畑の生物                            

珍しい野菜
今月の生物 1月 
山イモ
ニンジン
スイセン
キャベツ
2月
キンカン
ホトケノザ
フキノトウ
カオリネギ
プチヴェール
3月
タンポポ
カラスノエンドウ
ツクシ
スズランスイセン
4月 
コムギ
モモ
シラン
小カブ
5月
ミミズ
タマネギ
エンドウ
シャクヤク
6月
ジャガイモ
ドクダミ
ウメ 
キュウリ
ハンダマ
 7月
ヒマワリ
エダマメ
セミ
トマト
ズッキーニ
トウモロコシ
8月
 オクラ  
モロヘイヤ  ニラ    
ツルムラサキ
アオジソ
トウガン
エンサイ
9月
サツマイモ
スダチ
月下美人
シカクマメ
ラッカセイ
イチジク
ヘチマ
10月
里イモ 

ピーマン
クロガネモチ
11月
ビワ
コスモス
ピラカンサ
ヤーコン
12月
下仁田ネギ
ダイコン
白菜
コンニャク
ビタミン大根


面白い出来事

1  畑の横の農道で、カラスが三匹猫を取り囲んでいます。猫は動けないで小さくなっています。
     どうなることかと暫く待っていました。そこへ自動車が来たのでカラスが飛び上がってしまいました。
     素早い猫でもカラス三匹の連携にはかなわないようです.

       ビワの実が色づいてきたので木の上に網を被せました。ビワが食べごろになったときカラスが
      数羽やってきて網の上に止まりました。網があるから食べられないだろうと農作業をしていました。
      暫くたってからビワの方を見ると数羽のカラスが網を下げようと共同作業をして、網が数センチ
      下がってしまいました。そしてビワは食べられてしまいました。カラスは賢い。

   畑の上空にカラスが20羽くらいやってきて、輪のように並んでアウー〔カアーとも聞こえたが〕
       という声を出して旋回を始めました。二羽だけ輪を乱すように飛んでいました。どこの世界にも
       目立ちやさんがいます。二分位合唱を聞かせてくれました。
        〔カラスなぜ泣くの→カラスの勝手でしょ〕珍しい光景でした。
4   ジャガイモを掘っているとき変なものを見つけてしまいました。鳥の巣のようなものの中にビンク色
       のモグラの赤ちゃんが5〜6匹いました。初めて見ました。平成12年
       平成14年にも見つけました。二匹でした。    

モグラ

モグラは厳しい寒さや暑い所、それに南半球には生息していないようです。ヨーロッパ、アジア、北アメリカに生息する。モグラの主な食べ物はミミズです。ミミズの中にある泥はおいしくないので口に入れないように上手に食べる。
モグラは巣を一箇所、巣の近くにはトイレと食物の貯蔵庫、ところどころに休み場をつくる。地下水に一直線に向かう水のみ専用のトンネルも作るといわれています。ほぼ四時間巣で休み、四時間働くという周期でパトロールするようです。モグラ退治のいい方法があったら教えてください。

5  

ビワ
平成15年は異常気象の年でした。ビワ数百本の若木がビワの木の下や周りに自然発生しました。2〜3本は木の下に芽を出すことがありますがこんなにたくさん発生しているのを見るのは初めてです。
ビワの木の横の畑に人工的に二列に植えたように自然発生しました。






珍しい野菜

珍野菜1

サヤトリダイコン
大根といっても根は食べられません。花びらは四枚だし葉の形も普通の大根と変わりはありません。しかし、花が十月中旬に咲き始めました。(普通は春先です)私の家では大根の葉を食べますが、サヤトリダイコンの葉はやわらかくて普通の大根の葉よりおいしいと感じました。
若莢は大根特有のピリッとした辛味が味わえます。
胡麻和え・炒め物・かき揚げ・和風サラダ等手軽に多様な料理に利用できます.




珍野菜2




刀(ナタマメ)豆
莢は鮮緑色で、長さは30センチメートルありました。花は下から上へ、それから上から下へと咲いていくので旅行のお守り(無事に行って帰る)にする人もいるそうです。
若莢は福神漬け、ヌカ漬、味噌漬等の材料に利用されます。
蓄膿、歯槽膿漏、痔、花粉症等などの病気への効果があるそうです。







珍野菜3

フレッシュかぼちゃ
あざやかなレモン色の果皮の南瓜です。500〜600g位で収穫するとやわらかく皮ごとそのままスライスしてドレッシングで、また軽く塩もみして鮮やかな黄色を引き立ててサラダします。また、浅漬けにして食べてもよい。
最初雌花ばかり咲きます。雄花はなかなか咲きません。普通の南瓜も最初雌花が咲きますが、フレッシュかぼちゃは極端です。体が弱って終わりに近づくと今度は雄花ばかり咲きます。
珍野菜4

