佐伯祐三とパリ(静岡県立美術館)
夭折の画家〈佐伯祐三〉の展覧会へ行ってきました。佐伯は30歳という短い人生をパリで過ごし、愛したパリの街並みを描き続けた。重厚な色彩で自由で奔放な描線そして文字、祐三独自の絵画をしっかり観てきました。(2014/5/8)  

鏑木清方(佐野美術館)
美人画で有名な鏑木清方の展覧会に行ってきました。挿絵画家としてスタート。泉鏡花との出会いから口絵、表紙絵、装丁など数多く展示されていました。やはり清方といえば美人画、女性の美しさ、内面から出てくる匂いを感じさせてくれました。(2014/4/8)   

歌麿 まぼろしの〈雪〉(岡田美術館)
昭和23年に展示されてから行方のわからなくなった歌麿の「雪月花」三部作のひとつ「深川の雪」が66年振り修復され鮮やかに戻って参りました。NHKで特集が組まれ早速岡田美術館に足を運びました。「月」と「花」はアメリカの美術館に収蔵され、「雪」だけの鑑賞ですが、縦199cm×横341cmと大きな掛け軸に27名の人物が繊細且つ綿密に色々なポーズで描かれており圧倒されました。さてこの岡田美術館のその他の展示品が土器、陶磁器、日本絵画、仏像と多岐に亘り展示されており、充分に楽しませてくれ大満足でした。(2014/4/8)   

WILD ROCKIES(藤枝市郷土博物館)
藤枝市出身の動物写真家の原田純夫の写真展。ロッキー山脈の野生動物や自然、高山植物など四季にわたって20年間取り続けたものです。大自然の厳しい環境の中、雄大なロッキー山脈、動物達の姿そして風景と観たことの無い世界へ連れて行ってくれました。(2014/4/2)   

花(東京国立近代美術館工芸館)
花をモチーフにした工芸作品展覧会。身近な草花、古典的な花模様、空想の植物など、きれいな装飾模様あり、写実的草花あり、色々な技法を駆使して様々な花模様のある工芸作品。心豊かになるひと時でした。(2014/3/19)   

泥とジェリーて(東京国立近代美術館)
「泥とジュエリー」どのような展覧会かというと描いた絵具を滑らかにせず筆で描いた時の絵具の質感をそのまま残した作品。また絵具をべちゃべちゃこね回して描かれた作品の展示会でした。(2014/3/19) 

世紀の日本画(東京都美術館)
日本美術院が再興されてから100年草創期から現在まで院展を彩った作品の展覧会。この豪華な展覧会に行ってきました。20分待ちの入場でしたが、隈なく見て回ってきました。これだけの作品が一堂に集まり鑑賞でき、贅沢極まりない展覧会。正に「世紀の日本画」展でした。(2014/3/19)  

印象派を超えて(愛知県美術館)
クレラー=ニュラー美術館所蔵作品を中心に点描の画家たちの展覧会。一筆一筆と気の遠くなるような点描は絵画の中に目に見えない光や空気を感じさせてくれます。今回の展覧会はT.点描のルーツはどこに?から始まって最後のX.点描から抽象へ と進んでいきます。モンドリアンの「赤と黄と青のあるコンポジション」は今尚色あせないデザイン、究極の色彩、大好きな作品のひとつです。(2014/3/14) 

大浮世絵展(名古屋市博物館)
「世界から傑作、大集合!」と書かれている通り本当に大集合でした。国内外から集められた作品数、贅沢極まりない展覧会でした。東京展の混雑を避けて名古屋の開催を待って行って参りました。期待通りで大満足。(2014/3/14)  

萩原英雄展(山梨県立美術館)
生誕100年萩原英雄展に行ってきました。版画家として活躍した荻原英雄ですが、油彩画、コラージュ、墨彩画など多彩な作品が展示されていました。今回の目的は後年25年掛けて彫り上げた富士山シリーズの「三十六富士」でした。富士山の大好きな私、今回のこの富士山は季節、場所、時間と様々な角度からの富士山で色合いも優しく魅了されました。山梨県立美術館は常設展で「萩原英雄記念室」「ミレー館」もあり、こちらも楽しんできました。(2013/11/6)   

