2003年
今年も天竜川のC&R区間が解禁となった。ここへ来るようになって3年目だが家から近い(車で1時間強)こともあり、新たな冬のフィールドとして自分の中で定着してきたようだ。あとは自分なりのこだわった楽しみ方ができるようになれば更に充実すると思うが、まだひたすら釣っているだけかな。 事前の情報ではダムからの濁りがとれず昨年より良くないときいていたが濁りはそれほどでもなかったというか昨年並みに感じた。水量は写真の通り少し少な目のような気がしたがこちらも大差なしと思って良い。 平日ではあったが現地には8時過ぎ到着の割に釣り人は少なく3人ほどがみえただけだった。準備をしながらみていたがあまり活性は良さそうではなく、ぽつりぽつりとヒットしている程度だった。手前の流れ込みからアウトリガースタイルでニンフを送り込むが反応はなし。フライをソフトハックルに換え送り込むと岸際まできたところで30cm程のニジマスが食いついてきた。とりあえずシーズン初物ゲットとなった。 少し上流部の落ち込みポイントは昨年の解禁時にかなり愉しませてもらったが、今年は魚が少ないようだ。一度だけアタックがあったがその後は沈黙。対岸の白倉川からの流れが入り込んでいるポイントは今年も魚が多く付いているようで、友人のルアーマンが49cmほどの良型を頭に数尾をヒットさせていたがなかなか続かないようだった。 その後もルースニングで狙うフライマンに数尾掛かっていたがしばらくして移動。少し下流でやっていた私はアタリはあるがなかなかヒットせず、ようやくヒットしてもバレてしまうという状況が続いた。ルアーは派手目に反応が良いということだったので、ストリーマーに変更しダウンクロスで送り込むと本日最も良いアタリがありずっしりとした重さが伝わってくる。特大サイズではないがでっぷり太った48cmほどのニジマスだった。 午後になりぽつりぽつりと雨が落ちてきたので下流に移動。 こちらは打って変わり平日とは思えない人の数。みるとあちこちでライズがみられる。 人が多いのが頷けた。これならドライでねらえそうだ。ライズはハッチしているユスリカ狙いのようだったのでCDCのユスリカアダルトパターンを一流しするとドラッグのかかる直前のところでヒットした。その後は岸寄りに来てしまうとウグイが喰ってしまうといういつものパターンになってしまったが、ライズ狙いはいつもながら熱くなってしまうのは私だけではないようで、みなさんほとんどヒットしないなか黙々とキャストを繰り返していました。今年も楽しめそうです。 |
約4ヶ月ぶりの本栖湖釣行となった。渓流シーズンの最後は少し不本意ではあったが、シーズンオフのない湖をいくつか近くに持つ身としては最後というのは語弊があるのかもしれない。中でも芦ノ湖と並び私のフェイバリットレイクである本栖湖は、放流の努力もあって夏場も含めてまったく釣りにならない時期がないというまれな湖と変身を遂げた。昔からのファンは神秘性が薄らいだと嘆く節もあるようだが、放流しているとはいえ、これからのシーズンはそれほど楽に釣れるというわけではない。 そんなわけで、久しぶりの本栖湖ではあったが、水温もまだ高いだろうしそれほど期待はせずに出掛けた。ただしタイミングが良ければこの時期ではあるがドライに出ることもあるという情報を得ていたので1尾でも出てくれればという気持ちで渋滞を抜けながら向かった。富士山は数日前に初雪が降ったらしく頂上付近から8合目あたりまで白くなっている部分が見える。富士が白くなるとシーズン到来という」気分になる。 本栖湖が見えてきたところで気温を見ると10度。風もややあり肌寒い。フリースのジャケットだけでは寒いのでレインジャケットを上から羽織る。風が止んでいるときはいいが、吹き出すとこれでも寒い。やはり本栖をあなどってはいけない。 ドライ情報があったポイントに早速入った。友人と同時に現地についたので一緒に始めた。前回に比べかなり増水している。50cm以上は増えているだろう。バックがさらにとりにくい。風が」適当にあり、にごりも出ている。曇り空だし時折小型のレインボウがハネる。久しぶりのダブルハンドだったのでキャストになれるのにやや時間がかかってしまったがこれはこれでやはり気持ちがいい。 しばらくキャストするが反応は全くない。友人のルアーマンはすぐに1尾ヒットさせたがその後辺りはあるようだがなかなかヒットに繋がらない。他のポイントに移動することにした。平日ではあるが思ったより釣り人も多い。しかしヒットさせている様子はない。増水していることもありポイントが限られるので先行者がすでに入っているところが多く、ぐるっと1周ちかく廻ってしまった。それでも通常人気のあるポイントが一カ所偶然空いていたのでとりあえずやってみることにした。 ここは風もやや弱く、かといって無風でもなかったので雰囲気はよかったが、釣り人があまりいないということは状況が良くないのかも知れないと思いながらも第一投しリトリーブすると岸近くになったところでヒット!放流サイズではあったが久しぶりのニジマスの感触。手元近くでジャンプされはずれてはしまったが十分満足。このあとに期待する。ちいさな群れが回遊しているようで友人のルアーに連続してヒットするがなかなかフッキングに至らない。そのうちピタッとアタリが遠のく。 しばらくして私のメルティゾンカーにヒット!ジャンプを押さえて寄せると尾鰭が綺麗なレインボウだった。岸に寄せると同時に口からワカサギを吐き出した。しかもまだ生きている。ワカサギも傷一つない魚体でさらに驚いた。写真を撮りどちらもリリース。ワカサギもなんとか湖に帰っていった。その後回遊とともにアタリが来るというパターンだったが喰いは今ひとつで結局3尾という結果ではあったが久しぶりにきてとりあえず釣果もあったので満足はできた。これから十分期待できそうだ。特にワカサギがみられるのでネイティブ化した大物にも期待したい。 |