音源メディアの変遷 

コンパクトディスクの優れた特徴

アナログ音源再生計画

以下は1980年代の音楽CD付属歌詞カードの最後のページに必ず記載されていたCDの特徴についての説明文です。現在では陳腐な部分もあるかと思いますが、まさに従来のアナログメディアと比較した場合の優位性が述べられています。勝手な解釈は誤解を招くのでそのまま掲載しました。

音が、すばらしく良い
コンパクト・ディスク
(以下CD)は、最新のコンピュータ技術を使った「デジタル」方式。従来のレコード(アナログ方式)では考えられなかったほど、良い音が得られます。

●ピアニシモからフォルテシモまでを、臨場感豊かに再現します。CDのダイナミックレンジ(最弱音と最強音との差)は、90db以上。この数字の迫力は、コンサートホールで聞くオーケストラの演奏が100dbといえば、納得していただけるでしょう。

●人間の耳に聞こえる範囲以上の超低音から超高音までを自然な音質で再現します。

●音の歪み率は、従来のレコードの10分の1以下。回転ムラによる音の揺れや震えはほとんど無く、とてもピュアで澄んだ音を再現します。

●CDは、雑音を徹底的に排除。(SN比90db以上)針が音溝をトレースする雑音も無いので、休止部は限りなく無音に近づきました。

いつまでも変わらない、いい音
CDはレーザー光線で音を取り出す非接触ピックアップ。針を使わないので、音溝がすり減るようなことがありません。また、信号が刻まれた面はプラスチックの膜で覆ってあり、直接触れることができません。だから、汚れにも強く、いい音がいつまでも変わりません。

ポケットにも入る、コンパクト・サイズ
CDは、シングル盤より小さく、カセット・テープより薄い。持ち運びが簡単で、収納スペースがぐんと少なくてすみます。

扱いカンタン
プレーヤーへのセットは、片手でポン。演奏のスタート、ストップ、選曲、頭出し、繰り返し演奏などの操作は、ボタン1つですぐOK.デジタルならではの簡単操作ですから、どなたにも気軽につかっていただけます。

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