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Water Cooling PC
Wais-Factory では 水冷PC を製作し始めてから 3年になります。
年に一度の改修作業を3回経験して、ようやく安定して動く水冷機を作ることが出来るようになりました。
水冷PCってマニュアルとか無いから、パーツを前にした時どう扱っていいか解らない事が多いです。
正直、失敗もいろいろしました。パーツを一発で壊した事もあります。

ここに管理人の失敗談、気を付けてほしいと思う事を書きます。
これから水冷PC を始める方の参考になれば幸いです。

ココに記載の内容はあくまで管理人の個人的な見解です。組み付けは自己責任でお願いします。

漏水

水冷というと冷却水の漏れが先ず気になると思います。
冷却水が漏れて無くなれば当然 PC は壊れます・・・

しかし、漏水の大半は組み上げ初期の段階で発生すると思います。
24時間通水試験をしっかり行うことで回避出来る、
確立が高いと思います。

また、 真水での通水試験は避けてください。
通水試験とはいえ、通電していますので電蝕を誘発します。
アンチコロージョンを忘れずに・・・

冷却水

「漏水」の項でも申し上げましたが、
真水での運用は絶対に避け、必ずアンチコロージョンを使用してください。
高価な水冷パーツが電蝕で破壊されると涙目です。。

個人の趣味の問題でもありますが管理人は、
「染料」、「色付き冷却水」の使用ををお勧めしません。
分解出来る部品はまだ良いのですが、
ラジエターの内部などは、洗浄しきれません。

組み直した後でも冷却水が濁ります⇒

アクリルパーツに注意!

アクリル製の水冷パーツって、とても美しいです。
しかし、強度的に不安を感じるのは否めません。
その強度は金属より絶対的に弱い訳ですから・・・
アクリルパーツを使用する場合は削り出しの物が望ましいと思います。

また、フィッティングの締め過ぎにも、注意してください。

組み上げ後の定期的な点検もお忘れなく、お願いします。
冷却水の内圧で破損した事もあります⇒

電蝕

冷却水の項と重なりますが電蝕は、ある意味で漏水よりも恐怖です。
水路内の金属を蝕み水路を詰まらせて、水冷PCを破壊します。
電蝕を防ぐには以下のとおりです。

・全て銅製パーツで組む。
・必ずアンチコロージョンを使用する。
・冷却水の色を定期的に点検する。

これしかないでしょう。
高価なパーツがゴミになりますので本当に注意です。

フィッティング

初めて水冷PC を組んだとき、フィッティングの、
締め付け加減が解らなくて、
Cooling Lab の庄治さんに質問をした事を覚えています・・・

手で強めに締めれば OK です。
工具で強く締めると、Oリングが痛みますし、
変形で漏水する事もあると言われます。

何より相手がアクリルだと・・・怖っ。。

導電性熱伝導シート

熱伝導シートを使用する水枕に注意してください。
熱伝導率の高いモノは導電性がある事があります。
この場合、チップの端子がシートに埋没すると・・・

「バチッ」といって、「ボンッ」です。。

高価なハイエンド VGA が一瞬で昇天とか・・・
イヤ過ぎます。。。
嗚呼・・・GF8800GT・・・南無・・・



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