季節感楽〜季節を感じよう



季節感がなくなってきた世の中だからこそ、季節を感じさせてくれるものを大事にしたいと思います。
写真はうまくありませんが、被写体そのものがカバーしてくれています。

Spring(春)Summer(夏)Autumn(秋)Winter(冬)
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解禁の声と共にその姿を見せ始める梅は私の地元ではかなり早い。白梅、紅梅、黄梅など色とりどりで楽しませてくれる。特に濃いめのピンクのしだれ梅が私は好きである。大井川の支流に向かう途中に大きなしだれ梅の木がありいつも楽しみにしている。桜もいいが梅もまた風情があっていい。

ふきのとう
&
ねこやなぎ
水際に根を張っているねこやなぎは増水の度になぎ倒されてしまうが、その生命力はとても強い。この時期になるとしっかりと芽を出してくる。ふきのとうはそんなねこやなぎほど強さはないが、見つけるとすこしうれしくなる春告草といったところだ。釣れないときはこんなところによく目がいってしまう。どちらにしても、春近しを告げてくれるうれしい植物だ。




菜の花
春といえばやはり桜、そしてこの桜は日本で最も早く満開になる早咲きの河津桜。菜の花の黄色とのコントラストが素晴らしい。河津川ではこの満開の桜の下で解禁を迎えることが出来る。水面の桜の花びらの隙間でライズするこの川のアマゴたちもようやく訪れた春を愉しんでいるようだ。

我が家の庭先の主となって何年が経つのだろう。紫と白の長藤が春真っ盛りを感じさせてくれる。盆栽なのでいつも私の目の前で数百の見事な花宴を展開してくれる。白藤は少し遅れて咲くので初夏の合図になる。この頃から渓が楽しくなってくる。来年も楽しませてくれるように朝晩の水が欠かせない。

山吹 今の時期,珍しくはないやまぶきですが,意識してみたことはありますか?この時期になると渓の流れの脇や,山肌に見事に群生しています。釣り人にとってはシビアな3月の釣りから活性が上がりはじめる4月のシーズンを感じさせてくれる歓迎すべき植物の一つです。
その昔,エサ釣り師達はこの木の芯を使って目印を作っていたそうです。


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