2000年



3月

3月29日  早川支流     気温15度  晴れ 水温8度  
前日の雨の量が気になったが,前からの約束だったので、友人のルアーマンと早川水系に出かけた。
朝一は保川の堰堤を覗いてみようということになり,南アルプス街道を北へ向かう。途中,早川本流のマッディウォーターを見て2人とも不安になる。保川に着き,最初の堰堤のところで濁流と化した流れにしばし呆然となる。これでは雨畑川や奈良田のゲート上の本流も釣りにはならないだろう。
 夕方になれば多少,水量水色とも落ち着くかもしれないということで,友人の案内で山上の小渓に入ることにした。
かなり上にあるので濁り的には多分大丈夫だろうということで,とにかく向かうことにした。入渓点はわかっている人にしか見つけられないところにあった。
約1時間の登りと聞いていたので覚悟はしていたが、かなりきつい。登り口には杖が数本用意してあったので拝借。狩猟期には熊打ちハンターが入るところらしい。途中4、5回の休憩を入れながら何とかたどりついたがなんと大渇水で落ち込みにしか水がない。少し上に取水堰堤があるらしいのでその上まで行ってみることにした。途中から道の形跡がなくなってきた。あたりはカモシカのフンだらけとなりなんとなく気持ちが悪い。堰堤に着くとその上はかなり水量がありフライにはよさそうだがルアー向きではなかったので,少しだけやって再び下流へ戻ることにした。
帰る途中,上から落ち込みを覗くと魚影がみえた。それもなかなかの型が混じっている。さらに他の溜まりも確認したところ,どの落ち込みでも魚影が確認できた。水量が少ないので感づかれ易く,キャスティングはかなり難しい。そうこうしているうちに友人のルアーマンからヒットの声。早川支流アマゴ26cm、22cmと渓の大きさからは考えられないGOODサイズだ。ただし、やはり水量不足でやせている。少しサビも残っているのでイワナのような顔つきをしていた。放流はされていないようなので天然物らしく、尾が異様に大きかった。フライには1度反応(それもとてもゆっくりと)があったがあわせをあせってすっぽ抜け。なんともふがいない。結局私はボウズに終わってしまったが,こんな渓もあるのかと勉強になりました。
帰りに保川に再び寄ったところ,かなり水も濁りがとれていたので堰堤だけ攻めてみたが,水量は非常に多く,遡行は困難な程であった。堰堤のしぶきの中,ニンフでしばらく頑張ったが反応なし。ルアーに小型がヒットしたがまだ少し無理ということで本日納竿とした。

←友人のルアーにきたネイティブの26cm


3月22日  芦ノ湖        気温7度  くもり 水温6度  
今期3度目の芦ノ湖は,昨秋初めて芦ノ湖デビューも未だ釣果のない釣り友のF氏と出かけた。3度の釣行でまだマスの顔をみていないというので,何とか今日は釣らせてやりたいと意気込んでいたが,ボートで出た直後から激しい風が吹き始めた。箱根湾に向かって吹くときは波を伴うのでやっかいだ。そのうち,まるで荒れた海にいるような状態になってきた。
手こぎボートはお迎えがきて全員撤収。結局午前中は釣りにならず。
昼頃から少し収まってきたので風裏ポイントでもある関所下でロッドを振る。少しして,ルアーマンのF氏に初ヒット!芦ノ湖4度目にしての初ヒットに大喜び。そのうち私にも同サイズ(レギュラーサイズ)が2尾ヒット。
 沖の様子が落ち着いてきたので平岩へ移動。ここも風裏になっていたのでランチタイムをとったあと,前々回ブラウンの上がったポイントをせめてみる。
魚の気配はある。ストリーマーをキャストするが反応がない。前回もそうだったがストリーマーへの反応がよくない。今回も黒のウェットタイプに変えてキャスト。1投目にゴンというアタリ,感触で今回もブラウンとわかった。F氏が興奮。42cm程のオスのブラウンだった。そのあとすぐにF氏のルアーにもヒット。こちらもほぼ同サイズのブラウン。やはりここにはブラウンがついている。前回釣ったものかもしれないな。
 その後アタリがないので対岸の成蹊へ向かう。ウェーディングの人気ポイントもさすがに今日は誰もいない。桟橋寄りの駈け上がりをさぐってみる。まだ時折突風が吹くので気が抜けない。数投後,ひったくるようなアタリ。ちょっとサイズがいい。ニジマス特有の首振りとジャンプのあとタモに収まったのは46cmのまるまる太ったレインボウでした。トルクフルで楽しませてくれました。
結果的にはF氏にヒットもあり楽しむことはできた。しかし、帰りに寄ったプロショップの話では,最近特にフライへの反応が悪いということだった。


