死活のトレーニング2
問題の部
第19型 白先生き 解説 隅の曲がり四目にならないようにご用心ください。 |
第20型 黒先生き 解説 瞬間的にひらめかなくては、という基本的な生き方です。 |
第21型 黒先生き 解説 フトコロを広くするよう心がけるのが、生き方の基本の一つです。 |
第22型 白先生き 解説 カケツギやトビでは、この場合うまくゆきません。実戦で出来る形です。 |
第23型 黒先白死 解説 一歩踏み込めばそれでよいのです。 |
第24型 白先黒死 解説 敵の急所は自分の急所です。 |
第25型 黒先白死 解説 どう打っても死んでいるようですが・・・ |
第26型 黒先白死 解説 応用範囲の広い手筋の一つです。 |
第27型 白先コウ生き 解説 よく出来る形です。いわばコウの基本型です。 |
第28型 黒先コウ生き 解説 常に実戦で現れる形です。 |
第29型 白先コウ生き 解説 実戦でよく出来る形です。 |
第30型 黒先コウ生き 解説 含みのある問題です。 |
説明の部
19-1図 正解 碁経衆妙の冒頭に掲げられている問題です。「左右同型中央に手あり」通り白1で生きです。 |
19-2図 失敗 白1とフトコロを広げて打つのは、黒2の急所にオカれ、白3には黒4で、「隅のマガリ4目」で死んでしまいます。 |
19-3図 失敗 問題へ 白1とこちら側からサガっても、黒2、4と打たれ、前図と全く同じ形に戻ります。 |
20-1図 正解 黒1のカケツギでなんなく生きることができます。 |
20-2図 正解変化 前図白2で2とオイてきても、黒3と眼を持っていれば、白はどうすることもできません。 |
20-3図 失敗 問題へ 同じカケツギでも、黒1と打つのは方向違いです。白2とオカれると死んでしまいます。 |
21-1図 正解 だまって黒1にサガって生きています。白2のオキには黒3と応じ、次に白4なら黒5ツイで生きです。黒▲が役立っています。 |
21-2図 失敗 あわてて黒1とトルのは、白2のハネから、4とカマされて、むざむざ死ぬことになります。 |
21-3図 失敗 問題へ 黒1のツギでも生きているみたいですが、白2のハネがやはり良い手で続いて白4とオカれ、黒は助かりません。 |
22-1図 正解 白1のマガリが、この形におけるポイントです。この手以外では、どうしても無条件で生きることはできません。 |
22-2図 失敗 白1のカケツギでもよさそうですが、黒2のオキが鋭い手で、以下黒6までコウとなります。 |
22-3図 失敗 問題へ 白1のトビは、この場合筋違いです。黒2の急所にオカれ、白3のとき黒4のハネで死にです。 |
23-1図 正解 ズバリ黒1のツケが正解です。みごとに白の息の根を止めました。 |
23-2図 正解の変化 前図白2で本図白2とハネ出す手は、黒3と根元をキル手があってそれまでです。 |
23-3図 失敗 問題へ 普通に黒1とコスむのでは白2とオサエられ、以下白6まであっさり生きられてしまいます。 |
24-1図 正解 白1のオキがこの黒の形の急所です。黒2に白3とノビ、黒4とフトコロを広げても白5とハイ込んで、「隅の曲がり4目」で死となります。 |
24-2図 正解変化 前図黒2で本図黒2を先に打っても、白3とハイ込まれ、黒4の筋も白5にマガられて打つ手がありません。 |
24-3図 失敗 問題へ 白1と普通にハネるのは、黒2の巧い守りにあって簡単に生きられてしまいます。 |
25-1図 正解 どう打っても簡単に殺せそうですが、どっこい、黒1以外ではうまくゆきません。白2のハネダシには黒3とつっこみ、黒5のオキで一巻の終わりとなります。 |
25-2図 失敗 黒1と打つのは、白2とサガられ、黒3のオキから5と頑張っても、結局白8に手がまわってセキの形です。 |
25-3図 失敗 問題へ 黒1は相当な手ですが、白2、4のコウのねばりを招くので失敗です。なお、白2で単に4は、黒2のサガリで無条件死となります。 |
26-1図 正解 黒1のツケから、3と単にヒクのが常用の筋で、白4のサガリには黒5とオサエ、白6に黒7とオイてとどめを刺します。黒1、黒3の基本技はぜひ身につけて欲しいものです。 |
26-2図 失敗 うっかり黒3とアテテしまうと、とたんに白は息を吹き返してしまいます。 |
26-3図 失敗 問題へ 黒1のオキは見当違いです。白2とオサエられて打つ手がありません。 |
27-1図 正解 白1のカケツギが、唯一の手段です。黒2のアテに3とコウで応じます。 |
27-2図 失敗 白1のカケツギは方向が違います。黒2とオカれて即死です。 |
27-3図 失敗 問題へ 白1のサガリで抵抗すると黒2のオキが急所です。白3以下黒8まで「隅の曲がり4目」の死となります。 |
28-1図 正解 黒1のカケツギでコウになります。白2のアテに黒3とオサエ、次に白4と取るコウです。 |
28-2図 失敗 前図3で本図黒3とツグのは、白4の出から白6と急所にオカれ、たちまちアウトです。 |
28-3図 失敗 問題へ 黒1とツグのも一見ありそうですが・・・ 白2がいわゆる「ハネゴロシ」で、黒3のとき4のオキでピッタリ決まっています。 |
29-1図 正解 白1のカケツギで手になります。黒2のアテは当然で、白3とオサエてコウ争いが始まります。 |
29-2図 失敗 白1、3のカケツギもありそうな手に見えます。黒4以下黒10まで中手で白死です。 |
29-3図 失敗 問題へ 白1のツギでは、黒2、4とハネツがれて全然いけません。 |
30-1図 正解 黒1と一眼作っているのが良い手です。白2のサガリを決めてから白4とツケます。このとき、黒5と出て、7とウチカくのが常用の手筋です。白8のトリに黒9とホウリコみ、白10でコウになります。 |
30-2図 準正解 前図白4で本図白4にケイマしてもコウはコウですが・・・ 黒6までとなった結果を前図と比較すると、コウの取番が違うので、前図白4が勝ることは明らかです。 |
30-3図 失敗 黒1とフトコロを広げるのは、白2とオカれて苦しくなります。黒3なら白4で死んでしまいます。 |