ってるのか?』と問えば、「TSU○AYAで借りてくる」・・・つくづく恵まれた時代になったなぁと感じた次第です。 |
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(C)Fukutaro 2004.12 |
子『父ちゃん、これが今話題のiPodだぜ。カッコいいだろう』
父『おお、携帯ラヂオか。昔はワシの嫌いな川上が良く”えぬえっちけー”でナイターの解説をやっておったのぉー。つまらん評論をヌカシおって、ラヂオをたたきつけたもんじゃ』
子『父ちゃん、ラヂオじゃなくてハードディスク音楽プレーヤーだよ。たたきつけたらすぐ故障するからさわるなヨ』
父『なにぃプレーヤーだと〜?ワシは川上を一流プレーヤーなどとは絶対に認めんぞ。一流はワシだけじゃ。』
姉『一流じゃなくて韓流でしょ。今話題なのはよん様よ〜ん』
父『う゛わっっかもーん、夜中まで韓国の昼メロなんぞ見とるから電気代がかさむんじゃ。プー魔もつまらんもの買いおって。こうしてやる〜』
・・・ガンコ一徹アナログおやぢはiPodをボロ借家の節穴から外へ投げ捨てた。偶然通りかかった迷大の壱場は見事キャーッチ!
壱場『おーiPodじゃ〜ん!楽天のショッピングモールで買おうと思ってたのに天からの授かりものは子供だけじゃなかった。ただでもらえるモノは何でももらっておこう!ラッキー!』
再生したiPodの中には「巨人の★」ただ1曲がWAVファイルで入っていたことはいうまでもない。。。。
-父子の意味不明・不毛の闘いはまだかなり続くかもしれない-たまにどこかのページに掲載中(^^;