2000年



4月

4月30日  芦ノ湖  気温8度  晴れ 水温未計測
日曜日に芦ノ湖へ来ることはほとんどないのだが、GW中の連休はどうなるかわからないので,思い切って出かけることにした。

4時少し前に家を出た。途中,白みはじめた空に富士山がシルエットとなって現れてきた。いつも目に入らない月まで,今日はやけにくっきりと見える。何でもプラスに考えることにしているので,今日は釣れそうな予感がした。BGMは先日買った「feel」というrelaxing musicのコンピレーション。この手のものとしては異例に売れているらしいが,かなり気に入った。気分は上々である。

休日なので駐車場のことが気になったが,6時少し前に到着した時点で半分も埋まっていない。どうしたことだろう。支度をしてボート屋に向かった頃でもまだがらがら状態。オヤジさんの話では,昨年の半分位らしい。「会社なら倒産してるよ」なんて冗談言ってたけど,ワーム類を禁止にした影響で夏場のバス客にも影響がありそうだ。

さて、本日の釣りの開始。前日の朝はかなり冷え込んだようだが今日は多少いい。でもライズはそれほどみえない。それでも関所下でポツリポツリとリングがみえたので様子をみることにした。4組ほどがルアーとフライで狙っているがかかる気配がない。そのうちユスリカのハッチが始まりライズが増え始めた。でもどうも水面のユスリカにライズしているのではないらしい。一応ユスリカパターンでやってみたが全く反応なし。フローティングピューパに変えてみたがこちらも反応無し。水面直下もためしてみたが全くだめ。2時間ほど手を変え品を買えと攻めてみたが反応なく,そのうちライズもおさまってしまった。ちょっと攻め方がわからない。例年なら反応あるのだが。

ここはあきらめて成蹊へ向かった。当然ウェーディングマンが多いが,どうも芳しそうではない。少し沖目でライズがある。沖合に泊めて表層を引いてみた。岸寄りでライズがあるが,ウェーディングの人たちにもあたらない。しばらくして他のボートでヒット。みていたらやはり表層(フローティングライン)狙いで、かなり早いリトリーブだ。こちらはタイプUなので着水と同時にリトリーブ。小刻みに早く引くようにしてみた。(野崎ツイストやはり覚えた方がいいかな)

コン,グン,といったアタリがあるがフッキングに至らない。喰いが浅いようだ。マラブーをちぎって短くしてみたら今度はのってきた。ここからしばらくの間,アタリとバラシとキャッチが続いた。結果を振り返ると,ゆっくり目のリトリーブには反応がなく,早くするとアタリは出るが掛かりが浅くバラシが多くなる,というやっかいな状態であった。途中,庭石に場所を移ったが,状況は同じであった。結局,午前中は9尾キャッチ,バラシ多数という結果であった。

庭石でオンボートの昼食をとり1尾を追加して対岸へ移動。2時頃になるとかなり釣り人もボートも少なくなる。半日コースの人というのが今年は多いようで,毎回午後は同じ様な状況だ。午後の最初は”百貫ノ鼻”で少しやることにした。今日は風がそれほど強くないのでここでもアンカーがうまくきく。いつもだとアンカーの落としどころが難しい。禁漁区寄りの岸際から落ち込みをなめるようにリトリーブすると,1投目でのってきた。元気のいいレインボウだ。今日はブラウンが全くでていない・続いて2投目,今度も同じラインをひいてくるとまたもやヒット。久しぶりに20尾以上になりそうな予感がするも、その後はパッタリ。

箒の鼻へ再び移動。沖合に泊めて水中の岬の駈け上がりを攻めるのがここのセオリー(自分ではそう思っているのだが)。キャストしかけたらなんと自分と岸の間をトローリングボートが...,初心者かな?岸寄りはかなり浅いので根掛かりするかもしれない,などと思ってやり過ごしたが運良く根掛かりはなかった。しかししばし休憩が必要になってしまった。ティータイムを少しとったあと、キャスト開始。2投目でゴンときた。レインボウだ。今日はどのポイントでも反応があるのでなかなか楽しい。その後はアタリはあるがなかなかフッキングに至らない。そろそろ門限に近くなってきたので最初のライズのあった関所下に戻ってみることにした。

釣り人は3組ほどいたが釣れている様子がない。当然ライズもない。表層,中層,底とやってみたが反応すらなし。本日終了とした。
戻ると今日は渋かったでしょうと言われたが,自分としては結構楽しめたと思っている。でもサイズ的にはもう一つだったことは事実。
でも、日曜日それもGW中ということからすれば,上等の1日だったといえる。
あと1回位は来るんだろうなあ。



4月23日  笹間川  気温10度  晴れ 水温未計測
今期初の笹間川釣行。今年は状態が良さそうなので期待している。普段日曜日はあまり出かけないのだが,午前中時間ができたので行ってみることにした。

