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2023年05月26日
エアコン 動作停止

         先日 久々に動かした。 下界は25℃と暑いので、エアコンSWを押下したのだが、外気が吹き出してくる。
         何回かSWを押下したのだが、変化無し。 車内は、30℃ぐらいと思われるので、汗が吹き出してくる状態だ。

         以前(2018年5月)、制御系は全て見ていたが、問題なし。 
         問題が有ったのは、高圧系のインレットバルブ。 シーリングが悪く、バルブコアから漏れていた。
         対処として、バルブを軽く緩めて、エアコン用のシーリングオイルを吹き付け、オイルを馴染ませた後、バルブを閉め直し
         漏れの無いことを確認後、抜けたガス分補充して置いた。
         この時点では、エアコンは正常に復帰したのだが ........


         現状の、圧力を計ってみる。
         低圧側 : 大気圧  高圧側 : 3.4k/cm2    と、 ほぼガスが抜けている状態だった。





         試しに、バルブの虫を押下すると、弱々しく 数秒 シュー と音がして止まった。
         そこで、バルブを抜いて観察する事に。 抜いたバルブの デカイ事 。 こんなの初めて見た。





         上写真の黄色楕円で囲った部分が、シールに係わる所。 目視上、変な所は無いが ......
         そこで、虫を動かしながらシール部にシーリングオイルを吹き付けて、再装着。 
         そして、真空引きを行ってみた。  ( 一般家庭で良く目にする光景
         これで、抜けが無ければ、原因はバルブとなる筈。





          15分 + 15分 で、真空引きを実施。 その後、30分経過後の圧力に変化は無し。
          念の為、一晩置いて確認をする。
          これで、圧力が大気圧に向かっていたら、 リークは他の所となるのだが ......









2023.5.27日 更新



           24時間後の状態は ......  若干抜けてはいるが、問題は無いだろう。
           これで、漏れの原因はバルブに確定した。 オイルでシーリングした古いバルブを使う事は出来ないので、注文。
           ¥800/個 と、大層な お値段。 低&高圧バルブで、2個。





           前回のガス注入は、補充だったので、正当な圧力が解らず一般的な圧力になる様に、ガス量を調整した。
           だが、今回は、真空引きからのガス注入になるので、ガス量は解っている。( ガス圧気にせず注入出来る
           525g ± 25g    ガス缶 一本が200gなので、3本で足りる。





           この量を注入すれば、正当な圧力が解る筈 ( コンプレッサーに異常が無ければね

                  因みに 前回の補充時は、下の状態。 一般的な数値に比べて、低圧側が高過ぎる。
                  原因は、コンプレッサーか、エア混入。


一般的な数値 :  低圧側は、2 〜 3k/cm2   高圧側は、 11 〜 16k/cm2





            さて、どうなるか?





2023.5.28日 更新



           バルブが届いた。  ん  ...... こんな部品までも、中華製かあ      一抹の不安。
           パイプの材質はアルミ。 バルブコアは、電食対策でニッケルメッキしてある点は、安心材料。






           新旧を比較すると、スプリングの硬さが全く違った。 旧品は、柔らかい。 劣化なのか、それとも新品は
           スプリングレートを変えたのか。
           旧品のシール部( パイプ内と外気をシールする部分 )の Oリングを潰せるのか ? と思える程 柔らかい。
           また、旧品は、パイプとのシール部( 下の紫帯部 )に、劣化の筋痕が見える。 これも漏れの原因となる。





           漏れの原因は、恐らく下の Oリング部と思われる。 Oリングの厚みが、円周上で異なっている。
           押し付けるバネレートが低ければ、Oリングの段差分を ゼロには出来ないだろう。







           さて、新品を装着する。 バルブコアのシール部(二箇所)には、オイルを吹き付けた後、装着する。





           真空引き、漏れの確認後、ガスを注入する。
           バルブ交換後は、一日経っても、若干の漏れも無し。






           ガス中注入の環境 : ガレージ内は、17℃ と、低い。 果たして ......

           真空引き後なので、配管内は負圧となっている。 低圧バルブから注入しても電磁クラッチは動作しない。
           まずは、圧力センサーが有る高圧側から注入していく。 ほぼ、1缶注入出来たので、高圧側バルブを閉じる。
           高圧 低圧の数値も、ほぼ同等なので、配管、エキパン等の詰まりは無さそうだ。







           エンジンを掛けて、設定温度を最低(16℃)に、ファンを最大にして、エアコンSWをONにする。
           低圧側バルブを開いて、ガスを規定量まで注入していく。  

           のだが  ......  気温が低く、 コンプレッサーがON状態にならない。
           ガス管を温めて、エンジン回転数を上げ下げして、どうにかコンプレッサーが稼働し始めた。
           ( 電気関連の図面がないので、電磁クラッチを強制ON出来ない もどかしさ )
           ガス吸入に、苦労して規定量を注入完了。



           ガレージ内は、気温が低いので、外に出して動作確認をする。 気温は ... 17.5℃ ( 大して変わらん 
           エアコン設定温度を、16℃にして、吹き出す風に手を当てても、多少冷えてるか ? の程度。
           人感センサーも当てにならず。 そこで、再度 低圧/高圧側の圧力を計ってみる。 コンプレッサーがONすると
           下の数値となった。
           念の為、低圧側の配管を触ると、冷たく、 高圧側に振れると熱い。 まあ、正常動作ではある。





            圧力の規定値が、そもそも このGOLFでは、どうなのか ? 調べても、解らない。
            冒頭にも記したが、一般的な数値が下。

                  高圧側圧力 = 11 〜 16kg/cm2  ( ガス温度= 約50 〜 60℃

                  低圧側圧力 =  2 〜 3kg/cm2   ( ガス温度 = 約 0 〜 7℃


            ん  .... 低圧側が、多少高いのか ? 
            コンプレッサーのベーンが、若干劣化しているのかも知れない。( 高圧側から低圧側へのリーク



            まあ、真夏日に乗ってみれば解るか。





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