今回の食のターゲットは「あけび(木通)」です!
まずはデーターを〜あけび科あけび属の落葉つる植物だそうで・・・。
春の山中にうす紫色の小さい花をつけ、秋には左の写真のように、
10cm位の果実をつけるんですよ。
「つる」は丈夫で〜篭編みにしたり、種は漢方薬になったりします。
その名前が「木通」と言うことなんですって。命名は、熟れてくると写
真の様に実が開いてくる「開け実(あけみ)」と言うことでしょうか。
  と、まぁそんな事は良いんです。わたし以前からこの「あけび」を
食べてみたいと思っていました。かと言って、その姿を見たこともなく、
マンガの「ワイルドセブン」で、逃亡者が山中でそれを見つけて、貪り
喰う場面を覚えてい
て〜うまそうに食べてるナァ〜と言う程度の・・・
有り体に言うと、
「見たこと無いけど喰ってみてえ」クラスの興味だっ
たんですよね。
  ところが〜先日、浜名湖まで仕事で行った折り〜ドライブインの
店先に、こりゃ見事な色合いの、これが並んでいたわけです、同時
に買った「地クリ」と共に、遂に「あけび」を食する機会が訪れた訳な
んですよ!
  さて、下馬評・・・こんなのを喰った世代は、もちろん自分の親の世
代なんですね。
訊いてみると「バナナみたいな味」だとか、「種ばっか
りで食べる所なんかほとんど無い」
というものでした。
果たして、いったいどんな味がするのか!?冷蔵庫でしばし冷やして
様子を見ることにしました。
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おなかすいちゃったね!
秋を食べよう編 第一弾
あけび を食べてみよう

切ってみた・・・正確には「割って」みたところです。
と言うか、熟れて割れてきていたのを広げた感じです。ん・・・バナナ
という表現は、かなり当たってますよねぇ。でも、押してみると〜
プニ
プニしているような弾力感があります
よ。
匂いは、何だかとっても上品な、
ほのかに甘い香りがします。
山に自生している植物にしては、エゴくないというか爽やかな感じの
香りなんですよ。それに表面は滑らかで、南洋果実にありがちな、
雑な感じがしてこないんですね、
まさに日本情緒を感じさせる様な
感触
と言っても良いでしょうか。
さて、その中身や如何に!?中を割ってみましょうか・・・。
見えますか? 聞いたとおり、種がたくさんです。
なんだか
「レーズンバター」みたいですよね?中はネットリとして
いる感じです。
いよいよ試食!・・・
やわらか〜い!しかもクリーミーですよ。
そして、
ほのかに甘い・・・ん〜とっても上品ですよぉ!
でも、どうやって呑み込んで良いか分からな〜い。だって種が
たくさんなんだもの。仕方なく、スイカの要領で種を出しつつ味
わっていると〜唾液でますますトロトロに・・・何とも、薄いコンデ
ンスミルクを味わっている感じになってきました。それにしても、
香りと言い、味と言い〜
かなり日本的な情緒を持った上品さ
す。なんであまり注目されないのだろう?
この
「あけび」 なかなか侮れない味覚ですよ。見つけたら、是非
買って食べてみよう!!!
バナナ?
いよいよ試食です。
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