3月15日  下泉河内        気温0度  晴れ 水温6度  
先週の塩川の惨敗で,アマゴの顔がどうしてもみたくなってきた。
今日は早川水系の解禁日,出かけたいのはやまやまなれど,今日は午前しか時間がない。年券も昨日手元に届いたのに,ちょっとくやしい。塩川に同行した友人はいさんで出かけていったが。
さてどうしよう。芦ノ湖も朝の3〜4時間では最近の状況からすると期待できないし。
とにかくアマゴに会おう!ということで近場の「下泉河内」を覗いてみることにした。昨年ちびアマゴがたくさんいたので少し成長していれば楽しませてくれるかもしれない。
 というわけでやってきたが水が少ない。もともと小渓流なので水量がないとかなり悲惨な状態になってしまう。
落ち込みなど,少しでも水のあるところを拾っていく釣りになってしまった。それに今まで以上にコントロールを要求される。
中程に堰堤がある。そこそこ水が流れているのでここからつり上がることにした。(下の写真のポイント)
水温は6度,外気温の割には高いので少し期待した。様子見で流したCDCダンの2投目に出た。流速がたいしてないので,線のように流したら中央の沈み岩の陰から飛び出してきた。サイズは15cm程だがとにかく今年の初アマゴであるし、さい先もよいのでちょっと気分がいい。
小さくても魚体はきれいなので写真を撮らせてもらったが,下のようにすごく悲しそうな目をされてしまった。(リリース、リリース)
その後もちょっとしたポイントでは反応はあったがキャッチするまでには至らず,正味3時間で終了。雨が降れば期待できそうだが,今年も大物はちょっと無理かな。


3月06日  芦ノ湖        気温2度  くもり 水温6度  
変則だが休みがとれたので再び芦ノ湖へとやってきた。
前回やや消化不良といった感じだったので、今日は頑張ろう。予報に反し空は曇りで、風もある。体感温度はやや寒いが気温自体はそれほど低くないので期待して箱根湾をあとにした。
気温が上がりそうもないので成蹊や庭石などの水深の浅いポイントに入ってみたもののアタリがまったくない。ウェーディングしているFFMにも上がっている気配がない。
そのうち急激に寒気が降りてきた。マイナス何度くらいだろうか、寒さには強い私もいささかまいったのでレインジャケットを着込んだ。肌が出ているところが赤くなってきた。アタリはないし寒いし久々のボウズの予感。開き直って昼飯とし、いつもの鍋焼きうどんタイム。寒いほどにうまさが増す不思議な270円。
 うどんで体が温まった頃,寒さも和らいできたので湖尻方面に移動。情報のあった早川水門に向かった。途中の七里ヶ浜あたりからポツポツとライズがはじまった。水門前にきたら更に増えだした。水門右手沖合にボートを止めキャストをはじめるが,ライズはあれどアタリがこない。
そのうちライズの嵐がはじまった。ユスリカはみえないし、ピューパかなと思い,フローティングに変えピューパで攻めるが同じ結果。そのうち右隣の餌釣り師にかかりだした。入れ食い状態になってきた。底寄りを攻めてみようとタイプWに変更したところ、1投目でようやくのってきた。ボウズは免れた。それからさき2時間弱の間ライズは続き,こちらのヒットも続いた。でもかかっているのは隣の餌釣り師と私だけのようだ。(^^)
そのうち少し大きめのサイズがヒット,やりとりを少し楽しんだ。終わって見れば二時間で7匹はまずまずといったところだった。ボート屋に戻ると,午前中の寒気降下の時には小屋へ逃げ込んできた人もいたらしい。寒さは別として、魚影は湖尻側の方が濃いように感じた。結構大物もいるようだ。たねさん情報に感謝!


3月02日  芦ノ湖        気温−1度(のち5度)  晴れ 水温7度  
今年の芦ノ湖は解禁の翌日2日となった。昨日は大分混雑したようだが、混雑を避ける人も多くいるらしく,毎年2、3日は平日でも混み合う。ちなみに、駐車場は朝4時半で満車,昨年は5時でいっぱいだったので更に速くなっている。最初の土日あたりまで続くので行かれる人は要注意。
 さてFFはといえば、今回も箱根湾からボートで出陣,朝はまだ冷え込むのでボートの上は白く凍っていてよくすべる。
暗いうちから漕ぎだしている餌釣りのボートを避けながら沖へと向かう。この時期は湾内を狙えば釣果は堅いのだが、自然の雰囲気を楽しみたいので朝は必ず沖へ繰り出すことにしている。いつもの平岩から今年の芦ノ湖FFがスタート。先に岩場で始めていたルアーマンにレインボウがヒット。釣れる気持ちにさせるので,他人のヒットでもちょっとうれしいものである。フライはゾンカーで様子をみるがアタリがない。大会の時よかったという金黒のゾンカーに変えてみたがアタリはこない。そのうち目の前で2度ほどライズがあり、魚はいるらしい。どうも追いも喰いも今一つだ。昨日の大会でゾンカーやらマラブー系のストリーマーにちょっとスレているかもしれないと思い、黒のウェット系に変更しキャストすると1投目でゴンとヒット!今年の第1号なので「ばれるなよ」と祈りながら取り込んだ。かかった直後にブラウンだと感じたが正解だった。しかも体の斑点があざやかで,写真でみるNZのモンスターを小さくしたような顔つきのきれいなオスだった。続けてそのポイントを攻めていたら再びヒット。今回もブラウンらしい引きだ。案の定ブラウン,しかもさっきの魚とうり二つで,リリースしたものが又かかったのかと錯覚するほど似ていたが,サイズは若干今回の方が大きい。
その後,アタリが遠のいたので箒の鼻,ムジナ窪,百巻の鼻,成蹊とポイントを変えてみるがヒットしない。時々アタリはあるがなかなかのってこない。今日の特徴は,ストリーマー系では全くアタリがないということ。こんなことは初めてだ。その後レギュラーサイズのレインボウが上がったが,それっきりで時間切れ。こんなもんかな。またウェーディング派も苦戦しているようだった。


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