ズッキーニ
道から3列目に作りましたが大きく見事に(自画自賛)成長したので目立ちます。通る人達が声をかけてくれます。
A「これなんだね」
しげ「ズッキーニといい、珍しいかぼちゃです。」
A「どうして食べるのかね」
しげ「薄く刻み肉類と油炒めにしたり、テンプラ、漬物にします。よかったら食べてみて」
B「この前もらったけどおいしかったから売ってください。」
しげはおいしいと言ってもらってくれる人に幸せを感じます。
珍野菜5

ちりめん細長うり
果長は40〜60cmの幼果をフレッシュサラダや塩もみ、浅漬け、肉類との炒め物などで食べます。開花後10日前後の若い果実を利用する。





珍野菜6

シカクマメ
黄緑の四角のサヤが8月始め頃でき始めます。この四角のサヤを見た人は全員「これは一体何というもんだ」と聞きます。柔らかいサヤのうちに収穫して、テンプラ、ゆでてそのまま食べても甘くておいしいです。根塊はポテトチップスにして食べることができます。種子は茶色で丸くて高蛋白質、高脂肪質で栄養価が高い。
シカクマメの料理のHPはhttp://www1.ocn.ne.jp/~yahagi/sikakumame.html


ヤムビーン
10月頃収穫するのが良いと言われていますが、11月下旬になったので固くなってしまいました。
果物のように生で食べてみるとシャキシャキとしてうっすら甘い味がしました。薄く切ってサラダにするのもいいです。キムチやちらしずしに入れたり、塩漬けにもできます。
ジャガイモと同じように煮物にしましたが固くなってしまったので、味をつけるのに時間がかかった。
キンピラ風にして食べるとおいしかった。


   


今月の生物

1月の生物

台湾山いも
粘りと味の濃さは山いもの中でも群を抜いています。
暖地の肥えた土地で育てれば、最大3キログラムの大きさになるそうです。今年は8株植えた中で最大は2キログラムでした。トロロにしたり、
カルカン風菓子にして食べます.。






ニンジン
根は生のニンジン200〜300グラムをすりおろし、ジュースとして毎日朝食時に飲むと良いということで実行されている人もいるようです。勿論消毒してないものです。
根の親油成分には顕著な血圧降下作用あるといい、食用としてカロチン、ビタミンB1、B2、Cも豊富で、カリウムの含有量が多いので利尿効果があり、また生の根は胃酸過多や胸やけに良く、腸管内の腐敗を防ぎ、消化を助け、腹痛、慢性の下痢など胃腸の弱い人に良いという。
スイセン
ヒガンバナ科で花は咲きますが種子はできない。球根で増えます。
属名のナルキススはギリシャ語で「麻酔させる」という意味のナルケからきているそうですが、水に写った自分の姿にあこがれ溺死し、スイセンの花と化したという伝説の美青年ナルキソスの名に由来するともいいます。
はれものや肩こりに効く
球根をすりおろし、布でしぼった汁に小麦粉を少しずつ加えながらクリーム状にねって患部にはる。
キャベツ
冬に収穫したキャベツは甘みがあります。
肥料は自家製のボカシ(田土+鶏糞+油カス+米ヌカ+過燐酸石灰+クンタン)を使っているので生で食べてもよいくらいです。
スーパーで売っているものより味が濃いです。
それに無農薬ですから安心して食べられます。
虫がつかないように初めからトンネル栽培をしています。
2月の生物


キンカン
金柑と書く。中国浙江省寧波の商船が遭難し、清水港に寄港したときに貰った金柑の砂糖漬けの種より栽培が始まったとされている。
「皮」の部分がのどに良い◆
★昔から風邪の症状、とくにのどの痛みによいと言わている
 果物がキンカンです。我が家では皮ごと生食します。
せき止め風邪の症状に効果が認められています。