富士山の絵画(静岡県立美術館)
今年の6月三保の松原を含め富士山が世界文化遺産に登録され、それに合わせて富士山の絵画展が開催された。私も富士山は大好きで早速この展覧会に行ってきました。信仰の山としての富士山、またその姿の美しさは普遍であり、日本人の心の捉えて離さない。どの場所から見ても感動をもらえる美しい富士山、もっともっと多くの人に見てもらいたいと思います。(2013/9/17)  

オディロン・ルドン(静岡市美術館)
フランス象徴主義を代表する画家オディロン・ルドン展行って来ました。まず黒一色の作品。空想的な怪物たちがうごめく世界は一度見れば忘れない奇妙な作品。そして50歳過ぎて油彩やパステルを使った色鮮やかなファンタジーの作品へ。タイトルに「夢の起源 幻想のふるさとボルドーから」とあるように幻想的な世界でした。(2013/7/10)   

色を見る、色を楽しむ。(ブリジストン美術館)
八重洲口近くのブリジストン美術館。今回は「色を見る、色を楽しむ。」をキーワードに構成されており、モネ、ルノワール、セザンヌを経てマティス、ピカソへと。そして近年新しく加わったルドンのモノクロ絵画「夢想」などブリジストン美術館コレクション170点を楽しんできました。この日は当学芸員が1時間にわたって作品の解説をしてくれておりましたが、時間の都合で聞くことは出来ませんでした。(2013/7/3)   

川合玉堂(山種美術館)
玉堂生誕140年を記念した展覧会。初期の作品から晩年の作品まで現在失われつつある日本の原風景を描き出し郷愁を誘う作品。若い頃から画才を発揮した玉堂の写生帖の展示もあり玉堂を知る素敵な展覧会でした。(2013/7/3)   

貴婦人と一角獣展(国立新美術館)
500年前に織られた6面連作タピスリーの大作。五感を表わした「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」そして「我が唯一の望み」と織り込まれたスペル。この6面のタピスリーから物語を紐解く。このようなことを想いながら背景にミルフルールが散りばめられ、ウサギやキツネ、鳥など埋め尽くされ貴婦人を一層浮きたてさせ華やかさを増したタピスリーは色々興味を沸き立たせてくれ見応えのある展覧会でした。(2013/7/3)  

熊田千佳慕の世界(佐野美術館)
細密に描いた生物画家、熊田千佳慕の展覧会。「ファーブル昆虫記の虫たち」「みつばちマーヤの冒険」など虫たちをリアルに描いている。「私は虫であり、虫は私である」と言うように虫たちの目線で観察、愛情一杯の作品は観るものの心にも伝わってきます。今回の展覧会は子ども達も目を輝かせてみていました。(2013/6/9)   

ポール・デルヴォー展(浜松市美術館)
シュルレアリスム絵画を代表する画家。女性たちのなんとも幻想的な不思議な絵画。一人ひとりが何を思っているのか、建物あり、電車あり、ランプであったり、手鏡であったりと色々な小物を使って描かれているこの不思議な絵。副題に「夢をめぐる旅」とあるが心の中の夢や潜在意識を美しく表現した作品に見入って参りました。(20136/2) 

市川元晴展(松坂屋静岡店)
清水市生まれの市川元晴の個展を観てきました。ピエロやサリーの女たち、静物画など色彩の美しさに目を奪われてしまいました。特に朱赤の鮮やかさはひときわ心に残りました。緻密で重厚、もっといろいろな作品を観てみたいと思いました。(2013/5/55)    

レオナール・フジタとパリ(静岡市美術館)
藤田嗣治 渡仏100周年記念の展覧会。藤田が渡仏した1913年から1931年までの作品を中心に構成。世界中の詩人、音楽家、画家、モデルらがモンパルナスのカフェに集まりその中で芸術を探求。ピカソ、ルソー、モディリアーニなど多くの画家たちと交流した。藤田の作品といえば、素晴らしき乳白色の地で「五人の裸婦」「眠れる女」など堪能できました。最後のコーナーでは藤田の交流のあった画家たちの作品も展示され楽しませていただきました。(2013/5/22)  

