| 暖房の切り替えは、20年前から変わっていない。 当時手に入れたバルブを手動で開閉を行っている。 最低年2回行うだけなのだが、タイヤとホイールアーチの狭い部分に、腕ごと突っ込み、手探りで開閉を 行わなければならない。( バルブはヒーターコアから一番遠い、エンジン部直下に付けている ) その都度、汚れるし、どちらが開閉なのかを迷うこともある。
手動は、スマートでない。 そこで、電磁バルブを探した。 結構引っ掛かるが、流入と流出角度が180°の物は限られていた。 価格も、メーカー純正品は桁が違う。 OEM品と謳っている物を試しに購入した。
Spec.も解らないので、火入れをして確認する。 ガレージ内の環境温度 : 7℃ 電圧 : 13.5V
電磁バルブの最も温度が上がる箇所で、測定すると、49℃、 電流は、450mA
この電磁バルブは、通電でClose。 ( 非通電でOpen ) 冬場は、非通電で良いが、夏場は通電する必要がある。 環境温度 7℃で、49℃まで上がるとなると 夏場では80℃以上にはなるだろう。 設置場所としては、サイドレールのアルミにボルト止めすることに なるだろうから、放熱されるし問題ないだろう。
< Open > < Close >
さて、電源を供給するためには、スイッチが必要となる。 エンジンベイに新たにスイッチをを付けるのが、配線上は簡単。 操作の度にトランクを開けるのか ? それは、NG。 やはり、車内で操作出来る事にメリットがある。( 配線は、非常に面倒だが 既存のスイッチは有る。 それは、室内/外の空調切り替えスイッチ。 S1は、構造上、室内循環が出来ない仕組み。 全く無意味なスイッチを有効利用することにする。 因みに、このスイッチの定格電流は、5Aなので、途中にリレー、MOS等を入れず電磁バルブに 直結出来る。
出来そうな事は解ったので、今日はここまで。
2023.2.22日 更新
面倒な配線作業を最初にやっておく。 スイッチ関連の半田付けは簡単だが、ここからエンジンベイ下部まで配線を通すのが、大変。 2時間掛けて、配線は終了。
後は、ソレノイドバルブの設置だが、問題有り。 バルブの配管の径が、3mmも大きく 21mm。( 商品説明では18mm ) 18mmなら1mm程削れば良いやと考えていたのだが、これでは無理。 ソレノイドバルブの内径が14mmなので、外径14mm(内径12mm)のパイプと、内径14mm(外径16mm) の銅パイプを取り寄せて加工する予定。( ホント OEM品は、リスク アリアリ
2023.2.24日 更新
パイプが届いたので、配管を加工した。 銅パイプ同士は、高溶融点半田を使用し、半田を流し込みながら半田付け。 ソレノイドバルブと銅パイプは、JB_weldで接合した。 固形化を待って、設置する。
2023.2.26日 更新
取り付けに掛かる。 現在のバルブを取り外して、ソレノイドバルブを配管する。
ソレノイドバルブは、サイドレールにΦ6mmのバカ穴を開けて、6mmボルト&ナットで固定する。 この時、ソレノイドバルブのGNDをシャーシアースと接続する。
動作確認をする。 問題なく動作した。 これで電動化が済んだので、暖機運転中は、バルブを閉じておくとかの制御が出来る。
さて、取り外した20年物のバルブは ....... 分厚い緑青が発生していた。 真鍮ブラシで擦っても、全く落ちない。 やすりで研磨して、綺麗になった。
2023.2.28日 更新
ソレノイドバルブと銅パイプを、JB_weldで接合したのは、やはり まずかった。 お漏らし ......
対策は、内径18mmのパイプを購入して、結合。 これで、漏れは無くなった。
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