ホトケノザ
二月はタマネギのまわりのホトケノザを取り追肥をします。ホトケノザが生えてくるのは良い畑の証拠だそうです。春の七草にもホトケノザが出てきますが、本種ではなく、キク科のコオニタビラコのことだそうです。
シソ科の仲間です。シソ科の特徴は茎が四角形(知らなかった)で、花はくちびるの形をしています。夏に赤シソの茎が四角形かどうか確かめてみます。
フキノトウ
土を割ってフキノトウが顔を出し早春を告げているようです。
食べ方
* 細かく刻んで味噌汁に浮かせる。
* 味噌と練り合わせて「フキ味噌」にして少しずつなめる、たん切りに良 いと喜ばれます。
* 梅干を入れて、酒と醤油で煮詰めるとおいしい。胃腸のために良い。
上海香りネギ
分けつ力が極めて旺盛で、細い新葉は淡い緑で新鮮味をもちます。特に香りの良さが抜群です。
辛味があり麺類の薬味に最適です。
普通のネギは種子を取って増やしていきますが、上海香りネギは球茎を植えて増やしていきます。
一年中作れて重宝しています。
プチヴェール
12月上旬から、3月上旬にかけて50〜80個ぐらい芽キャベツの様に下から順々に収穫できます。
ブチヴエールは熱湯で2〜3分茹でるだけで、色鮮やかになり美味しくたべられます。
大きな葉(外葉)はジユースとして飲むことができます。厳冬期には糖度が12度以上になりβカロテン豊富でおいしい青汁になります。
3月の生物



タンポポ
ニホンタンポポとセイヨウダポポとその雑種がある。
セイヨウタンポポがづんづん増えていく理由
                         セイヨウタンポポ         ニホンタンポポ
花の時期                九月まで                     六月まで
昆虫の力                必要ない                    必要である
果実の重さ          軽い(遠くへ飛ぶ)             重い

食べられる        サラダ         本に出ていただけで食べていない。

カラスノエンドウ
ビワの木の下に生えていました。茎は根元でわかれていて、四角形でした。ソラマメのなかまだそうです。畑で作っているエンドウの茎も四角形でした。三月に入ると高さが一メートルくらいのものもあり、葉の先は巻きひげになっていました。開花中の全草は刈り取り、豆果はつんで干したものは胃炎に効くそうです。
ツクシ
北海道から九州まで広く自生するが、九州南部では少なく、屋久島にはまれにしかない。北半球に広く分布します。
「つくしだれの子 すぎなの子 土手の土 そっとあげ つくしの坊やが のぞいたら 外はそよ風 春の風」と童謡に歌われていますが、本来、つくしとすぎなの間に親子関係はありません。
スギナの若芽が出る前に同じ地下茎からツクシが出ます。
ツクシの頭の部分には、亀甲形の切れ目があり、熟してくると、その間から灰緑色の胞子が飛び出します。
ツクシは山菜として珍重されます。
スズランスイセン
花の形がスズランに全体の形がスイセンに似ているところから、スズランスイセンと呼ばれています。
中学生の通学路沿いに植えましたが丈夫でよくふえるので、なかなか豪華な眺めになる。
花冠の先端の緑色の斑点が目立つ花。
4月の生物

コムギ
毎年コムギを作っていますが、節間が伸長しないうちに穂が出てきました。稔かどうか心配です。農林61号はパンにすると粘りが少し足りないようです。パンに向いているコムギがあったら教えてください。コムギの種子を蒔き刈り取り、脱穀、製粉を行い、更に篩いにかけます。結構手がかかります。パン、うどん、お好み焼き、天ぷら、お菓子等にしてたべます。

モモ
我が家では4月4日が(旧3月3日)ひな祭りでモモの花を飾ります。
サクラの仲間に入るから花びらは五枚で葉はまだ現われていません。日本にはイランから入ってきた果実が小さいモモだったが、1885年(明治八)に中国から大きくて甘く、肉質の柔らかなモモが入ってきました。
効用
葉は10〜15(生で30〜60)グラムを煎じて2〜3回に分服する。
尿の出を良くし、せき、タン、吐き気を治すので妊娠中のつわりに良いそうです。
乾燥した葉を風呂に入れると、あせも、湿疹、インキン、タムシなどの皮膚病に良い。(袋に入れ浴槽に浮かべる)
シラン
中学生の通学路に沿ってシランを植えてあります。道路に面したところに咲いているシランは中学生だけでなく大勢の人に楽しんでもらっています。写真撮影をしていく人もいます。
「ねえ、この花の名前しっている?」
「知らん」
地中浅く球茎が数個ついています。この球茎は粘液に富んでいます。名古屋地方では七宝細工の接着剤にするため、良く栽培しているそうです。
ビンクが普通ですが、白い花(シロバナシラン)が咲くものもあります。
小カブ
二月下旬の寒い時にまきました。
消毒しなくても虫に食われたところもなくきれいな小カブが取れました。
漬物、煮物、汁の実などいろいろに使えます。
自分で作ったので安心して葉も一緒に食べられます。
葉にビタミンA、C、カルシウムかどが多く含まれています。
緑の少ないこの時期に取れるのは有難い。

