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果て無き夢へ
果て無き夢へ登場人物


第二十七話   Please wait you







理奈はホテルに戻ると、自分の部屋のベッドに修吾を寝かせた。
降り頻る雨の中、傘も差さずにふらふらと歩いてきたこの見ず知らずの青年。
見たところ、自分よりも年下のように見えた。(ちなみに理奈は20歳、修吾は18歳)



理奈:「寝てる・・・のかしら・・・」



まるで死んだように深い寝息を立てながらベッドに潜る修吾の寝顔に、理奈は少しだけ顔を近づけてみた。
近くで見ると、案外いい顔立ちをしている。
ほんのりと焼けた肌。そして、凛々しいと見える顔立ち。
少しだけ、ポッと紅くなった理奈の頬。
理奈:「(ひ、一目惚れ・・・?まさかね・・・)」
見ると、着ていた服は少しだけ雨に濡れて透けていた。
理奈:「大変!着替えなくちゃ・・・」
持ってきた荷物の中から、代えの服を用意する。

















そのとき、修吾は目を覚ました。



見慣れない風景。
いつの間にか、ふらついていた明かりのない路地裏ではなく、明るい蛍光灯で照らされた室内にいる。
そして自分の顔の近くにはシーツ。どうやらベッドの上らしい。
だが、一番ありえなかったのは、目の前に着替えを始めている女性がいること。
理奈は、修吾がおきたことに気がつかず、着ていたシャツを脱いだ。
つけていたブラジャーが、修吾に対しおもむろになる。
理奈:「やだっ、ブラまでちょっと濡れてる・・・」
理奈は、「ちょっとショック〜」とつぶやいて、ブラの後ろのホックをはずしにかかった。
それを間近で見ている修吾は、動揺する。







修吾:「(ま、待て待て待て待て・・・なんでオレはここにいるんだよ!!??)」








修吾は、イマイチ自分のおかれた立場が理解できない。
いつの間にか、女性の生着替えのシーンに遭遇している。
いつ、ここにたどり着いたんだ?しかもどうやって?あの路地裏から・・・
いくら考えても結論が出てこない。
そうこうしているうちに、自分の目の前にいる女性はブラジャーをはずし終えていた。
と、修吾の体に異変が起き始める・・・



修吾:「(やばっ!立ってる!?)」



下半の男の象徴が、少しずつだが起動し始めてきた。
理性には勝てない。それは男の性。
まずい、何とか抑えなくては・・・
しかし、下手に動けば目の前の女性にばれてしまう。
何とかして、この動きを抑えようとしたが・・・

















修吾:「だぁぁぁぁぁ!!攣った!!足、攣ったぁ!!痛てぇっ!!!!!!」

















不覚にも大声を上げてしまった。
それに驚いたのか、理奈もはっと振り返る。

















理奈:「えっ・・・?」







修吾:「あっ・・・」
























しばしの沈黙。
先に口を開いたのは、理奈のほうだった。



理奈:「あっ、気づかれましたか?」
理奈は何事もなかったかのように、平然と目覚めた修吾に語りかける。



修吾:「いや、そんなことより・・・早くそれ隠したほうがいいんじゃないの・・・、ほら、オレ一応男だし・・・」
修吾はそういうと、あわてて目をそらす。
理奈は、言われたときは何がなんだかわからなかったが、おもむろになった自分の胸を見ると、あわてて手で覆った。
修吾:「あっ!すいません!てか、自分出て行きますんで!!」
あわててベッドから跳ね起きた修吾。
だが気がついた。上半身に着ていたシャツがない。
修吾:「えっ!?」
下のジーンズははだけていないようだ。見ると、ソファーに自分のシャツが干される形で置いてあった。
急いでそこへ移動して、シャツを奪取し、素早く着る。
そしてキラーズのブレーカーを手に取ろうとしたときだった。
左手を理奈に握られる。




理奈:「待ってください。これくらい、平気ですから・・・それより、あなた熱があるんですよ。少し、ゆっくりしていってください・・・」
最後に、「ちょっとだけ目を瞑っていてください」というと、修吾の左手をそっと離した。
修吾も、その理奈の言葉に呼び止められて、目を瞑る。
いいですよ、といわれて、目を開けると、しっかりと着替え終わった理奈がいた。

















理奈は紅茶を入れると、向かい合って座っている修吾に差し出した。
修吾:「(うっ・・・ノーブラかよ・・・)」
少しだけ除いた胸の谷間に、衝動的に目が走ってしまう。
理奈のバストのトップが、少しだけ露になった。
理奈:「服も濡れていますから・・・ちょっと貸してください・・・」
理奈に言われるがままに、服を脱いで渡す。だが、寒い。
すると理奈がガールエンジェルスのブレーカーらしきものを修吾の背中にかけた。
「サイズは合わないかもしれませんが・・・」といって、優しくかける理奈。
それを顔を紅くしたまま受け取る修吾。
同じく、赤らめたままの理奈。

















出逢ったばかりの二人だが、お互いに何かに惹かれあっているようだった・・・









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