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第五回 意外性のある打線を組む


意外性のある打線とは何か。
皆さんは、普段対人戦などでは、どのように打線を組んでいますか?
1,2番に走力の高い打者を置いて、3番にミートの高いバッター、4,5番はパワーのあるバッターで、6,7,8,9番はその他の選手・・・?
はっきりいって、そんなオーダーはつまらないです。工夫のひとかけらも感じられん。
セオリーどおりのオーダーを組んで勝とうという思考は、捨てたほうがいいです。
では、私の言う意外性のある打線とは何か。
じっくり説明していきたいと想います。

タイプ1. 速攻型

これは、本当に速攻力になるかもしれません。
まず、1番打者にチーム内でパワーが高い選手を置く。
2番打者に、ミートの高いバッター、3番打者は、平均的に四球を選べるバッター、
4番は、足の速い打者、5番にミート、パワーがCくらいの打者とかね・・・。
いいたいことは、先制本塁打で活気付けようと。
2〜9番は適当でいいですよ。正直。パワーの高い選手を先頭打者に持ってきて、後はこつこつミートでつなげていく。
これが、先制攻撃です。いわゆる、速攻ですね。
パワーの高いバッターが3,4人いたら、1〜4番にまとめて配置しましょう。超重量速攻です。
このメリットは、早いイニングで何回も打席の回ってくる可能性のあるトップのほうに攻撃力の高いバッターを配置することで、得点力を挙げるというのが狙いです。
対人戦で、ジャイアンツしか使わない人とか、やってみたらどうでしょう。嫌われます

タイプ2. 守備力重視型

このタイプは、あまり打順にはこだわらないです。
1〜9番、適当に配置しましょう。
3番にはミートの高いバッターを入れておくのが、バランス系の壺かなと思わせておいて・・・
守備力の高い守り勝つ野球。それを実地するために、足速いのを満遍なく散りばめておく。
守備を重視しているかのように見えて、実は足でかき回しているという、私が時々取る戦法です。
ただ、タイプ1のように、攻めること、つまり攻撃が好きな人には、正直言ってあいません。
避けましょう。

タイプ3. バランス型

このタイプが、総合的に見て平均的です。
いわゆる、私が最初のほうで述べたつまらないオーダーをつくる人。それがバランス型です。
ここではあえて触れません。書くことは限られてるし、ありっきたりですから。

タイプ4. 山あり谷あり型

これは、ズバリ走力のことをさしています。
1番はAの選手だが、2番にはバントを考えない攻撃的2番打者、3番にミートがあり足のある選手・・・と
足にメリハリをつけ、柔と剛をうまく混ぜ合わせたオーダーです。
バランス型と違うのは、リードオフマンが必ず走力の高い選手ではないということ。
タイプ1の速攻型のように、パワーが高く、走力Fくらいの選手おいても全然問題ないんです。このオーダーなら。
ただし、爆発したときの勢いはあまり途切れませんが、走力の低い選手がランナーにいるときには、あまり進塁が望めないのが欠点です。

とまぁ、オーダーと一口に言っても、考えていけば山の数ほどあるので。
結局、どんなオーダーが自分にぴったり合うかなんて、自分次第です。

打と守のコラボレーション、それが野球。
そして打を盛り上げてくれるのが、あなたの奇抜なアイディアの詰まったオーダーではないでしょうか。

2004 12 6 グローリー



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