ミュシャ展(森アーツセンターギャラリー)
ミュシャ展に行ってきました。アール・ヌーヴォー様式の甘いポスターは見慣れておりましたが、今回の展覧会はミュシャのその他の一面を観ることが出来るすばらしい展来会でした。祖国を愛するミュシャのその柔らかな色調の絵画から強い想いを感じる事が出来ました。(2013/4/3)   

軌跡のクラーク・コレクション(三菱一号館美術館)
クラーク美術館のコレクション展。明るい色調の印象派の作品が数多く展示され華やかな展覧会。大好きなルノワールの作品も数多く展示されており贅沢であり楽しい一日でありました。(2013/3/30)

木村荘八展(東京ステーションギャラリー)
東京駅が化粧直しを終えその一角にギャラリーが出来た。今回の企画展は生誕120年木村荘八展。昭和の原風景(東京)を思い出すような作品が数多くあった。このギャラリー空間は東京駅本体のレンガの壁がかむき出しで良いアクセントとなり渋い雰囲気を醸し出していた。(2013/3/30) 

山下清の東海道五十三次(藤枝郷土博物館)
放浪の天才画家山下清の晩年の作品「東海道五十三次」の展示会に行ってきました。それぞれの町の特徴ある風景が細かいタッチで描かれていました。藤枝の町はおもてなしに喜ぶも題材に困り小高い山に登りそこからの風景を描いたと説明がありました。今回の楽しみは日本に誇る美術修復者の第一人者 ー岩井希久子ー の講演会でした。修復における全体的なお話、そして山下清の作品の修復など貴重なお話を聞くことが出来ました。(2013/3/10)   

ラファエロ展(国立西洋美術館)
とても楽しみにしていたラファエロ展行ってきました。こちらも大混雑すること覚悟でとにかく朝一で入場できるよう出かけ、その甲斐もあり充分堪能することが出来ました。目玉の「大公の聖母」もじっくり鑑賞することが出来大満足。今日はルンルンの一日でした。(2013/3/9)     

エル・グレコ展(東京都美術館)
人物が引き伸ばされ揺らめくように画かれた祭壇画、下から見上げた時の目線でこのように描かれたと聞き私も下から覗くように観て参りました。もっともっと観覧者が多いと思っていましたが以外と少なくゆったり余裕を持って鑑賞することが出来ラッキーでした。(2013/3/9)   

ジュディ・オング倩玉木版画の世界展(駿府博物館)
駿府博物館にてジュディ・オング倩玉の木版画展を観て来ました。作品題材は伝統的な日本家屋でモノクロから次第に植木の緑、花のピンク、その他に赤が加えられコントラストがはっきりした力強い作品となっている。また花の作品は色使いを変えて摺ってあったり趣のある素敵な作品で楽しく観て参りました。(2013/2/13)  

NIHONGAザ☆BEST(駿府博物館)
駿府博物館が所蔵する近代日本画コレクションのなかから明治以降の著名画家の作品を展示。目玉として伊東深水の「吹雪」。その他上村松園、横山大観、鏑木清方、河合玉堂、橋本雅邦など日本画壇の巨匠達の作品が展示されていて目を楽しませてくれました。(2012/11/4)  

レーピン展(浜松美術館)
近代ロシア絵画の旗手、写実主義画家イリヤ・レーピン展へ。初めて観るレーピンの絵画、力強さを感じました。また家族や文化人の肖像画は心を惹きつけられました。東京からの巡回で浜松美術館にてじっくり鑑賞することが出来ラッキーでした。(2012/10/27)  

フィンランドのくらしとデザイン(静岡市美術館)
フィンランドの風土やライフスタイルを紹介する展覧会。「ムーミン」の挿絵絵画をはじめ、絵画、建築、家具や食器などの工芸品、テキスタイルなど今尚時代を超えて愛されているフィンランドのモダン・デザインを楽しんで来ました。ムーミンとあって多くの子ども達も楽しんでいました。(2012/10/7)    

ベルリン国立美術館展(国立西洋美術館)
今年はフェルメール年。西洋美術館でもフェルメール「真珠の首飾りの少女」の作品を鑑賞することが出来た。こちらも混雑を予想していたが思いのほか空いていた。しかし中味は非常に濃い内容で彫刻の数々はすばらしく大満足の展覧会でした。(2012/8/11) 

