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2024年04月24日
気化したガスのリターン

        キャニスターから、気化したガソリンを戻す箇所が二つ有ると書いた。 
        赤矢印 : キャニスターからパージされたガス  黄色 : スロットルへ   水色 : ターボ吸気側へ





         ECUの制御と、エミッション システムの関係は以下の通り。

         1..EVAP排出システム
           エンジン停止時、 キャニスターに、燃料タンクおよびその他の関連システム コンポーネント内の気化ガスが保管される。
           エンジンの動作中、気化ガスはキャニスターからパージされ、燃焼プロセスで消費される。
         2.EVAP キャニスター パージバルブ
           エンジンが始動すると、パージバルブが通電され、気化ガスがキャニスターからパージされる。
           エンジンが停止すると、パージバルブがオフとなり、 キャニスターと吸気システムの間のパージ ラインが閉じられ、ホット スタートの
           問題の原因となる気化ガスが吸気管内に溜まるのを防ぐ。
         3.EVAP リーク検出
           EVAPシステムには漏れ検出診断機能が装備されている。 リーク検出ポンプ (LDP) による加圧で、燃料タンク、EVAP キャニスター
           EVAP バルブ、EVAP キャニスター パージ ソレノイド バルブを含むシステム全体の漏れを検出する。
           漏れ検出中、LDP はシステムを 3 〜 4.4 psi (20 〜 30 mbar) まで加圧し、LDP のリード バルブを閉じます。 ECUはリードバルブを
           監視し、 圧力が低下するとリードバルブを閉じる。 その後、漏れの程度を示す DTC を保存する。


         気化ガスのパージは、ガス量にも因るが、エンジンスタート時が主となれば、ターボチャージャー吸気側へ戻すラインは不要では無いか?         と思える。 物は試し、実験してみることにした。

         そこで、ラインを確認すると、何と LLCのリターンラインと溶接されていた。 





         となれば、スロットル側で試すか。
         キャニスター側のラインをスロットルから抜いて、ボルト挿入で締結。 スロット側もダミーのパイプを接続してボルト挿入して締結。
         これで、スロットル側への気化ガスは流れ込まない。





         この状態でエンジン始動を行う。 結果は、何も問題は生じない。
         気化ガスは、綺麗な状態なので、スロットル側へ戻すのが順当。 やはり、ターボチャージャー吸気側のラインは邪魔となる。
         少しでもエンジンルーム内を整理させたいとなると、上記のLLCリターンラインとの結合は何とかしたい。が、溶接されている。
         現状のラインを、そのまま取っ払って、新たにLLCのリターンラインを付け換えるのが妥当か。 
         パイプは、外形8mm×50cm なので、アルミパイプで適合出来そうだ。 曲げ加工も容易に出来る。






          後は、念の為、ターボチャージャー吸気側に戻る位置と、密閉の可否、 実走行で本当に問題が無いかを確認する必要が有る。
          翌日、調べて見ると  ......  こりゃ周りのパイプを外さない限り、手が入らない。 やる気が失せた。








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