5月の生物  

  ミミズ
良い畑にはミミズ君が沢山います。土の中を動き回るので畑を耕し隙間を作ってくれそこへ空気が入ります。畑の中でいろいろな害虫を食べたり、野菜の栄養分を作ってくれる益虫です。
体は100〜140ぐらいの体節からできている。最前節には口があり、最後節には肛門がある。こう丸は第10体節に一対、第11体節に一対、合わせて二対ある。(ミミズ君生意気)ミミズ君は雌雄同体である。血液の色は青で血漿中に銅イオンが入っている。
心臓、脳、砂のう、神経等がある。
北海道にミミズ君は生息しているのか教えてください。
タマネギ
タマネギが収穫近くなると、茎(食べる所)と葉の境目が左の写真のように柔らかくなり葉が倒れてきます。なぜそうなるかわかりません。赤いタマネギは生食用でサラダ等にします。
効用
NHKのためしてがってんで紹介されましたが血液をサラサラにする。
糖尿病に良い。
胸やけや腹にガスが溜まって苦しい時、タマネギ半分を小さく刻んでパンと一緒に食べると良く治るといいます。
犬に食べさせると中毒を起こすそうなので愛犬家は気をつけましょう。
エンドウ
エンドウの茎の形は丸いか、三角か四角かご存知ですか?
四角形です。退職後野菜作りをやるようになってから知りました。
メンデルが白い花と赤い花とを交配して遺伝の法則を発見した話は有名です。エンドウの栽培の歴史は非常に古く、石器時代にまでさかのぼるそうです。
酸性の土を嫌い連作を最も嫌う植物です。ソラマメにはアブラムシが良く来るが、エンドウのところへはほとんどきません。なぜだか分りません。
シャクヤク
シャクヤクが日本へ渡来したのは、ボタンよりも古く、はじめは薬用として利用されたものが、観賞用として園芸化されたようです。
エビスグスリという別名は、外国から薬用として持ち込まれたことを示しています。
漢方で腹痛、腹満、疼痛、下痢、婦人薬等です。
現在日本では、昔中国から渡来した袋果に毛のあるものと、ヨーロッパから新しく導入された毛のないものとを交雑して、多くの園芸品種がつくり出されています。
6月の生物

ジャガイモ
今年作っているジャガイモの種類は男爵、メークイン、ホッカイコガネ、パープル、インカのめざめです。この内今年初めて作ったものはインカのめざめです。
インカのめざめは2倍体で小さいけれど、黄色でインカの栗ジャガとも言われ味は最高です。
男爵で左の画像のような地上茎の節のところへ、イモのようなものが着きました。珍しいことです。ジャガイモは花は咲きますが果実はできません。しかし、北海道では果実ができることは珍しいことではないそうです。詳しいことは「ジャガイモ博物館」http://www.bekkoame.ne.jp/~asamak/index.htmlをご覧下さい。
ドクダミ
やや湿り気のあるところに生え、全草に独特の臭気がある。
採取 初夏の晴天の日、開花期の茎葉を根元から刈り取り、汚れたものは水洗いして乾燥させる。
効用 解毒、利尿、緩下、整腸薬、湿疹、じんましん、ニキビ、ふきでもの、鼻詰まり、むくみ、便秘、下痢、痔、高血圧、動脈硬化の予防に良い。
用法 乾燥葉10〜15グラムを水で煎じて一日三回に分服する。
ウメ
梅は中国が原産のようですが、日本と唐と交通が盛んだった頃入ってきたようです。たちまち日本全国に広がり親しまれてきた植物です。我が家では梅干、梅酒、梅肉エキスを作ります。私は毎日朝食の時、梅干を食べます。「梅はその日の難逃れ」ということわざを信じて食べている人もいるそうですが、私は健康に良いということで食しています。おにぎりの中に梅干を入れるのも食中毒の予防でしょう。烏梅(うばい)といって燻製にする利用方法もあるそうです。
葉のついたキュウリ
取立てのキュウリを食べられる季節です。
シャキシャキし、昔からの味はスーパーで買ったものにはない食感です。
病虫害にやられやすい野菜なので作り難い野菜です。
きゅうりもみ、漬物にして食べています。

ハンダマ
沖縄でハンダマ(沖縄本島の方言)を売っていたので作ってみました。和名は「すいぜんじな」で金魚草とも言います。
ハンダマは、葉表が緑色、葉裏が紫赤色で、独特の風味があり、ゆでると多少ぬめりが出ます。葉と若い茎を摘み取って、汁物や炒め物に利用されています。血行を良くし、貧血、目の疲れにも良いといわれています。
ビタミンB2、ビタミンA、鉄分を含むほか、葉の赤紫色にはポリフェノールが含まれ、抗酸化作用を持っていると言われています。
7月の生物