マウリッツハイス美術館展(東京都美術館)
朝一番の入場を狙って東京都美術館へ。目的はフェルメールの「真珠の耳飾の少女」。大混雑を予想しての鑑賞だったが、以外とスムーズに回ることが出来た。フェルメールの作品2点、その他レンブラント、ルーベンスなど傑作の数々を堪能することが出来ました。(2012/8/11)    

フェルメール光の王国展(フェルメール・センター銀座)
監修・福岡伸一フェルメールの全作品37点の複製画を「re-create]。リ・クリエイト画像技術をによってフェルメールが描いた当時の色調とテクスチャーを推測して、原寸大で、所蔵美術館と同じ額装で展示されている。フェルメールの数少ない作品を全部鑑賞することはなかなか出来ないものだが、今回のこの企画でフェルメールの全作品を堪能することが出来ました。今年は6月国立西洋美術館と東京都美術館にフェルメールの作品が展示される。今から楽しみでたまらない。その意味で今回のこの企画大いに勉強にもなりました。(2012/3/20)    

トリック・アートの世界(常葉美術館)
木津文哉のトリック・アートを観に行って来ました。古い看板や懐かしい情景など独特の立体表現方法。その空間に引き寄せられドアーをあけたくなるようなくアート。まさにトリック・アートの世界を楽しんできました。(2011/11/18)

ドールハウス展(静岡ホビースクエア)
可愛い可愛いドールハウス展観に行って来ました。夢あふれるお部屋のドールハウスやジャパニーズ・スタイルのドールハウスなど7人の作家による個性溢れる夢の世界にワクワクしながら楽しみました。(2011/11/9) 

星野富弘花の詩画展(駿府博物館ホール)
口に筆を銜えて描くこれらの絵や言葉を丁寧にひとつひとつ観て回る。星野さんの詩画を見ると生きている感謝の気持ちが湧き上がる。当たり前と思っている全てのことにありがとうといえる自分がいる。優しい気持ちにさせてくれてありがとう。(2011/11/5)  

レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想展(静岡市美術館)
 「万能の天才」といわれるダ・ヴィンチ展へ行って来ました。美の理想をテーマに女性美を追求した今回の展覧会は五部構成T.レオナルド・ダ・ヴィンチとレオナルド派U.レオナルドのぞ代の女性像V.「モナ・リザ」イメージの広がりW.「裸のモナ・リザ」「レダと白鳥ウ」X.神話化されるレオナルドと見応えある展覧会でした。(2011/11/5)    

東田茂正陶展(和光ホール)
東田茂正陶器展を観てきました。志野、織部焼を中心に瀬戸黒、黄瀬戸の陶器。どの作品も力強い野趣あふれる造形美。釉薬による色合い個性あふれる作品ばかりでした。(2011/9/7)      人間

濱田庄司スタイル展(汐留ミュージアム)
陶芸の人間国宝濱田庄司スタイル展に行って来ました。イギリスにも滞在したことのある濱田庄司は自然に基づく生活今で言う「スローライフ」。陶器の展示はもちろん益子での生活スタイルを再現。モダンでゆとりある暮らし、自然な生活空間は現代人の憧れの生活でもあります。自分らしく心豊かに生活していきたいと改めて感じました。(2011/9/7)   

渡部陽一&太田隆司展(静岡ホビースクエア)
戦場カメラマン渡部陽一と紙の魔術師太田隆司のコラボ「絆の情景」展を観てきました。渡部陽一はカメラで瞬間を切り取り戦場を表現、太田隆司はカッターナイフで紙を切り取り市井の人々の様々な情景をペーパーアートで表現。人と人との繋がり、思い、命の大切さなど強いメッセージを感じさせてくれました。渡部陽一の戦場写真には一言一言コメントが載せられ彼の人柄を感じ、またペーパークラフト作家の太田隆司の作品は一つ一つパーツを組合せていきワン風景を作り出していくペーパークラフトアートに感動しました。(2011/8/19)   

ロココの雅(ヤマザキマザック美術館)
ヤマザキマザック美術館 開館1周年記念展として 〜華麗なるフランス宮廷時代 ”ロココの雅”〜 が開催されており鑑賞してきました。 ロココ、新古典主義、ロマン主義、写実主義、印象派、エコール・ド・パリなど18世紀から20世紀におけるフランス美術200年の流れが一望できるコレクション展。ガラス作品、ロココ時代の衣装、家具も優美な内装で展示されておりフランス芸術を満喫。音声ガイドは無料で貸し出しされゆったりと心行くまで鑑賞することが出来ました。(2011/8/10)   

