| コンプレッサーは ベーンを修理し、機構面では圧縮が正常に行われ圧縮漏れが無い状態となったと思う。 ただ、シャフトシールからの漏れのみで使えない状態となっている。 シャフトシールを交換するだけでコンプレッサーは正常に戻る。 コンプレッサーのメーカーは、Valeo製なのだが、基本は日本製のセイコー精機製。 しかし、このシャフトシールが手に入らない。 全く馬鹿げた話だと思う。 シールが交換出来ないだけで、コンプレッサー自体の廃棄となる。 エネルギーの無駄使い以外にない。 こんな馬鹿げたシステムだから、温暖化も進むのだ。
代替品はないかと探してみた。 下写真2枚中の左側が、オリジナル。 届いた物は、一応二重のリップ構造にはなっているが、シャフトに接する部分もリップ構造。 オリジナルは、面接触となっているが、代替品は線接触に近い。 しかも、シャフトに接する径が、13mmと異なっていた。 注文した寸法と異なり( 14mm )、さらに穴が新円では無い。 これでは使い物にならない( 酷いぞ 中華製
< 裏面 > < 表面 >
もう一度、オリジナルのシャフトシールを観察してみる。 シール面に傷も無いし、剛性も有る。 コンプレッサーのシャフト径は Φ 14.3mm、一方シャフトシール径は Φ14.0mmなので、密着度も有る筈なのだが .......
シャフトシールが接するコンプレッサー本体を観察する ..... もしかすると、シール用グリースが経年変化で飛んでいる ? ある部分にシール剤を塗布して組み立て直す。 それと、疑わしい部分は徹底的に潰しておく。 それは、電磁石用のGND端子。 取り外して見ると、高圧室との隔壁らしき物は 有るが、見た目薄っぺらな金属板。 ネジ部にシーリングして締め直した。
A/C システムを全て繋いで、漏れをチェックする。
コンプレッサーを動かして、漏れをチェックするが、3時間経過後も真空のまま 漏れは無い。 修理完了とは思うが ..... 実装する ?? 一晩置いた後、考えよ。
< 後記 >
コンプレッサー用ではないが、軸を締め付けるバネが入っているシャフトシールが有る。 軸用ではあるが、内圧に対しても対応と書かれているが、? kg/cm2 なのかが不明。 一応買ってみたが、使用はしない だろうな。
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