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2023年06月17日
又しても、エアコン トラブル

         先日メンテをして復活したエアコンなのだが、全く動作をしない! 吹き出す風は、外気温 ( 泣ける
         VCDSを繋げて、エラーを見ると  .......  A/C でエラーが残っていた。 ガスが抜けていたので、そのログだ。
         この影響で、エアコンが ONにならないのか ?  そんな事は有り得ないのだが、エラーはクリアしておいた。





         エラーをクリアしても、状況は変わらん。 詳細を見ていく。
         圧力が、4barと低く  ......  エバポレータの吹き出し温度も、外気温と同じ。 コンプレッサーが回っていないのか。





          エンジン側に移動して、低圧側パイプに触ると 冷たくない。 高圧側パイプも、熱くない。 コンプレッサーが回っていない。
          コンプレッサーの電磁クラッチのコネクタを抜いて、電圧を測ると、13Vと制御電圧が来ている ?
          何故これで、コンプレッサーが回らないのだ ?

          ならばと、プレッシャーセンサーを疑う。 面倒だが、アンダーパネルを外すしかない .......
          プレッシャーセンサーは、非常に狭い場所に設置されている。 コネクタを抜こうとするが、爪に力が掛からず押し抜けない。

          ここで、目を疑う光景に出くわす。    コネクタの縁に、緑色の液体が滲んでいるではないか

          これは、オイル。 センサーから、リークしている。 試しに、コネクタを捻ると、” 小さく シュ ” と、音がする。
          これも、漏れの理由。 まさか センサー内部を通って、コネクタ端子からリークしているとは。





            マニホールドゲージを繋いで、低/高圧を測ると、圧力が下がっていたが、この圧力があればコンプレッサーは動く筈。
            となると、動かない原因は、オイル漏れに因る、プレッシャーセンサーの端子部 導通不良が濃厚となる

            コネクタを抜けば、ガスが漏れ出てしまうのは必至。 抜くわけには行かない。
            そこで、コネクタを上部からグリグリと捻りながら押して、コネクタ接点の導通を図る   .....  上手く行くか ?

            エンジンを掛けて、VCDSを繋ぎ、モニターを開始する。 設定温度 : 18℃ にセット。





            予想は当たった。 外気温 : 23.5℃   内気温 : 平均で15℃   エバポレーター吹き出し温度 : 13℃
            エアコンは、動作した。







            原因は、プレッシャーセンサーと解ったのだが   ....  走行中の振動で、また接触不良を起こして不動となるだろうし
            その内、ガスも抜けて不動となるのは明らか。 根治には、プレッシャーセンサーの交換となる。

            再度、  ”  ガスを抜いて → プレッシャーセンサーの交換 → 真空引き → ガス&オイル チャージ  ”
            諸経費 : 1万円弱


            やるか ?   今のうちに、売却。


< 品番 : 1K0 959 126 B >







2023.6.18 日 更新


             どうせ スローリークが起こっているなら放置していてもガスは抜ける。 興味の方が勝ったので、コネクタを抜いてみた。
             抜くと同時に、オイルが流れ出てきた。 抜いた後、センサー側の端子を見ると、 オイルに ドブ漬け状態。
             1端子横から、1mm程のガスの気泡が、数秒に一回の頻度で出ていた。 酷い物だね。





             オイルを吸い取り、端子を洗浄したいのだが、手が入らない。 エンジン上側から、紙縒りにしたパルプを押し込み吸い取る。








             メス端子の二端子は、ガバガバ状態。 ピンセットで圧縮して、多少なりとも 隙間を塞ぐ。





              端子を戻して、エンジン始動させるが、エアコンは不動のまま。 プレッシャーセンサーが、逝った様だ。





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