宮廷の雅(浜松市美術館)
有栖川宮家、高松宮家に伝えられた美術品や典籍、調度品、歴代親王の御遺愛品、高松宮宣仁親王・喜久子妃の御遺品など一堂に展示され伺い知ることの無い宮廷の雅をほんの少し知ることが出来ました。金平糖を入れるボンボニエール、喜久子妃が着用された五衣唐衣裳装束、ディナーセットなどなど興味のある品々が展示されておりました。かけ離れた生活空間でしたが雅の世界を垣間見ることが出来ました。(2011/7/6)   

山田卓司ジオラマ展(静岡ホビースクエア)
浜松市出身の情景作家山田卓司のジオラマ展に行って来ました。「TVチャンピオン」のプロモデラー選手権優勝6回の実績を持つ山田卓司の作品展。その時の作品も展示されており当時を思い出させてくれました。今回は今は遠い昔昭和の懐かしい風景を切り取った心温まるジオラマです。ガンダム、戦車などお父さん達が喜びそうな作品も数多くあり子どもも大人も楽しめる展示会だと感じました。(2011/7/4)   

ハンス・コパー展(静岡市美術館)
ハンス・コパーの作品展を観てきました。美しいフォルム。無駄の無い凛としたフォルム。複数のパーツをつなぎ合わせて形成したり、二つを合わせて作ったりと、独特のフォームがまるでオブジェのように空間を飾る。革新的なフォームだが静けさを漂わせる雰囲気を持った”うつわ”の数々でした。ルーシー・リーの作品も一緒に展示されており、女性らしい繊細さですばらしい作品ばかりでした。(2011/4/22)    

レンンブラント展(国立西洋美術館)
「光と影の魔術師」と呼ばれているレンブラント展へ行って来ました。今回は殆ど版画が中心で絵画は15点でしたが「光と闇」といわれるように明暗表現の際立った作品でこれだけでも充分満足でした。ただ版画に於いては勉強不足で勿体無い思いをしました。しかし銅板を使っての作品、明暗をつけた細かな作品数々でした。(2011/4/17)   

鐵心水墨画回顧展(ギャラリー画禅庵館)
水墨画家 佐々木鐵心のギャラリー画禅庵へ行ってきました。画禅庵は鐵心がこだわりを持って7年の歳月をかけて建設した木造の建物。太い木材をむき出しに赴きある画禅庵に鐵心の作品が展示されています。その空間には彩りある生花が活けられ全てが一つの作品となって和ませてくれました。最後におもてなしの接待があり一味違ったギャラリー鑑賞を楽しむことが出来ました。今月のテーマは「姫と乙女」でモノクロの濃淡で描かれた女の子の可愛らしさ可憐さなど優しさいっぱい。(2011/3/20)   

ギッター・コレクション展(静岡県立美術館)
アメリカ・ニューオーリンズのギッター・コレクション展を観て来ました。ギッター・イエレン財団の所蔵する日本美術コレクションの中から、江戸絵画を中心に展覧会が開催されています。江戸時代を代表する画家たちのコレクションを「若冲と奇想の画家たち」「琳派の多彩」「白隠と禅の書画」「自然との親しみ」「理想の山水」「楽しげな人生」六つのセクションに分けて構成。日本美術の持つ「純粋で、シンプルで、素朴な」美しさを改めて感じることが出来ました。(2011/2/20)   

マイセン磁器の300年(サントリー美術館)
憧れのマイセン磁器。マイセン磁器の300年の歴史をみてきませた。東洋の白磁に憧れ錬金術師ベットガーによって解明され王立磁器製作所のはじまりをもってマイセン磁器の歴史がはじまる。「柿右衛門写し」や「シノワズリ」の食器類、また磁器による宮廷動物園、万国博覧会出品の大作など時代の代表作が目白押し、その迫力、豪華さに目を奪われました。サブタイトル「壮大なる創造と進化」とありますが、その言葉通り飽くなき創造、常に進化し続けているマイセン磁器を実感しました。今回はじっくり、ゆっくり鑑賞し堪能しました。(2011/2/10)   