ヒマワリ
キク科の一年草で茎の先に大きな黄色の花が咲きます。観賞用に栽培する他に種は食用になり、油もとれます。小さな花が沢山集まって一つの大きな花のように見えます。この小さな花は外から中心に向かって咲いていきます。
キク科は花の中では最も進化したグループといわれています
ひまわりの語源は日廻り、つまり日を追って回る花という意味です。
実際に若い茎や咲き始めの花は太陽を追って回ります。しかし、花がよく開いた後は動かなくなり、多くの花は東向きに咲きます。
茎は、太陽の光をより多く受け、より多くの養分を作るために太陽を追って回ります。
エダマメ
ビールのつまみだけでなく、子供のおやつにも活用できます。ダイズの加工品に比べると消化はよくありませんが、蛋白質のほかビタミンB群、鉄分が豊富です。
ゆでてさやをとり、薄皮をむいてすりばちでつぶし、好みの量の砂糖と塩一つまみを加えれば、緑のあんができます。
また、固めに塩ゆでして冷凍保存もできます。
良く見ると茎は丸く葉柄は四角でその先に小葉が三枚ありました。初めて知りました。
セミ
朝早くセミの鳴き声を聴くと今日も暑い日になりそうだから外の作業を朝食前に行う。
子供の頃、ネバネバする「モチ」を買ってきて、竹の先に塗って蝉取りをしたものだ。今の子供は蝉取りはしないようた゜。今のセミは警戒心が薄いようです。セミにカメラを20cm位近づけても逃げようとしませんし、農作業をしていると私の体にセミが止まったりします。
2004年は猛暑の為、セミの「初鳴き」の時期が全国的に早まっているようです。アブラゼミの初鳴きは静岡七月十二日で平年より10日も早くなっています。
クマゼミの抜け殻が東京周辺でも見つかり、高温傾向がセミにも影響を与えているようです。
トマト
無農薬で完熟したトマトは自分で作るしかありません。
鳥にたべられないように網をかぶせるようにしました。トマトが完熟するまで安心していられます。
網がない時は早めに収穫していました。
水はかけないようにすると甘みが増します。
ハウスで作るのはどうしても土壌消毒をするので無農薬とはいえません。
露地で完熟したトマトは、市販品とは違って青くさい感じがないので、子供たちにも喜ばれます。
ズッキーニ
葉や花はカボチャに似ていて、果実はキュウリに似ています。ツルはありません。カボチャと同じようにウドン粉病になりやすい。
受粉して四日位で20cmになり収穫します。
果実は輪切りにして炒めたり、天ぷらやトマト煮などにします。
油と相性がいいようです。
トウモロコシ
雄花は茎の先に大きい円錐花序を作って雌花より1,2日早く咲きます。
今年の花序の高さは180cmぐらいにあり私より高い。雌花はそれより1m位低いところにあり、受粉が心配ですが、植える間隔を狭くすれば問題はありません。
作りやすい作物です。
8月の生物

オクラ
花が咲いて10日位で、長さ5〜6センチになった若莢が食べごろです。それ以上たつと硬くなります。我が家ではオクラとシカクマメを薄切りにしておかかをのせてしょう油をかけて食べます。切り口はオクラの五角形とシカクマメの四角形で視覚的面白さがあります。ネバリがあるのですりおろして、「緑のとろろ」して食べるのもおいしいです。
オクラは英語で、日本語は陸蓮根(オカレンコン)というそうです。
効用
栄養食、強精食として、最近は八百屋さんにもならんでいます。
モロヘイヤ
夏の一番暑いときに元気に育つ野菜です。緑のものが取れにくい時期なので毎年作っています。
エジプトでは「王様の野菜」といわれ,クレオパトラの美の源だったと伝えられています.日本でも,健康食品として栽培されています。モロヘイヤは高栄養価で、他の野菜に比べて、カルシウム、カロチン、鉄分、ビタミン等が抜群に多い。ゆでておかかを上におき醤油をかけて食べています。
長崎県でモロヘイヤを食べた牛が死亡しました。調べた所種子に原因があったそうです。厚生省の検査で,人が食用にするモロヘイヤの葉には毒物が含まれないことが確認されましたが,種子や茎には毒性があるので,十分注意する必要があるでしょう.葉だけを食べましょう。
ニラ
花は純白色で8、9月に咲きます。
葉は平たく長さは20〜30cmで食べられます。
葉を切ってもすぐ葉が出てきます。一年に5回くらいは収穫できます。
寒さ暑さに強く虫に食べられることもなく作りやすい野菜です。
我が家ではニラがゆ、ニラ・レバー炒め、ニラ団子として食べます。
栄養があり、元気が出る野菜です。
冷え性、風邪、疲労回復に効くそうです。
ツルムラサキ
牧野富太郎によれば「ツルムラサキは江戸時代初期に中国から伝わったもので、それは茎が緑色のものだった。」和名のツルムラサキは、蔓が紫色だからつけられたのではなく、紫汁を含んだ実が蔓にできることによるそうです。
我が家ではホウレンソウと同じような食べ方をします。
真夏に取れるので重宝しています。
アオジソ
今年(2006)からEMを取り入れ、柔らかい土にアオジソの種子をまきました。柔らかい土が良かったのか大変よく育ちました。
夏はソーメンを食べるので薬味として使います。また、刺身に添えることもあります。アカジソは梅干に使っています。
花粉症やアレルギー性鼻炎に効くといわれています。
沢山取れるのでアオジソジュースにすることもあります。

