2006年



9月
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9月20日 南アルプス 快晴  早朝の気温13度 水温10度          
いよいよ今シーズンも残りわずか。各渓ともに釣り人達のラストスパートがかかり連日の大賑わい。できるだけ釣り人の少ないエリアに入ろうと久しぶりにMTB釣行に挑戦。深夜2時に家を出発。ゲートには5時少し前に到着。身支度を整え5時にペダル漕ぎ開始。あたりはまだ薄暗く満天の星もはっきりと見える。久しぶりなのでペダルが重い。15分ほど走ると空が白み始めた。
快晴の秋空

久しぶりの快晴、真っ青な秋空が広がる。朝日が正面の山肌を浮き立たせた。気温は13度、微風。漕いでいる間は汗ばむが日陰の走行は気持ちがよい。
南アルプスへの単独釣行も久しぶりだ。クマ情報も飛び交っているので要注意だが、シーズンも残りわずか、注意しつつも楽しんでこよう。











久しぶりだったので時折休憩を挟みながら登り続けること1時間45分。ようやく予定していた入渓点に到着。勿論先行者などいない。二日前の大雨で水の状態が気になったが、全く問題なし。むしろ若干少な目であった。MTBを木にくくりつけ早速川に降りる。この区間は今年初めてだ。
ロッドはいつものSCOTT−G8.2ft、リールは今回入魂のSAGE/LA3200。早速釣り開始。

ハイブリットイワナ
今日のイワナの着き場を探る。流れの筋、肩、脇とフライを送り込むが反応がない。忘れていた水温を測るとなんと10度。少し日が昇るまで厳しいかもしれないと思ったが、水温の上がりやすそうな浅めのゆっくりとした流れにフライを載せるとポツポツと出てくれた。その後もそんなポイントを集中的に攻めて行くと大型はなかなか出ないが20cm〜22cmほどの少し黒ずんできた写真のようなイワナがそこそこ顔を出す。今回持ってきたGooNetにはちょっと小さすぎるが...










しかし、通常は見過ごすようなポイントから25cmくらいの魚が飛び出すこともあり、結構楽しい。その後2時間ほど過ぎたあたりから、水深のある本来のポイントからも飛び出しはじめ、やっと山岳らしくなってきた。相変わらずの快晴ではあるが、風もありそれほど暑さも感じない。まさしく秋の陽気である。釣りの方は出るだろうと思うポイントからは確実に反応がありつり上がりに時間がかかる。

しかし、昼が近づくに連れ、反応はあるもののフッキング率が悪くなってきた。あまりのピーカンで魚の警戒心が変わってきたのかよく見るとヒレアタリらしく、スレ掛かりの連発になってきた。3尾ほどストマックをみてみたが、ほとんどエサらしいものが出てこなかったので、エサをとる意欲はあるということで反応だけはするものの、なかなか口を使わない。それでも日陰のポイントや岩影などで出る魚は確実にヒットするので釣果はコンスタントに増えていった。

2時過ぎあたりから再びフッキングも良くなりもう十分な釣りになった。退渓予定の場所まではまだしばらくあったが、今日はここで納竿とした。残念ながら尺ものには出会えなかったが、十二分に愉しめたので満足。ちょっと失敗は昼食がピリカラのカップラーメンだったこと。さすがに今日はミスマッチだった。入渓点に戻るまでにかいた汗は、帰りのMTBで受ける秋風ですっかり乾いてしまった
日溜まりで。小振りでも綺麗だ。