ドガ展(横浜美術館)
ドガの傑作《エトワール》を観て来ました。下からの柔らかい照明に照らされ優しい色彩で描かれている踊り子の一瞬の動きを見ることができました。その他に馬、肖像画、裸婦像、彫刻、パステルで描かれた明るい作品、写真と初期から晩年にわたる120点欲張りすぎるほどの展覧会でした。(2010/12/20)   

ヨーロッパ絵画名作展(常葉美術館)
山寺 後藤美術館所蔵の「ヨーロッパ絵画名作展」が常葉美術館で開催されています。フランス宮廷美術の優美なロココ絵画やバルビゾン派のミレーやルソー、コローなどの風景画など54点フランス絵画の歩みが紹介されています。常葉美術館は菊川駅近くの小高い丘の上の常葉学園内にあり学生達にとっては身近で名画鑑賞ができるという環境はすばらしい。(2010/11/23)    

三芹沢_介のブック・デザイン(芹沢_介美術館)
型絵染の人間国宝・芹沢_介のブック・デザイン、本の装幀を紹介する展覧会です。単行本や雑誌など芹沢_介の独特のデザインで装いされた出版物はまさに飾っておきたいすばらしい装幀です。蒐集家でもある芹沢_介の色々な顔をみせてくれ今回の展覧会も幅広い活躍の一端を見せていただきました。(2010/11/18)  

三人展(秋野不矩美術館)
京都画壇出身の女性画家秋野不矩、梶原緋佐子、北澤映月の三人展。三人三様各自のテーマに沿って描かれた女性人物画は見ごたえのあるすばらしい展覧会でした。駐車場から小高い丘まで上っていく秋野不矩美術館は館内は靴を脱いでの鑑賞で私の好きな美術館の一つです。(2010/11/9)

上村松園展(東京国立近代美術館)
美人画の一人者上村松園の回顧展。単なる美人画ではなく対象の内面や精神性の表現を追求。凛として気品あふれるたたずまい。清澄な香り高い珠玉の作品の数々、着物の色、柄、髪型、構図とどれをとっても完璧な美しさに感嘆、言葉になりませんでした。老若男女大勢の方達黙々と鑑賞していました。(2010/10/14)  

ゴッホ展(国立新美術館)
没後120年 〜こうして私はゴッホになった〜 27歳で画家を決意し新しい表現に望み続けたゴッホの足跡。まずバルビゾン派やハーグ派の作品から、素描の技法や遠近法の道具(遠近法を正確に描く道具展示)、ドラクロワの色彩理論からの人物画、パリのモダニズムから大胆な構図と鮮やかな色彩(アルルの寝室を手がかりにその部屋が実物大で再現)、最晩年で自らの色彩感覚や筆遣いのタッチを極めようと描かれた「アイリス」と「ゴッホがいかにして『ゴッホ』になったか」を明らかにする展示会。「ぼくは100年後の人々にも、生きているかの如く見える肖像画を描いてみたい」と妹のウィレミーナに当てたように没後120年たった現在私たちの心を捉えエネルギーを感じさせてくれています。(2010/10/14) 

たばこ入れと美煙壺(掛川市二の丸美術館)
掛川城天守閣がそびえる隣の二の丸美術館にて日本の喫煙具”たばこ入れ”と中国の喫煙具”鼻煙壺”の展覧会が開催され興味深く観て参りました。たばこの楽しみ方は日本では煙を吸う(スモーキング)喫煙方で中国では嗅ぐたばこ(スナッフ・テイキング)が主流。”
嗅ぎたばこ”は粉末状に加工したたばこの葉に各種の香辛料を混ぜたものを吸い込む喫煙方。このたばこ粉末を保存する容器が”鼻煙壺”で清王朝時代には一種のステータスシンボルとなり貴族の間でもてはやされたようです。贅を尽くした細緻なものが作られ中国の伝統美術工芸品として伝承されているようです。また江戸・明治の時代の洒落者のたしなみとして細工された粋な”たばこ入れ”まさに〜かっこいい〜ものばかりでした。(2010/9/14)    

