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エアコン装着車に特有なポンプが有る。 今まで、一度も手を入れていない部品だ。 取説には、以下の様に書かれている。
エンジンのスイッチを切った後、熱がこもった状態でエンジンの温度を制御するために、A/C 車には電動ポンプが装備されており エンジン内に冷却水を循環させ、局所的な沸騰を防ぎます。 このポンプは、冷却水の温度が約 100°C を超えると、動作します。 フロントサービスコンパートメントに取り付けられたリレー/タイマーモジュールは、動作時間を 20 分に制限します。
一種の安全対策であり、確かにエンジンを切った後も、駆動音は聞こえた。
まずは、取り外す。 余りに汚いので、ワイヤーブラシで表面を掃除する。
通電して動作を確かめるが、問題なし。 駆動電流 : 0.35(A)
分解して、中の様子を確認するが、羽は正常、パッキンも柔らかい、固形化した異物も無し。
Oリングにシーリング剤を塗布して、組み立て直す。 車体に、装着時 違和感を感じた。 固定ホルダーにポンプを収めて、ボルトで固定するだけなのだが、硬い。 その理由は 固定ホルダーの取付位置が下過ぎる為、ポンプが傾いた状態になってしまう。 その為、パイプにも力が掛かるし、ポンプ自体にも 要らぬ力が掛かった状態で、固定されてしまう。 ( 応力が掛かりっぱなし
そこで、20mmの嵩上げをした。 水平状態になっていないのには、理由が有る。 水平にすると、パイプ同士が接触してしまう為。 20mmぐらいが、限界かな。
この嵩上げが、他の部分で思わぬ良い結果を生んだ。 それは、リザーブタンクに接触していたパイプが、当たらなくなった。
< before > after >
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