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リア クラムシェルを外した序に、配線の整理をする。 全ての線に手が届くので、この機会にやっておく事を、お勧めする。 束ねて良い線同士は、タイラップでまとめ、クーラントパイプに接していた配線は、熱対策で離す。
< Before >
< After >
ECUに近い部分の配線が、かなり混み合っている。 私が整備をする時、過去一度も触っていないコネクタが2個有る。 整備をする上で、このコネクタの存在意義は無い。 電気系を弄る時は、バッテリーをカットするので、このコネクタを外す事は無い。 コネクタが有ることで、スぺースを取るし、煩雑になる。 これらは、邪魔以外にない。
まずは一つ目。 EUCコネクタ付け根から出ているコネクタ。 配線を見ると細いので、電流量は小さい筈。 そこで、現コネクタを 切り離して、新たに小さいコネクタに付け替えた。 配線同士を半田付けしても良いのだが、ひょっとしたら外す可能性を秘めている かも知れないので、コネクタにした。
< Before > < After >
二つ目は、メインリレーユニットに繋がる電源線。 ここにも、不要なコネクタが有る。 電源線なので、コネクタの接触が悪ければ 電圧降下を起こすだけでなく発熱する。 ここは、半田付けをする。 半田付けに際し、芯線をバラして芯線同士を突き合わせ、よじり そして半田付けを行う。 これは、半田が熱で溶け始めた時でも外れにくくする為。 しかしながら、設置されている場所がエンジンの 熱源から離れている為、溶融する事は無い。 ( 下写真では、見え難いだろうが、半田面は熱収縮チューブ(透明)で保護している。 因みに、エンジンに接して熱を浴びる場所なら、圧着しか無い。
< Before > < After >
後は、絶縁テープで さらに纏める。
これで、ECU周りの ごちゃごちゃしていた配線は、スッキリした。 配線同士の配置/処理 は、基本 強電/弱電を分け、見た目がスッキリしている事が重要。 配線状態を見れば、基本設計の質、技術力は明々白々となる。
2023.8.4 日 更新
何時も処理を忘れている箇所が有る。 それは、ラジオ関連の配線。 下写真の様に、赤楕円の配線( 信号線と電源線 )が、パツパツな状態。 ( この為、エンジンフード脱着の際、ラジオ線の脱着に に苦労する ) ところが、青楕円では、余った線がまとめられていると言う不思議な状態。
まずは、タイラップを全て切断して、配線を開放する。
長い電源線( ピンク色 )は、余裕を持たせて余分な部分はカットし、半田付けをする。 信号線は、同軸ケーブルなのでカットせず 現状のまま。 ただ、コネクタは22年間一度も開けたことが無かったので、抜いてアルコールで洗浄後ブラッシング。 密閉状態かと思いきや、結構汚れていた。 多少なりとも感度UPなるか ?
ともあれ、22年間 忘れ続けていた部分が、スッキリした。
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