小型バンデグラーフ(乾電池でできる)→実験例 →原理
 
 静電気の実験で、よく用いられる教具であるが、大型で高価なものである。そこで、小型で子供でも扱えるようにした。
1 工夫したところ
@  発生する静電気の容量が小さくても、全体を小型にする。
A  ゴムベルトは、市販品の輪ゴムが利用できるようにする。
B  駆動電源は、乾電池を主とし、外部電源も、0〜12Vで可変できるようにする。 
2 材料
 アルミ半球 100mmφ
 (なければ、調理用金属ボール)
 輪ゴム
 21mm×280mm
 モーター 例 マブチ RS-380PH  ベアリング 大小 各2
 アクリルパイプ 外径40mm×長さ300mm  金属ステー(直線型)
 塩ビパイプ 外径16mm位×長さ40mm  金属ステー(T字型)
 シリコーン栓 2号  金属球  50mmφ
 アルミシャーシ または プラスチックケース
    20×15×5cm
 塩ビパイプ
 内径13×長さ30mm
 金属パイプソケット
 (40mmφがないので内径38mmφを削る)
 アルミニウム板   少々
 ネジ、銅線等 少々
 
3 本体の作り方
@  アルミ半球1つとシャーシにアクリルパイプを通す穴(40mmφ)をあける。
A  金属パイプソケットを取り付け、アクリルパイプを立てる。
B  下部ローラーを、シリコーン栓を2つ合わせてつくる。
C  上部ローラーを、塩ビパイプを利用してつくる。
 ※両側に外径16mmφ、内径4mmφのベアリングを入れる。
D  ローラーの支持柱をT字ステーを曲げてつくる。
E  シャーシ内側に、ローラーの支持柱やモーターを取り付ける。
F  上部半球内に金属ソケットを逆さまにして取り付け、てローラーの支持柱を立てる。
G  T字ステーを利用して、集電板をつくり、取り付ける。
H  ローラーをはずし、輪ゴムをかけ、各部を再度、調整する。
4 放電球の作り方
@  50mmφの金属球と塩ビパイプなどを利用して、放電球をつくる。