オルセー美術館展2010(国立新美術館)
90分待ちの大行列でやっと入場。モネ5点、セザンヌ8点、ゴッホ7点、ゴーギャン9点、ルソー2点、そのほかドガ、シスレー、ピサロ、スーラなど名だたる画家の作品が全部で115点。会場に入ってワクワクこんな楽しい気持ちで見られた展覧会は久し振り。今回のオルセー美術館展は本当に贅沢な展覧会でした。ただ難点は人が多すぎ。ゆったり鑑賞したいものです。(2010/8/13)   

松井守男 回顧展(豊橋市美術博物館)
〜コルシカに生き、光を描く〜 松井守男の地元での回顧展へ行って来ました。パリを拠点に制作活動。大画面に面相筆による細かいタッチを重ねて描く。繊細でありダイナミックでもある。内面にあるものを浮かびあがらせるような作品に感動。初めて観る松井守男氏の作品を目の当たりにして強風の雨の中豊橋まで車を走らせ来た甲斐がありました。(2010/8/12)   

県版画招待作家21世紀展U(駿府博物館)
県版画作家の作品展。会期中は出品作家のギャラリートークがあり、今日は菊川市在住の藤田泉氏のトークがありそれを目当てに博物館へ。トークでは藤田氏が用意した版画略年史を基に版画活動を紐解き30年余りのサラリーマンを続けながらの制作や現在の活動を資料などと一緒にトークが進められ藤田氏の幅広い活動を知ることが出来ました。人の繋がりを大事にする藤田氏。これからの活躍を期待したい。(2010/8/1)    

溝口好晴万華鏡展(ギャラリー未来)
ー幸せはリンゴの中にー と題して溝口氏の万華鏡展を見て来ました。和の衣装に包まれた万華鏡。リンゴの形に江戸ちりめんを包む。また竹がごのようにしたり漆、金箔で琳派風にと、どれをとってもインテリアとしても素敵なものばかりでした。また小さな窓から覗くとパーと広がる小宇宙。どの万華鏡を覗いても感動の連続で時間を忘れさせてくれました。心も子供の頃のような純粋な気持ちになりました。(2010/7/31)   

創作和紙人形展(藤枝市郷土博物館)
和紙人形で江戸情緒を表現(華扇会の作品)。江戸の物売りの姿を和紙で制作。西瓜の切売りや鰻の辻売り、朝顔売り、酒売り、籠塗り屋、かんざし売り、わらび売りなどなどその数86点そして江戸庶民の暮らしぶりなど展示されている。また藤枝市文学館では相田昭氏撮影の没後2年小川国夫写真展が開催されている。藤枝を中心に小川国夫氏の若き日の写真など素の表情が人柄を偲ばせていました。(2010/5/13) 

伊藤若冲展(静岡県立美術館)
伊藤若冲アナザーワールド展へ。江戸時代の絵師。水墨画そして華麗な着色画。緻密にそしてその作品は実物と想像が融合している。鶏の絵を得意とするが植物、動物と多彩に描かれていました。(2010/4/25) 

マネとモダン・パリ(三菱一号館美術館)
前日の6日に開館した三菱一号館美術館の開館記念展「マネとモダン・パリ」へ行って参りました。マネが生きたパリの芸術的な背景をたどりながらマネの全貌を紹介。また同時代の作家たちの油彩、建築素描、彫刻、写真なども展示され、近代社会へと変貌するパリの様子も知ることができ幅のある展示会でした。(2010/4/7) 

藤田泉版画展(ギャラリー未来)
菊川市在住の藤田泉氏の版画展へ行って来ました。抽象的な心の中を表したようなの作品、モノクロの分より新鮮さを感じました。この日は藤田泉氏がいてお話を伺うことが出来より深く作品を鑑賞することが出来ました。写真をお願いして一枚パチリと。(2010/4/3)   

アール・デコの館(東京都庭園美術館)
今回の企画はアール・デコ様式の建物を一部屋一部屋観て回ることが出来ました。レリーフなど装飾品、応接家具、扉、壁紙、照明など普段では見落としてしまいそうなものを細かく見ることができました。庭園では桜が満開家族連れの人たちが桜を楽しんでいました。(2010/4/1)  

片岡鶴太郎展(目黒雅叙園)
桜満開のこの時期、雅叙園の百段階段の7つの部屋のそれぞれの装飾とコラボで片岡鶴太郎展”桜小路 春の宵”を楽しんできました。それぞれの7つ部屋との融合、一体感を楽しみながら階段を上りながらひとつひとつじっくり鑑賞してきました。(2010/4/1) 

