エリーゼ(電子関連)


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2023年02月05日
ハンチング対策


        アイドリングのバラつきが発生した。( 所謂、ハンチング
        帰宅後、時々ジージーと音が鳴る箇所を聴診器で探ると、やはり IACVからだ。

        これが起こる前には、アイドリングに落ちるまで、時間が掛かる現象が発生する。
        もはや持病と言って良いだろう。 頻繁に乗らない事が問題なのは承知しているが、極めてウザイ現象。
        ロータスが、IACVを一回り小さく慣性が小さい物を選ぶか、DCモーターで制御する方式を選んでいれば
        この様な苦労は、しなくて済むものを。
        そもそも、4相ステッピングモーターで制御する事自体、反応が鈍い。
        ECUを変えない限り、この制御方式は変えられない。 せめて小型のIACVでも探すか





        兎も角、原因を探る。 コネクタの接触は改良していて問題は無し。
        IACV本体を、抉るとアイドリングが上昇したまま落ちない。
        抉り方を変えると、途端にアイドリングに落ちる。

        となると、インマニと IACVの間に隙間が有る事になる。
        Oリングは変えているし、シリコングリースも塗布している。
        面倒だがインマニを取り外し、根治させる。

        実際、IACVとインマニの結合部を見ると、グリースが滲み出ている。 これでも、隙間が有るのか?





         IACVを取り外す。
         インマニに当たるOリングの密着度を翌々見ると  ...... ↓部のグリースが薄い。





         さらに注意して見ると、インマニの吸気口のセンターと、Oリングのセンターが、ずれている。
         下写真の赤〇が、Oリングが接触していた跡だ。
         インマニの表面にも黒い横筋が走っているが、触診すると傷では無く、変色している様だ。
         しかしながら、気になる事は確かだ。





        Oリングのセンターがズレている事、密着度も悪い事、さらに傷らしきものが有る事を考え合わせ
        ガスケットを作成する事にした。10分あれば作成出来るので、お手軽な対策だ。
        作成したガスケット表面にシリコングリースを塗布して組み上げる。






        序に、スロットルも分離して密着度を確かめる。
        こちらも、Oリングが劣化で沈み込んでいる。 同様に、ガスケットで対策する。


 







        全てを組み上げて、完成。







        この後、スロポジ、IACVのリセットをしてエンジン始動。
        暖機運転中/後も、アイドリングは安定。 ブリッピング後も、即座にアイドリングに落ちる事を確認。
        やるだけの価値は有った。





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