ノンセクションの50!
まず蔵書は、1000冊はあるでしょうか・・・本を捨てられない性分なんですよ。でも、ジャンルはすごく偏っていた
りします。なるべく、たまには違ったジャンル開拓を心掛けているんですけどね。
とりあえず、「何が印象に残っている?」と、聞かれたときにパッと出る本を書き出してみました。
思いつくままに・・・「ギリシャ神話」「北欧神話」古典です。「スターダストハイウェイ」「時には星の下で眠る」
など、一連の片岡義男作品。「破戒」「家」「旧主人」などの島崎藤村作品。「路傍の石」山本有三。
「アラスカ物語」新田次郎。「一握の砂」石川啄木。「よごれっちまった悲しみに」中原中也。「国盗り物語」
「箱根の坂」「坂の上の雲」
などの司馬遼太郎作品。「影武者徳川家康」「一夢庵風流記」の隆慶一郎作品。
「三国志演義」古典ですね。「宮本武蔵」吉川英治。「大地の子」「二つの祖国」などの山崎豊子作品。
「日本沈没」「さよならジュピター」「復活の日」
などの小松左京作品。ん〜まだまだあるはず・・・外国では・・・
「ケインとアベル」「チェルシーテラスへの道」などのジェフリー・アーチャー作品。「合衆国崩壊」などの
トム・クランシー作品。「駆逐艦キーリング」C・S・フォレスター(だったかな)。ダグラス・リーマンの作品群。
「ルーツ」
アレックス・ヘイリー。「沈黙の春」レイチェル・カーソン。「野生への巡礼」グレイ・アウル。・・・この辺で
やめておきます(笑)
こうして見ると、その時々に興味があった事柄に直結しているなぁ・・・と。他にも学術書なんかがあるのですが、
あまりにマニアックなので載せませんでした。今後、どんな本が加わって来るやら・・・お小遣いの半分が、書籍代
に消えている
のですよ・・・。
マイ・ベストムービー
映画の話・・・いってみます?と言うほど、映画は見ているわけではないんです。
ただ単に、好きな映画を並べてみようかなぁ・・・と言う安易な考えなんですよ(笑)
最近見た映画の中で・・・と言うと、ベスト1は間違いなく「千と千尋の神隠し」でしょう。
これは、アニメーションと言う手法を用いた映画ならではの、幻夢的な表現によって主題を訴える作品です。
おそらく、ここで宮崎アニメは頂点を迎えたのではないか?と、そんな感想さえ持ってしまいます。
なにせ、未だに、「あぁ、あのセリフの意味はこんなだったか・・・」などと気がつく有様ですからね。とっても奥が深い。逆に、それを印象づけるほどに、脳裏に刻み込まれたメッセージが根強く残っている。これは凄いことですよ。
 作者は「10歳の女の子に観て欲しい」と言っていたそうです。
そろそろ自分が何をするために、何をしていくのか考え始める年頃です。「千」と「千尋」名前が二つあるのですが、
最も身近にある、変えようのない言葉、そして分身。それが名前なんです。そして、そこには両親(や名付け親)の、
純粋な想いが込められています。自分が何者で、何をするためにやってきたのか、まず初めに自分の名前を見つ
めることで、それに気がつき、考え始める。それって〜10歳くらいじゃないかな?気がついて、その名前に従って
成長する人もいれば、肉付けして、自分なりの目指すモノに転化させる人、色んな経験や努力、挫折、喜び、悲しみ、
驚きを通して・・・ついには、こうなった、こうありたい、そんなアイデンティティーがつくられる。そして名前は、いつし
か自分の分身である子ども達に受け継がれていく。それすなわち人の歴史ではないでしょうか。
そして、よりよい明日を願う、人の当たり前の姿ではないでしょうか。
そんな、「始めの一歩」を描いたのが、この映画の一つの主題ではないかと思うのです。
「ハク」が、名前の記憶を取り戻し、虚空を千尋と共に舞い降りる姿。そして、千尋と言う名前だけは忘れてはいな
かったハク。ハクとの関わりを忘れずにいた千尋が、ハクの名前を取り戻す。このシーンには、歓喜が涙を誘い、
涙が歓喜に変わります。このシーンでエンドでも良いくらいだと思います。
 その他、登場人物の一言一言や仕草が、とても・・・いえ、神経質すぎるほどに研ぎ澄まされていて、言葉を変え
るなら〜とても注意深く語りかけてきて、あぁ、こんな事も言いたいのだなと訴えかけてきます。
ですから、この映画を観ることは、正直言って、とても疲労します。でも、幸せを実感できるんです。
なぜなら、私も子ども達を持ち、そして、名前に想いを込めてきたからなんです。遠い未来に、確実にその想いが
伝わるかもしれない。そんな事を思い、子ども達を抱きしめることができるのですから・・・。

なんでこのジャンルが独立していないか、自分でも不満なんです。
趣味と言って、まずこれこそが第一なんですけど。正直に言うと、ページを作りきれないからなんです。
でも、いつか独立できるよう頑張りますよ!
マイ・ベストセラー

C・W・ニコル氏について
2003.3.12
2003.3.16
それなら〜つくっちゃおっと!
ピンポンダッシュ!
2003.04.03