トウガン
黄色の花はヘチマに似ています。実は楕円形または円形をしていて熟すと真っ白な粉をふきます。白い粉をふいた時が収穫です。冬瓜と書き、長く貯蔵して冬にも食べられるからとか、冬の間に種子をまいたものがうまいとか、諸説があるようです。
作家の壇一雄は「わが百味真髄」というエッセイのなかで、、祖母の作ってくれた「鱈(タラ)とトウガンの葛(クズ)仕立て」を、「廃絶させるには惜しい夏の味」だといっている。これは、タラを一晩中水にひたしてほぐし、これを昆布だしでとろとろ煮詰め、そこへ切ったトウガンをふくめる。水でといた葛粉を入れて、ドロリとさせ、おろしショウガの香気を散らす。こういうトウガンの味も忘れられてしまいました。
エンサイ
「朝顔菜」とか「空心菜」とも呼ばれ、伸びたつるの若い茎葉を食用とします。東南アジアの原産で夏の暑さに非常に強く、生育旺盛で次々にわき芽が伸び、連続して収穫できます。ビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。亜熱帯地方の離島で、夏の気候が厳しい中、最後まで残る緑色野菜といわれています。
おひたしや油炒めとして食べます。
便通を整え、解毒作用がある健康野菜です。
9月の生物

サツマイモ
左が種子島、真中が黄金千貫、右が山川紫です。山川紫はアンコイモとも言われてアンコ用です。種子島は中が紫です。黄金千貫は大きくなりデンプンの原料になります。九州地方でよく作られて血圧に良いといわれています。ふかして食べるには紅東や鳴門金時が甘味がありお勧めです。
胸やけしない食べ方
ジャガイモやサツマイモは、胃の粘膜を刺激し、胃液の分泌を促進させます。この胃液が食道下部を刺激して胸やけを起こします。北海道ではイモにバターをつけて食べ、牛乳を飲みますが、イモを食べた時には、酸を中和する食品を一緒に取ると胸やけを防止することができます。
便秘に効く
サツマイモは繊維質が多く便秘の人には最も適した食品です。
スダチ
9月のスダチは緑色の濃い果実が鈴なりです。気温が下がってくると黄色になるのでそれ前に収穫します。徳島県の花は「スダチ」だそうですが白い花です。
秋に取れるサンマは大変おいしいですが、スダチの果汁をかけるといちだんといい味になります。
月下美人
月下美人は白い大きな花が咲き、芳香があります。夜の九時ごろ花が咲きはじめて12時ごろ咲き終わり、朝見るとしぼんでいました。
美人薄命のようです。
葉の縁から花の柄が出てきてその先端に花ができます。夏だけでなく秋にも咲きます。
シカクマメ
高温で育つマメですが、莢がシカクです。マメは黒くて丸い形です。断面図は正方形になります。花はスイートピーに似た淡青色で、根はダリア状の塊根をつけポテトチップスにして食べられます。
若莢を収穫して、テンプラ、サラダ、煮物、炒め物等にして食べます。
インゲンマメと似たところがあります。
ラッカセイ
受精が終わると、雌しべの先端から子房柄が下に伸びて地中に入っていきます。写真の中央はその途中です。先端の白い部分が子房です。子房が発育して莢や種子になるためには、水分と暗黒の環境が必要です。だから地面に向っていきます。この時期に土寄せをしてやると良いラッカセイができます。
食べ始めると、次から次へと手が出てやめられず、つい食べ過ぎてしまいます。
高エネルギー食品なので、体重の気になる人の多食は禁物ですが、ビタミンB群が豊富なので、育ち盛りの子供のおやつにはもってこいです。
イチジク
地中海沿岸では5000年以前から栽培されていたそうです。「無花果」という漢字を使っていますが、実際には、花も咲けば実もみのる。左の写真は完熟させ自然に開いたものです。畑には次の二種類があります。
桝井ドーフィン
果皮は紫紅色。甘みは少ないが品質は良い。
ホワイトゼノア
果皮は薄く、黄緑色。味は淡白で品質は良い。
いずれも生食かジャムにします。