朝の気温は10度とまだ少し肌寒い。6時に川に着いたが,数日前の大雨でかなり増水している。この川の水量としては今までで最も多い。でも濁りはほとんどとれているので,ある程度はいけるだろうと期待しながら支度をはじめた。

石上の橋の上の吊り橋から入渓。水量も多いので本当はこの時期なら橋の下あたりから丁寧に狙っていってもいいのかもしれないが、昼までと時間制限もあったので少しショートカット。でも暖かくなるとハヤの大群に占領されるエリアでもある。

しかし水量がある。遡行はなんとかなりそうだが,疲れそうだ。土砂もかなり出ているので水量の割に攻められるポイントが少ない。流れの筋はかなり流速があるので,底に石のある脇を狙いながら上がっていった。1時間ほど攻めたが全く反応なし。8時頃からユスリカのハッチが見られるようになってきたがライズも全くなし。少し水が落ち着くまでドライはダメかな,とちょっと弱気になってしまった。

でも風は気持ちがいい。強すぎる程ではないのでかえって心地よい。これでアマゴがでれば申し分ないのだが、と思っていたら下のポイントでようやくヒット!
ここはいつも土砂が溜まっているところで,ひらきはアマゴの隠れる場所がない。いつもなら対岸のぶっつけあたりも反応があったと思うのだが今日の水量ではちょっと無理なので,落ち込みの脇の岩の横(○地点)にCDCユスリカアダルトパターン(#16)をキャスト,着水と同時にでた。サイズは20cm弱だがとりあえず本日の1尾目。写真に収めてリリース。ボウズは免れた。

その後もどうしても流れの脇を攻めることになるので,早くもカワムツが登場となってしまった。2尾のカワムツをかけたあと、アマゴらしきアタックが2度ほどあったがヒットには至らず。そのうち,上流から餌釣り師のおじさんが登場。様子を訊いたら餌にも全く反応なしとのこと。イクラは流れですぐつぶれてしまうらしくもう終わると言って上がってしまった。こちらも,釣り下ってきたのではさらに厳しいだろうということで納竿とした。

帰り道,日も上がり熱くなってきたので,途中でインナーを縫いで心地よい春風にあたりながら歩いてきたが、心地よさにボーッとしてどこかへインナーを落としてきてしまった。あとでさがしたが見つからず。でも不思議とサバサバして気分は良かった。水曜日あたりにもう一度行ければもっとよさそうだが,ちょっと出かけすぎかな。



4月12日  芦ノ湖  気温5度  晴れ 水温未計測
昨日の河口湖に続き,湖連チャンとなってしまったが,やはり芦ノ湖には足が向いてしまう。ルアーマンのF氏同行ということで4時前に家を出た。連日なので少し眠い。でも昨日の事故と渋滞のことを考えるとこの時間になってしまう。

途中でF氏を乗せて一路芦ノ湖へ。本日も風が気になる。6時過ぎに到着,風はたいしてない。ほっとする。昨日の様子を訊いたところ,ユスリカのシャックを喰っていたよ,という情報にドライの期待が膨らむ。ドライ用のタックルも持ち込んで出航。ライズを探してしばらくボートを走らせるがライズはない。仕方がないので久しぶりに山のホテル下のワンドに入った。

ところで、訊いてはいたが釣り人が少ない。駐車場もガラガラだ。どのポイントにも陸からの釣り人はほとんどいない。げんきんなもので、釣れないとなるとパッタリ来なくなる。常連の私たちには都合はいいのだが。

山のホテル下での2〜3投目にアタリがあったがフッキングせず。岸際の吊り橋(?)の影の辺りでモジリ発見。すかさずキャストするとゴンとのってきた。レギュラーサイズのレインボウ。その後はアタリなく成蹊に移動。この頃から風が出始めた。沖合に泊めて駆け上がりを攻める。ここでも数投目にグンとという魚信がラインを通して手元に伝わる。首を振っている,グッドサイズを期待。上がってきたのは44cm,丸々太ったレインボウだった。

風がかなり強くなってきた。南寄りの風なので平岩方面に逃げることにした。こちらは幾分風も弱くなんとか釣りになりそうだ。前回のブラウンポイントから白浜方面を攻めるが全く反応なし。ボートが数隻いたがあがっている様子がない。少し回遊を待ってみようと箒ノ鼻にボートを泊めてキャストを繰り返すが,ここは風がもろに吹き付ける上,風向きが頻繁に変わるためボートの位置が定まらない。

しかしそんな中,岸寄りでライズ。すかさずキャスト,2、3投目にガツンというアタリ,横に走ったのでブラウンとわかったが,パワーがある。なかなか寄ってこない。慎重にやりとりの後上がったのは,斑点もあざやかな45cmのきれいなオスのブラウンだった。

