エリーゼ(機構関連)


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2023年04月06日
ステアリング関連( 其の一 )

        ステアリングセンターが、微妙にズレている。
        ボスとステアリングシャフト上のスプラインが、1ノッチ分ズレている感じ。
        となると、ボスを外す訳だが  ......  これが  ...... 地味に嫌な作業。
        まあ、叩いてスプラインから簡単に外れてくれれば、暗い気分にならずに済むのだが。

        センターナットを緩めて、叩く、引く  .......  駄目だ 全く外れる気配が無い。 
        このまま続けると、ラフィックスにも ガタ が出そうだ。 既に、手が痛い !

        治具を作るしかない。 部品は有り簡単に作れるのだが、やる気が起きない。
        使いそうな工具は無いか ?   暫し考えると、 あれが使えるか
        登場が滅多に無い工具。 それは、ベアリング プーラー。 この中の2つの部品を使う。

        賢明な読者なら、即解る筈( 笑





         ボスを外す前に、スプライン部に白ペンでマーキング。 そして、センターナットを軽く噛まして置く。


 




       ステアリング固定に使うボルト( M5 )に、座金をかまして、ボスに固定する。
       後は、センターに そびえ立つのボルトを締め込むだけ。





        締め込む前に、ふと過ぎった ” この座金で 持ち堪えられるか? ” 
        ステンレス、厚さ1.5mmの座金  .......  締め込んでいくと
        やはり、曲がってしまった。 
        どんだけ、ボスとステアリングシャフト上のスプラインが、ガッチリ噛み合っているかが解る。






        座金を2枚にして、締め込んでいくと、 ” ゴク ” 音と共に、ボスが抜けた。



        さて、目的はステアリングセンターを出す事の他に、もう二点有る。
        ひとつは、 ステアリング固定ボルトが1本折れて、雌ネジ内に残っている。
        一か所だけなので、強度面では大丈夫だろうが、ボルトが1本抜けている事で、見た目が悪い。
        Φ4mm ドリルでザグッた後、M5でネジを切り直した。





         もう一つは、ホーンリングの処理。 
         既に、グリースは固形化して( まるで石鹸 )潤滑していない状態。
         固形化したグリースを削り落とし洗浄後、グリースアップした。





         ボスを組み入れ、終了。





         だが、ず〜と気になっていた事が残っている。
         其の二に続く ....





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