2005年



3月/4月
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4月17日 大井川上流 晴れ  気温6度(日中20度) 水温9度    
前回の狩野川支流は渓流というより里川といった感じだったので、本格渓流釣行は今回が初となった。午後から用事もあり、午前中だけということで朝4時30分に家を出発。現地までは約2時間かかった。この間1台の車ともすれ違わなかったがこんなことも珍しい。

決めていた入渓点に着くとすでにバイク3台、車2台が止まっていた。釣り人は1台だけのようだ。日曜日なので先行者は覚悟していたが一人ならまあいいだろうということで手早く支度を整え久しぶりの川に降り立った。足跡の痕跡から先行者は大分前のようだ。これならなんとかなるだろう。水温を測ると9度とこの時期としてはまずまずだ。水量は若干少な目だがこの程度ならいいだろう。

さすがに瀬にはまだ出ていないようなので、ぶっつけ部分のプールを中心にキャストして行く。30分ほどは全く反応がなかったがユスリカが出始め、8時過ぎあたりからコカゲロウのハッチも始まると散発ではあるがライズがはじまった。ライズは開きではなく岩盤寄りのややゆるめの部分や小さめの流れ込みのすぐ下などが中心だ。#16のアダムスパラを岩盤に沿って流すとあっさり出てくれた。型は小振りだがヒレも綺麗なアマゴだった。

同じポイントでさらにライズが続いたので、ライズポイントを確認して再度キャストするとすぐにアタックがあったがこんどは乗らない。CDCダンの#18に変えて再キャストするとヒット!しかしかかりが浅かったかバレてしまった。ライズがないポイントでは反応が全くない。ライズを探しながら上流へ向かう。

少し大きめのプールの岩のえぐれた部分にライズを発見。2尾のライズだったので下流側からライズ位置をみてキャスト。フライが落ちると同時に飛沫が上がる。先のアマゴよりサイズは良さそうだ。暴れさせないように慎重に寄せる。22cmほどだが明らかな放流ものだった。それでも今日の状況からみるとうれしい1尾には違いない。続けてもう一つのライズに狙いを定める。ほとんど同じ場所でライズしているのできっちりレーンに乗せるとビシッとアタックがありフッキングしたが寄せる途中でバレてしまった。

その後も数回のアタックはあったものの風が強まるに連れライズもおさまってしまった。このあとはあまりの風の強さにキャスティング不可能かつハッチもなくなり納竿となった。

左1尾目、尾鰭はアメ色
右は放流物だが魚体はまずまず。


3月02日 狩野川支流 晴れ  気温2度(日中10度)    
今期の解禁初釣行は実際には長野の犀川ではあるが、長年の気分でやはり本当の解禁は3月1日のような気がしているので、今日が解禁日としよう。 

いつもなら芦ノ湖が解禁の幕開きなのだが、今年は昨夜の雪の影響で箱根全線がチェーン規制になってしまったので、急遽まだ行ったことのない、伊豆は狩野川水系に車の向きを変えることにした。本流上流部を目指したものの、こちらも雪が降ったらしく凍結しており状況が悪そうなので、比較的に水温も上がりやすそうな支流に入ることにした。釣り券を求めて30分ほど走りようやく販売所を発見。情報確認したが、ここでも川鵜の被害が多いらしく、放流も上流部のみとのことだったので、上へと車を走らせた。目指すエリアではすでにエサ師、FFマンがロッドを出している。様子を聞くと全く反応がないとのこと。水温がかなり低そうだ。とりあえず支度をしてライズをさがすが、良さそうなプールでも全く気配なし。

上流部のここはという雰囲気のポイントで少しライズ待ちをしていると地元のエサ釣り師がやってきてしばし情報交換をする。今年は河川工事も多く、漁協の放流量も少ないようだった。またサイズも例年より小振りで15cm前後が中心らしい。ブームも落ち着いて釣り人が減っているせいかもしれない。いずれにしても今日は魚が見えないとのこと。どうやら厳しい1日になりそうだ。

そんなわけで、もしかしたらドライの釣りが出来るかもしれないと淡い期待を持ってやってきたが、この様子ではとても無理そうなので、私としては不本意ながらルースニングに変更し、水深をみながらここぞというポイントを流してみたものの、エサにも厳しいのだからそう簡単には出てくれるわけがない。それでも攻めにくいポイントなどを意識してチェックしていたら下のようなスリット堰堤でようやく魚と出会えた。

少しだけウェイトを巻き込んだピューパパターンの#14を流れ出しの少し下に投入し1mほどマーカーが流れたところでスッと引き込むアタリがあり、すかさず合わせると半年ぶりのアマゴの引きが手元に伝わってきた。こんな状況の中なので久しぶりにちょっとうれしかった。
伊豆での初渓魚だったのでサイズは18cmほどと小振りではあったが写真に収めてリリースした。ピンと張ったオレンジ色の尾鰭が天然ものを主張しているようだった。