| 先日メンテをして復活したエアコンなのだが、全く動作をしない! 吹き出す風は、外気温 ( 泣ける VCDSを繋げて、エラーを見ると ....... A/C でエラーが残っていた。 ガスが抜けていたので、そのログだ。 この影響で、エアコンが ONにならないのか ? そんな事は有り得ないのだが、エラーはクリアしておいた。
エラーをクリアしても、状況は変わらん。 詳細を見ていく。 圧力が、4barと低く ...... エバポレータの吹き出し温度も、外気温と同じ。 コンプレッサーが回っていないのか。
エンジン側に移動して、低圧側パイプに触ると 冷たくない。 高圧側パイプも、熱くない。 コンプレッサーが回っていない。 コンプレッサーの電磁クラッチのコネクタを抜いて、電圧を測ると、13Vと制御電圧が来ている ? 何故これで、コンプレッサーが回らないのだ ?
ならばと、プレッシャーセンサーを疑う。 面倒だが、アンダーパネルを外すしかない ....... プレッシャーセンサーは、非常に狭い場所に設置されている。 コネクタを抜こうとするが、爪に力が掛からず押し抜けない。
ここで、目を疑う光景に出くわす。 コネクタの縁に、緑色の液体が滲んでいるではないか
これは、オイル。 センサーから、リークしている。 試しに、コネクタを捻ると、” 小さく シュ ” と、音がする。 これも、漏れの理由。 まさか センサー内部を通って、コネクタ端子からリークしているとは。
マニホールドゲージを繋いで、低/高圧を測ると、圧力が下がっていたが、この圧力があればコンプレッサーは動く筈。 となると、動かない原因は、オイル漏れに因る、プレッシャーセンサーの端子部 導通不良が濃厚となる。
コネクタを抜けば、ガスが漏れ出てしまうのは必至。 抜くわけには行かない。 そこで、コネクタを上部からグリグリと捻りながら押して、コネクタ接点の導通を図る ..... 上手く行くか ?
エンジンを掛けて、VCDSを繋ぎ、モニターを開始する。 設定温度 : 18℃ にセット。
予想は当たった。 外気温 : 23.5℃ 内気温 : 平均で15℃ エバポレーター吹き出し温度 : 13℃ エアコンは、動作した。
原因は、プレッシャーセンサーと解ったのだが .... 走行中の振動で、また接触不良を起こして不動となるだろうし その内、ガスも抜けて不動となるのは明らか。 根治には、プレッシャーセンサーの交換となる。
再度、 ” ガスを抜いて → プレッシャーセンサーの交換 → 真空引き → ガス&オイル チャージ ” 諸経費 : 1万円弱
やるか ? 今のうちに、売却。
< 品番 : 1K0 959 126 B >
2023.6.18 日 更新
どうせ スローリークが起こっているなら放置していてもガスは抜ける。 興味の方が勝ったので、コネクタを抜いてみた。 抜くと同時に、オイルが流れ出てきた。 抜いた後、センサー側の端子を見ると、 オイルに ドブ漬け状態。 1端子横から、1mm程のガスの気泡が、数秒に一回の頻度で出ていた。 酷い物だね。
オイルを吸い取り、端子を洗浄したいのだが、手が入らない。 エンジン上側から、紙縒りにしたパルプを押し込み吸い取る。
メス端子の二端子は、ガバガバ状態。 ピンセットで圧縮して、多少なりとも 隙間を塞ぐ。
端子を戻して、エンジン始動させるが、エアコンは不動のまま。 プレッシャーセンサーが、逝った様だ。
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