その後はライズ,アタリとも無い上,風と波は更にひどくなってきて,釣りどころではなくなってしまった。風裏もないので箱根湾に引き返すことにしたが,波が激しくしぶきで二人ともびしょぬれとなってしまった。乾かしついでに湾の奥や関所下などを転々とするも全くアタリなし。いつもなら必ず何隻かのボートがいる桟橋周辺にも誰もいない。そして我々も早上がりとなってしまった。



4月11日  河口湖   気温8度のち12度  晴れ 水温未計測
河口湖が釣れているという情報が入ってからしばらくたったが、芦ノ湖も今一つといったところなので,久しぶりに出かけてみた。いずれにしても期待は夕まずめだろうという判断で少しゆっくり家を出た。(といっても6時)
これが失敗で,朝のラッシュにひっかかってしまった。その上、事故に遭遇,しかも途中2度も。どちらも発生直後のため,けが人,事故車,散乱した破片などで通行もままならず,さらに時間がかかってしまい、結局着いたのは9時近くになってしまった。

途中から風の強さが気になってはいたが,やはりかなり強い。奥河口から各ポイントをチェックしてみたが風裏がない。とりあえずハワイ前から入ってみたものの強風で思うようにキャストできず。釣り人もフライマンは西川に一人いるだけであとはすべてバスねらいのルアーマンのみ。

西川にいたフライマンと声を交わしたが,朝方トラウト2匹+ブルーギルという結果でその後は反応なしとのこと。風が収まる瞬間にキャストするという状態で昼過ぎまで頑張ったが全く気配もなし。バスも同様のようだった。ハワイで昼食をとり更にしばらく続けてみたが風はおさまらず相変わらず反応もないのでバスマンが多く入っていた浅川に移動した。なんと風が変わったせいで風裏になっている。

夕まずめに期待するも,ここは平日でもバスマンで賑わっている上,バスボートの出入りも激しいので落ち着かない。この日も十数人が並んでいてフライマンの姿はない。それでも,いつものポイントが偶然空いていたので入れてもらい,キャストをはじめた。写真の通り,大分水位が下がり,湖中にウェーディングスペースが現れた。このポイントも駈け上がりが近くなり,それほどキャストしなくてもよさそうだ。

第1投目,インタミ#9のラインがスルスルとのび着水。カウント5でリトリーブを始めるとすぐにグンッと生命感を感じるアタリ。30cm程
のニジマスだったが顔がほころぶ。1投目というのは気分がいい。続いて第2投目。またまたヒット。今度はすこしサイズもいい。さらに3投目,またまたヒット。周囲の目が感じられる。自分一人ヒットしているようだ。4投目,さらにヒットが続いたが今度は感触が違う。バスだった。

このあと1時間ほどの間に20匹程度がヒットしたが半分がバスだった。ここはバスがほんとに多い。キャストして数回のリトリーブのうちにヒットするとニジマス,シューティングラインが手元にきてからのヒットはバス,といったパターンだった。

しかしその後は群が移動したらしく,ニジマスのアタリは遠のいた。バスは相変わらずヒットが続き十数匹を追加した。3時まではどうなることだろうと思ったが,結果的には楽しむことができ、良かった良かった。



4月01日  下泉河内   気温3度のち12度  晴れ 水温6度
日曜にはあまり釣りはしないのだが、このところあまり良い結果が出ていないのでフリーになった午前中だけ,いつもの小渓へ出かけた。
小渓とはいっても,日曜ともなればやはり人が入る。8時現地着。本流の出会い付近(地元の人ではないだろう)に3人程の餌釣り師がいた。水量のないざら瀬が多いので釣りになるのか気になったが,素通りして上流へと走る。途中,ルアーマンとFFM,餌釣り師の3人組がいたが,こちらも地元ではないようで,厳しいポイントを攻めていた。

 さて私はというと、前回小さいながらも初アマゴにお目にかかれた入渓点に今回も入ることにした。偶然先行者はいない。水量は先日の雨でまずまずなのだが予想に反して寒い。このあとどんどん気温は上がったのではあるが反応が心配。
予想が的中して初めの1時間くらいは全く反応なし。9時過ぎあたりから水深の少しある流れで反応が出始めた。落ち込みなどの深いポイントはさすがにドライは出ない。前述の様なポイントでユスリカが出始めたがライズはない。
それでもCDCのユスリカパターン(#18)に何回かのアタックがあった。キャッチできたのは今回も15cmほどのちびさんだったが,本日の条件の中ではよしとしよう。
水量の変化がわかるように前回と同じ堰堤の写真を撮りました。このくらいの水量でもう少したつと楽しいだろうと思う。


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