ポップコーン用 トウモロコシ
ポップコーンのつくり方  
1 ポップコーン用トウモロコシは・・・・「爆裂種」
  ポップコーン用トウモロコシは、「爆裂種」というトウモロコシで、スーパーなどに並んでいる「スイートコーン」というトウモロコシとは、違う種類です。 
  
 
2 ポップコーンがふくらむのは、・・・・「水蒸気爆発」
   ポップコーン用トウモロコシの粒は、硬いデンプンで厚くおおわれています。
 その内側には、軟らかくて水分を含んでいる部分があります。
 フライパンで加熱すると、この内側の水分が水蒸気になって膨らもうとするが、まわりの硬いデンプンに邪魔されて膨らむことができない。すると、水蒸気になろうとする力(圧力)が高まり、限界までくると一気に爆発し、膨らんでポップコーンになるわけです。
  ×  これに対して、スイートコーンは、硬い部分がうすく、水蒸気がもれやすいので、圧力が高まらない。それで爆発が起きず、ポップコーンにならない。
3 ポップコーンは、古くから食べられている。
  ポップコーンはとても古くから食べられていたようです。紀元前3600年ごろの米国ニューメキシコ州の遺跡からその跡が見つかっています。安くて、食べるときにあまり音がしないことから米国では20世紀に映画を見ながら食べるスタイルが広がりました。日本でも第2次世界大戦後によく食べるようになりました。