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2013夏 北海道
    6月下旬から7月初旬にかけて、梅雨のない初夏の北海道を旅しました。今回は、道南を除く、北海道の海岸沿いを車で反時計回りにめぐりました。
    行く先々で印象に残った風景をシリーズごとにご紹介します。
    北海道にかかわらず、日本には、まだまだ自然豊かな風景が多く残っており、あらためてこの国に生まれてきて良かったと感じました。
     [使用カメラ:CANON EOS 6D(EF70-200F4L IS USM)、SONY RX-100]

丘
雄大な牧草地が広がる丘(美瑛町) 赤い家のある丘(美瑛町) ラベンダー咲く丘(中富良野町)
 牧草地が連なる北海道らしい景色です。遠くに見える山並みは、十勝岳連峰で、まだ、少し雪が残っていました。  早朝、「新栄の丘」から見た赤い家です。ここは、よく美瑛の観光ポスターの題材に使われている撮影ポイントです。  7月初旬、ラベンダーの花は、まだ咲いたばかりでしたが、可憐な蕾と爽やかな香りで楽しませてくれました。撮影場所は「彩香の里」です。
キンギョソウの咲く丘(美瑛町) ジャガイモの花咲く丘(美瑛町) メルヘンの丘(大空町)
 ここ「四季彩の丘」は、美瑛町の観光スポットのひとつで、色とりどりのキンギョソウが絨毯みたいに広がっていました。  広大な丘に広がるジャガイモ畑を切り取ってみました。7月初旬、美瑛の丘は白いジャガイモの花で覆われます。  道の駅「メルヘンの丘めまんべつ」近くにある丘です。麦畑の稜線に立つ木立が、何となくメルヘンチックな感じがします。
ジャガイモ畑と防風林(美瑛町) パッチワークの丘(美瑛町) マイルドセブンの丘(美瑛町)
 望遠レンズで白いジャガイモの花と遠くの暴風林を撮ってみました。  「パッチワークの径」からの風景です。名称の通り、丘に広がる麦・ジャガイモ畑などのの模様がパッチワークみたいです。  ここは、タバコのマイルドセブンのCMの撮影に使われた場所で、青い麦畑の向こうにある防風林がアクセントとなる撮影ポイントです。
芸術的な畝のライン(美瑛町) ほっとする風景(美瑛町) フラワーロードを歩く(上富良野町)
 このような畑に出会うと、農家の方のトラクターの運転技術が高いことがよくわかります。  白樺林の周りはタンポポの花。できることなら寝転んでみたかった場所です。  ここ「上富良野フラワーランド」は、丘全体が鮮やかな花で覆われていました。青い空に浮かぶ雲が印象的でした。
夕景
 港の夕景(斜里町)  日の出を待つ(稚内市)  岬の夕日(稚内市) 
     
 知床ウトロの「夕陽台」からのウトロ港です。堤防の突端には釣り人が、左端には本日の仕事を終えた知床観光船が見えます。  宗谷岬沖からの日の出を私だけでなく、鳥も待っているようでした。この朝の気温は17度で、心地よい風がこれまでの疲労を引き飛ばしてくれました。  夕日の名勝地ノシャップ岬の夕日です。皆さんそれぞれ夕日を感慨深げに見入っていました。左奥の船は、利尻島と稚内港を結ぶフェリーです。
 朝靄に浮かぶモニュメント(稚内市)  夜明けの稚内港(稚内市)   宗谷岬の風車群(稚内市)
     
 「氷雪の門」は、稚内公園にある樺太島民の慰霊碑。写真に写っていませんが、ここから樺太が見えました。ちなみに宗谷岬から樺太までの距離は約43Km。  早朝、宿泊したキャンプ場から近い開基百年記念塔に行き、塔の下から撮りました。夕日のすぐ下は宗谷岬。右手前は稚内港です。  同じく開基百年記念塔から宗谷湾ごしに見る宗谷岬です。岬には57基の風力発電所があり、「宗谷岬ウィンドファーム」と呼ばれています。
湖沼
 エメラルドグリーンの沼(足寄町)  知床連峰(斜里町)  青い池(美瑛町)
     
 エメラルドグリーンの湖面に、湖岸の白樺の白い幹が湖面に映し出される風景に、ただ感動するばかりでした。  新しくできた高架木道の展望台から知床連山です。右から羅臼岳(1.660m)、三つ峰、サシルイ岳、オッカパケ岳。手前は知床五湖の一湖。  この日は、天候が曇りで、鮮やかなブルーの湖面ではなかったのですが、やはり綺麗。いつまでの残ってほしい場所のひとつです。
 花・動物
 エゾスカシユリの群落(網走市)  霧の中に咲くアヤメ群(厚岸町)  ワタスゲとエゾスカシユリの咲く湿原(浜中町)
     
「 小清水原生花園」のエゾスカシユリは、満開でした。早朝だったため、観光客は私たちを含め、数人でゆっくりと鑑賞(撮影)することができました。  厚岸市街地から太平洋側を霧多布岬に向かう途中、「あやめヶ原」に立ち寄りました。ここでは、「あやめ祭り」が開催されていました。   霧多布湿原に、このような沢山のワタスゲが咲いているのを見たのは初めてでした。木道脇には高山植物のハクサンチドリも咲いていました。
 気品を感じる花 ゴゼンタチバナ(足寄町)  キタキツネ(厚岸町)  おはよう! 早いね!(稚内市)
     
 オンネトーの湖岸には、本土では高山にしか見れないゴゼンタチバナやマイヅルソウが沢山咲いており、おおいに楽しませてくれました。  今回、あちこちで痩せたキタキツネを見かけましたが、「あやめヶ原」のキタキツネは、毛並みが良く、痩せてはいませんでした。  道東や道北では早朝、エゾシカをよく見かけました。このエゾシカの親子は近づいても逃げませんでした。それにしても子鹿(バンビ)の可愛いこと。