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2022年11月03日
フラッシャー リレー

        フラッシャー リレーの動作が、偶に遅くなったり早くなったりと不安定になった。
        興味本位で調べてみた。


 


        フラッシャーリレーを開けて見ると、ICが一つ載っている。
        表面には、品番を隠す為だろうが、コーティング剤が塗られていた。 剥いでみると、やはり 555。
        ポピュラーな部品なのに、隠してどうする (笑)。 回路は、マルチバイブレーターだろう。
        ちょっと回路をリバースすると、予想通りの回路。 参考の為載せておく。





         回路部品の、R3、R4、C2の値から、0.37秒LEDが点灯、0.34秒 消灯を繰り返す様に設計されている。
         回路追っていくと、破壊された部品が二つ有った。 ( 上回路の赤四角、下写真の赤楕円 )
         いずれもダイオードで、破壊モードは短絡。 
         特に、上回路のD3が短絡しているので、IC電源(VDD)とGNDが短絡している状態。これで、動いていたとは
         信じられない。
         破壊至った原因は、リレー回路にサージ吸収用のダイオードが入っていないからだろうか。
         リレーON/OFF時に発生するサージが、555の電源から入り、繋がるルートで、ダイオードが破壊されたのか。






         点滅速度は、保安基準 『毎分 60 回以上 120 回以下の一定の周期で点滅するものであること』 なので
         好みの速度にしたければ、上回路図中のR4(150kΩ)を、200kΩのトリマーに変更すれば可能。
         現在は、毎分84回なので、ちょっと せわしない。

         いずれにしても、これ以上は深追いはしない。 
         フラッシャーリレーは、安いので購入すれば良い。 新部品は、点滅時間を調整可能な物にした。
         まあ、これも中身は同じと推測される。








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