沖縄短形ヘチマ
ヘチマと言えば通常タワシのイメージしかありませんでした。沖縄旅行で寿司の上にヘチマの薄切りが乗っていてそれがとてもおいしかった。
近くの園芸店で沖縄短形ヘチマの苗を売っていたので作ってみました。病気がなく作りやすい野菜です。風邪、五十肩、痔、湿疹、せき、腰痛、リウマチなどに効果があるといわれています。若取りした青果は皮をはいで食べます。ヘチマの味噌煮、ヘチマスープ、ヘチマおでん、ヘチマの酢味噌かけ、ヘチマのそうめん、ナベーラーチャンプル等いろいろな食べ方ができます。
沖縄では夏場の主食野菜の一つだそうです。漬物にしてもよさそうです。
10月の生物

里イモ
里イモは子イモがたくさんつくことから、めでたい食品とされ、正月料理などによく使われています。山地で取れる「山イモ」に対し、里で取れるので「里イモ」と言われるようになったそうです。
食べ方・用い方
皮をむくのがめんどうだし、手がかゆくなるから・・・といって皮むきの里イモは買わないでください。里イモは皮をむいて空気にさらしておくと酵素の働きで茶褐色に変色してしまいます。里イモは5〜6時間も水に浸しておくと、しんができて煮ても柔らかくなりません。
里イモには炎症を治し、便通を整える働きがあります。特に、里イモの味噌汁は、慢性気管支炎や老人の気管支拡張症によく効きます。

父が畑に二本植えた柿が毎年良く果実がなります。
我が家では黄緑色の若葉を天ぷらにして食べます。
若葉は摘み取って、大きな葉のすじを除き、三分くらい蒸気を通してから日陰に広げて乾燥したものを柿茶といい、ビタミンCの含有量が多く良い健康食品です。
果実は生食すると体を冷やし、解熱効果があって熱による口渇きを治し、咳や吐血を止めるといいます。熱があって口が渇いたとき試してみたいと思います。
ピーマン
同じ時期に植えたキュウリ、トマト、ナス等はもう終わってしまいましたが、ピーマンは衰えることなくまだ毎日のように獲れます。ピーマンの中にはビタミンCが沢山含まれています。
ビタミンCの効用については、かぜをはじめとする感染症の予防のほか、コレステロールの低下、ガンの抑制、抗ストレス作用などが注目されています。細く切ってサラダや酢の物にしたり、さっといためて食べるぶんにはビタミンCはほとんど温存されているそうです。
クロガネモチ
常緑高木です。10月になり朝涼しくなる頃、緑色の葉が寒さに耐えるため、かなりの量の葉を落とします。紅葉(黄葉)することはありません。4月に新しい葉ができ、古い緑色の葉を落とします。
乾くと黒く変色するのでモチノキに似たクロガネモチという名がついているそうです。ライターに火をつけて葉を熱すると黒く変色しました。上手にすると黒いリングができるそうです。
子供の頃、トリモチを買ってきて棒の先につけてセミ取りをしたものです。モチノキからトリモチが取れるということです。
11月の生物
ビワ
ビワは中国原産で古い時代にわが国に伝わった常緑高木です。六月頃卵形の黄色の実をつけ、葉は10〜12センチの楕円形で、裏面に淡褐色の細かい毛がいっぱいに生えています。
民間療法
1 ビワの葉茶でせき、のどの痛みなど、かぜの諸症状を改善
    1日量として新鮮な葉二枚を採取して、裏面の毛を除いて細か
    く刻み、水400CCで半量に煎じて服用します。
2 接触性皮膚炎、糖尿病、洗顔液や目薬にも効く。
3 果実は食用の他ビワ酒にする。


