軽音OB会in丸亀day2



2日目の朝。ホテルから送迎バスで金刀比羅宮の参道にある中野うどん学校まで来た。ここからこんぴらさんにお参りなのだ。実はホテルからここまでは歩いても全然来られる距離ではあった。


店においてあった杖を手に手にガイドさんに従いこんぴらさんを目指す。この参道の両側には歴史を感じさせる木造の建物が土産物屋やうどんとして商売をしているのであった。


上り始めてしばらくはこのような土産物屋がひしめいているのであった。これはどこにでもあるような風景。


途中に五人百姓という特別に商売をすることを認められた人達が飴を売っていた。試食させてもらったが、べっこう飴だ。おいしかったが、ちょっと飴を舐める気分にはなれない。飴は風邪をひいたときくらいしか舐めないのだ。


金刀比羅宮の宮司さんが考えたキャラということでその名も「笑顔元気くん」だそうです。いろいろと工夫される人ですな。


途中で降りてくる人達を従えているガイドさんが我々に向かって「もうちょっと。もうちょっと」と励ましてくれる。実際は全然もうちょっとではない。それを真に受ける人もいないことでしょう。


ところで金刀比羅宮の本宮までの石段の数は785段だそうだ。写真の場所は旭社といって森の石松が本殿と間違えて刀を献上してしまったところとのこと。そのために帰りの途中で切られてしまったとガイドさんが説明してくれた。本殿からの帰りはこの旭社の横から出てくることになるのだ。尚、ガイドさんが正しいてみずやでの手と口の清め方を教えてくれたのだが、これを書いている今、大まかにしか覚えていない。来年の初詣まで覚えていられるだろうか・・・


旭社の前にはこっちこっちだと教えてくれるおっさんの彫刻があります。何ていうんだろう?よく分からない。


本宮のある785段近くなってくると雅楽がみやびやかに聞こえた。上がってから見てみると生演奏していた。なかなか厳かな感じの調べだった。


これが本宮。参拝した後に神様に尻を向けないようにと帰り道は違う石段を降りていくことになるのだ。そう言えば、三嶋大社もお参りするのは本殿左側から、お参りした後本殿右側からはけるようになっていたなあ。そういうことなのかな?


785段の石段を登って降りたあと、今度は上半身の運動だ。うどん打ち体験。中野うどん学校では一通りのうどん打ち体験をさせてくれた。まず出てきたのは既に生地になった10cmx20cmx3cmくらいのもの。これを手で延ばした後、麺棒で延ばし、折りたたみ包丁で切った。まずはうどんの出来上がり。これはあとで昼飯として食べることになるので、桶のような容器に入れて置いておく。

次に小麦粉(中力粉)と食塩水が2人に1セット配られ、ボウルの中の粉に少しずつ食塩水を加えながら一生懸命にかき混ぜる。かき混ぜてかき混ぜてかき混ぜ倒すとだんだん固まってきて、それを今度は両手のひらで思い切り押してはこねた。それがだんだん生地のようになってくると、それをビニール袋に移し


音楽に合わせてとにかく踏みつけるのだ。AKB、モー娘、YMCA、ノリのいい曲と講師の軽妙なMCであっという間にうどんの生地の出来上がりだ。


と、いうわけで釜揚げうどん。いただいちゃいました。講師は切るときに4mm幅と言っていたのが。何を聞いていたのか、きしめんのようなものやら、稲庭うどんのようなものまで様々なうどんが同じ鍋で茹でられた。に、しては良い出来。とてもおいしくいただきました。ちなみに先程のうどんは我が家で修了証書の心棒となっていた麺棒で延ばし、包丁で切ってやはり美味しくいただきました。


うどん体験の後は四国八十八箇所の霊場の一つ、善通寺にやってきました。ここは弘法大師、空海ゆかりの寺でこの日はお祭りがあり大変賑わっていました。


こんなところにもゆるきゃらがいた。その名も「こうやくん」。どこまで続くゆるきゃらブーム。ちなみに次女は西国分寺のにしこ君がお気に入りなのだ。まあどうでもいいのだが。


善通寺で面白かったのはこの戒壇めぐり。本堂に入り500円払い地下に降りていく階段を下りるとそこは真っ暗闇。本当に何にも見えません。左手で壁を伝い進んでいくこと暫く。中間地点に空海の声を再現したというお言葉が流れる少し明るい場所にたどり着きます。その後もう一度真っ暗闇を進んで出口に。精神修養になった気がする。

ここのお寺で面白かったのはもう一つ遍照閣というところで、ここには四国八十八箇所お砂踏み道場があり、その道場には88体の仏像の横に真言が書かれていて、お賽銭の5円玉を入れて真言を唱える。真言はたとえば「おんころころせんだりまとうぎそわか」とかでサンスクリット語だとか。真言密教ってのはこのようなマントラを唱える宗教であったのかと今更ながらに勉強になった。これで四国八十八箇所をお参りしたのと同じ功徳があるという話だ。


小腹が空いたということで、さぬきうどんの店に来た。ここはセルフ店で自分でトッピングをした後、レジでお会計。ネギと天カス、ゴマはかけ放題です。いつものイカ天に加えてこの日はごぼう天も載せてしまった。


このごぼう天の甘かったことったらない。ちなみに上の写真はNのもの。ついつい自分のものは写真に撮る前に箸をつけてしまい、まだ箸のついていないNのを撮らせてもらったのだ。

初めて来た四国はすごく楽しかった。是非また来てみたいと思う。こんなOB会を企画してくれたUには大感謝なのだ。


  Day1