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第三話  キャンプスタート






監督:「えぇ。諸君、皆、この日のために準備をしてきたと想う・・・」
キラーズの春季キャンプが始まった。
監督は、石原 猛雄。キラーズでは6年プレーし、引退した。(その前はカイザースにいたらしい)
石原監督:「さて。今日は先日のドラフトで入団した5人の自己紹介と行こうじゃないか。一部の人間は、知っているみたいだが・・・」
そういって、自由獲得枠で指名された川口が一歩前へ歩み出る。
川口:「川口 真一です。趣味はテニスと格闘技です。猛西大学出身です。ポジションはピッチャーですので、同じポジションの方、よろしくお願いします」
会釈を一つすると、暖かな拍手が巻き起こった。
その後、若井がご自慢のムードメーカー振りを発揮する。場の空気が一気に盛り上がる。
修吾:「竹内 修吾です。憧れの人は川崎さんです。至らぬ点がありますけど、よろしくお願いします!」
勢いに任せて、最後の語尾を強調した。拍手が一層大きくなる。
ふと見ると、先日あった珂日に、キャッチボールやトスバッティングをした仲嶋もいた。
修吾は、あの日の自主トレで、仲嶋から意外な言葉を受けた。



仲嶋:「高校時代の雰囲気でやってると、活躍は望めないぜ」
仲嶋:「日々、自分を鍛えろ。そして、ボールに魂をぶつけろ!」
クールなことで知られている仲嶋が、その日だけは修吾に熱心に言葉をかけたのだ。
仲嶋は、普段と変わらぬ顔で、少し微笑を浮かべながら、拍手をしていた。
そして、その隣には、憧れの川崎 新二郎がいた。
修吾:「(よぉし。このキャンプとオープン戦で、俺の実力をアピールして、開幕一軍を狙うぞ!!」
修吾は、拳に力を込めた。
そして、その後に石原監督に紹介され、コーチ陣が紹介される。
山江打撃コーチ:「1軍打撃コーチの、山江 宏通だ。よろしく」
高橋投手コーチ:「1軍投手コーチの、高橋 柚子志だ。よろしく」
猿鳶守備走塁コーチ:「1軍守備走塁コーチを務める、猿鳶です。僕は、今年からの契約なんで、新米ですが、よろしくお願いします」
猿鳶というコーチは、歳は30代前半と思えるくらいに若かった。監督の紹介では、2年前まではキラーズのセンターをやっていたらしい。
そして、二軍コーチの紹介も一通り終わった。
石原監督:「さて、まずはA組とB組に分かれてもらう。各グループ、投手8人、野手10人だ!」
そういうと、石原監督は紙を取り出し、ヘッドコーチの中山が持ってきたホワイトボードに紙を貼り付けた。
仲嶋:「毎年恒例のA組、B組合戦だ。あの中から、各グループ、投手6人、野手8人が選ばれる。その枠に残るのが、最初の試練だ」
戸惑う修吾に、仲嶋がそっと声をかける。
選手たちは、いっせいにホワイトボードへと集まりだした。
その内容を、石原監督が読み上げる。
「A組
投手 条辺 一
投手 高井 紀行
投手 江成 和人
投手 川口 真一
投手 金城 蕪村
投手 佐々木 住浩
投手 萩原 香介
投手 岸辺 幸和
捕手 工藤 新二
一塁 安 純頗
二塁 川相 正弘
三塁 竹内 修吾
遊撃 珂日 信哉
遊撃 新庄 真史
外野 仲嶋 元気
外野 木村 拓海
外野 斎藤 力
以上のメンバーが、これから2週間同じグループで行動するA組だ。
監督は、守備走塁コーチの猿鳶が行う」
「続いてB組
投手 松坂 大志
投手 久遠 ミツル
投手 若井 慶吾
投手 山岸 辰平
投手 鬼藤 爆音
投手 渚 香一
投手 嶋 大悟
投手 田中 雄二
捕手 佐々木 豹馬
捕手 田上 伸吾
一塁 水城 亮
二塁 林 晶
三塁 川崎 新二郎
遊撃 小坂 和喜
外野 廣瀬 太一
外野 大西 龍矢
外野 藍沢 誠
以上のメンバーが、これから2週間同じグループで行動するB組だ。
監督は、打撃コーチの中江が行う」
石原監督は、全てのメンバーの名前を読み上げた。
石原監督:「開幕ベンチに入れるのは、この中の28人だ。さぁ、同じ組でも3人の脱落者が出る。これは競争だ。生き残るための!」
仲嶋:「ぞくぞくしてきやがったぜ・・・」
何が起きたのかわからずに戸惑う修吾の横で、仲嶋は自身に満ちたのであろうか、ぺろりと舌を舐め回した。



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