コスモス
中学生の通学道路に沿って10M位植えました。10月の台風で倒れてしまいましたが、起こしてやると元気になりました。コスモスはメキシコ原産で命名者はスペインのカバニエス神父さんです。ギリシャ語のkosmosからきたもので、秩序、調和、飾り、栄光、宇宙などの意味をもっている。日本には幕末に種子が入った。明治時代にコスモスに対して秋桜の名をつけた。「秋に咲くサクラのような花」という意味だそうです。
ピラカンサ
久しぶりに朝日百科「世界の植物」を取り出しました。
バラ科でギリシャ語のピュルpyr(火)とアカンタacantha(とげ)とから作られたが、それは果実が赤く、枝にとげがあるからだそうです。
果実は10月から12月に見られますが12月になると鳥がきて果実を食べてしまいます。
ヤーコン
キク科ですが芋のような形をして生で食べられます。
塊根部(芋)の形はサツマイモに似ていますが、味や歯ざわりはナシのようです。果物の梨に似た、シャキシャキとした触感で、生でサラダなどに入れることが多く、サツマイモのようにゆでたり、煮たりはしません。せいぜいさっと油でいためる程度です。だから果物のようにジュースにすることもできます。 現在調べられているあらゆる野菜の中で、最高にオリゴ糖を含んでいる魅力的な野菜です。それに、食物繊維も豊富に含んでいるので、とってもヘルシーな野菜です。
12月の生物
下仁田ネギ
「殿様ネギ」の別名があります。これは江戸時代のある大名が下仁田ネギの味が忘れられずに群馬県の下仁田の名主宛に「ネギ200本至急送れ、運送代はいくらかかってもよい」という手紙を出したそうです。下仁田ネギは別名「殿様ネギ」と呼ばれるのはこのためです。とろけるような舌触りと味わいはネギの中でも最高のものといえるのです。一度覚えた味覚は江戸大名をとりこにしてしまったのでしょう。
風邪の予防
相性のよい料理   すき焼き、なべ料理(寄せ鍋、水炊き等)
風邪のひき始めの特効薬
ネギの白い部分には解熱作用や殺菌作用があり、昔から風邪のひき始めにはネギが用いられています。風邪だと思ったら、ネギを細かく刻んで、味噌を少し加え、アツアツの熱湯を注いで何回か飲んでみてください。からだが温まり、汗が出てくるのを実感できます。
ダイコン


ダイコンは大きな根ということからつけられた名前です。ダイコンはどんなふうにして食べても当たりませんので、当たらない役者のことを大根役者というようになったそうです。











ダイコン
咳止め、ぜんそく、かぜ、百日咳、頭痛、気管支炎、胃弱、食べ過ぎ、二日酔い、魚類・豆腐の中毒
ダイコンを一センチ角ぐらいに細断して容器に入れ、はちみつをかけておくと二〜三日でダイコンがしぼみ、透明な上澄みができます。ダイコンは取り除き、新しいダイコンを二、三回入れ替えます。その上澄みを飲みます。
胸やけ、下痢、胆石症、脚気、二日酔い、便秘
ダイコンおろしを汁ごと食べます。
腹痛
ダイコンの種子10粒ほどを、噛み砕いて飲み込みます。
頭痛、鼻詰まり、鼻血
ダイコンのおろし汁を数滴鼻の中に入れます。
腎臓病
干しダイコンを煎じて、お茶がわりに飲みます。
たん切り、咳止め、中風の予防
ダイコンおろしの絞り汁に、水あめとショウガ汁をまぜて飲みます。
じんましん
ダイコンおろしにはちみつと酢をまぜてたべます。
ダイコンおろしを布に包んで患部に軽く塗ります。
口内炎、虫歯
ダイコンおろしを口に含み、うがいを繰り返します。
肩こり
ダイコンを薄く輪切りにして肩にはります。
扁桃炎
おろし汁を薄め、人肌ぐらいにして、うがい料とします。
打ち身、くじき
おろし汁で、怜湿布をし、はれがひいたら温湿布をします。
白菜
白菜
無農薬で作っている白菜です。外側の葉はナメクジ、ヤトウムシ、カタツムリ、アオムシ等で穴だらけです。15枚位取り去って撮影しました。
初めは虫は手で取ります。アオムシは葉の色と同じで見つけにくいですが、糞があるのでその近くを探します。まるかってきてからは虫を取りませんでした。
漬物、鍋物等用途はたくさんあります。
ビタミンCを多く含んでおり、カロチン、鉄、カルシウムなども含んでいます。キャベツに比べて糖質が少なく、エネルギーも低めだそうです。
コンニャク
日本料理のおでん、味噌田楽などで、なじみの深いこんにゃくは、コンニャクという植物の地下にできる球茎を食用に加工したものです。この球茎が小さい時は、葉だけを出すが、十分生長すると、球茎の頂から円柱形で蛇の皮のような模様のある花茎を出します。普通は春に出るそうですが今年(2004)は暖かいので12月に出てきました。
便秘によく、血液の清浄に役立ち、皮膚もきれいになるので美容食と言われています。
   コンニャク
2016年4月に撮影したコンニャクの花です。
ビタミン大根
根の2/3が地上に伸び上がって内外ともに鮮緑色下は白色です。肉質はち密で「す入り」が遅く生食に最適です。
サラダ、つま用、おろし、ナマス、漬物、煮物に使い道はたくさんあります。
紅白のナマスもいいけれど、赤・白、緑の三色のナマスもいいですね。
根は曲がったものが多く、葉が取れやすい特徴があります。



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