| ステアリングセンターが、微妙にズレている。 ボスとステアリングシャフト上のスプラインが、1ノッチ分ズレている感じ。 となると、ボスを外す訳だが ...... これが ...... 地味に嫌な作業。 まあ、叩いてスプラインから簡単に外れてくれれば、暗い気分にならずに済むのだが。
センターナットを緩めて、叩く、引く ....... 駄目だ 全く外れる気配が無い。 このまま続けると、ラフィックスにも ガタ が出そうだ。 既に、手が痛い !
治具を作るしかない。 部品は有り簡単に作れるのだが、やる気が起きない。 使いそうな工具は無いか ? 暫し考えると、 あれが使えるか 登場が滅多に無い工具。 それは、ベアリング プーラー。 この中の2つの部品を使う。
賢明な読者なら、即解る筈( 笑
ボスを外す前に、スプライン部に白ペンでマーキング。 そして、センターナットを軽く噛まして置く。
ステアリング固定に使うボルト( M5 )に、座金をかまして、ボスに固定する。 後は、センターに そびえ立つのボルトを締め込むだけ。
締め込む前に、ふと過ぎった ” この座金で 持ち堪えられるか? ” ステンレス、厚さ1.5mmの座金 ....... 締め込んでいくと やはり、曲がってしまった。 どんだけ、ボスとステアリングシャフト上のスプラインが、ガッチリ噛み合っているかが解る。
座金を2枚にして、締め込んでいくと、 ” ゴク ” 音と共に、ボスが抜けた。
さて、目的はステアリングセンターを出す事の他に、もう二点有る。 ひとつは、 ステアリング固定ボルトが1本折れて、雌ネジ内に残っている。 一か所だけなので、強度面では大丈夫だろうが、ボルトが1本抜けている事で、見た目が悪い。 Φ4mm ドリルでザグッた後、M5でネジを切り直した。
もう一つは、ホーンリングの処理。 既に、グリースは固形化して( まるで石鹸 )潤滑していない状態。 固形化したグリースを削り落とし洗浄後、グリースアップした。
ボスを組み入れ、終了。
だが、ず〜と気になっていた事が残っている。 其の二に続く ....
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