ルノワール(新国立美術館美術館)
新国立美術館でルノワール〜伝統と革新〜が開催されており、観て参りました。柔らかい筆タッチで愛らしい女性像や裸婦像が数多く展示されており、私も大好きな画家のひとりで今回の展覧会楽しみにしておりました。その柔らかく明るい色彩、生き生きとした表情が私の心を和ませてくれました。(2010/4/1) 

ボルゲーゼ美術館展(東京都美術館)
15世紀から17世紀にかけて花開いたイタリア美術の名品の数々。ルネッサンスからバロックへと美の饗宴。ルネッサンス時代を代表するラファエロ。20世紀行われた修復の結果《聖女像》に描きかえられていたものが本来の姿に戻った《一角獣を抱く貴婦人》を目玉にカラヴァッジョの《洗礼者ヨハネ》と15世紀・ルネッサンスの輝きから16世紀・ルネッサンスの実りそして17世紀・新たな表現に向けてと3部構成で楽しませてくれました。(2010/2/17)  

川喜田半泥子のすべて(そごう美術館)
川喜田半泥子の作品は初めて鑑賞する。「東の魯山人、西の川喜田」と言われるほど多才である。今回の作品展もすべてとうたっているように陶芸はもちろん書画、建築、写真など様々な芸術を手がけている。先月路山人展を鑑賞したばかりで二人の芸術の造形の深さが感じられました。(2010/2/17)   

山下清 放浪の天才画家(駿府博物館)
清12歳頃からの作品が展示されている。その初期の作品は昆虫の貼り絵そして学園生活での作品と続く。油彩画、点描方式で書かれた画、陶芸作品そして放浪日記など幅広く山下清を見ることができました。作品は静岡中心のものでまだまだ全国各地にいろいろの作品が数多くあると思いますので他の機会にまた鑑賞してみたいものです。(2010/2/4)   

北大路魯山人展(グランシップ)
没後50年の北大路魯山人展「生活の中の美」と題して陶芸、書、絵画、漆芸、篆刻、金工と幅広い芸術作品が一点一点丁寧に展示され魯山人の美意識の高さに圧倒。どっしりと重厚な空間を醸し出していました。穏やかに心落ち着く作品を眺めこのような生活空間に身をおいて見たいと切に思いました。(2010/1/6)   

近代日本画コレクション選(島田市博物館)
日本美術院や日展などに属する画家コレクション。上村松園、福王寺法林、高山辰雄らや静岡県内で活躍する日本画家前原満夫、栗原幸彦、山西秋雄、松本高明、袴田規知代、竹内雅明の作品を展示。展示品は少なかったが県内の画家たちの作品を楽しむことが出来より身近に感じることが出来ました。(2009/12/17)    

ロイヤル・コペンハーゲン展(浜松市美術館)
デンマーク王国が誇る最高陶磁器、ロイヤル・コペンハーゲン展。王侯貴族が愛蔵する品々。オールド・コペンハーゲン、フローラ・ダニカ、ブルー・フルーテッド、ブルー・パターンなどデンマーク王宮の陶磁器の数々が展示。ため息のでる豊かな工芸文化を見ることができました。(2006/11/22)  

小山ゆう原画展(常葉美術館)
静岡国文祭にちなみ菊川市出身の小山ゆう氏の原画展が地元の常葉美術館で開催されている。残念ながら今まで小山氏の作品を見たことはありませんでしたが美しい原画に驚きました。漫画本になるとカラーはモノクロとなりサイズもずっと小さくなり改めて原画のすばらしさを発見しました。また菊川茶業の茶袋に描かれている可愛いちゃこちゃん、小山ゆう氏の作品と知り親しみを覚えました。(2009/11/1)   

小村雪岱展(資生堂アートハウス)
掛川市の資生堂敷地内に資生堂企業資料館及びアートハウスがありそのアートハウスにて日本画家小村雪岱(こむらせったい、1887〜1940年)の「遥かな江戸の面影」の作品展が開催中。挿絵、装丁の作品、江戸時代の風俗を繊細に色鮮やかに描かれた版画など小村雪岱の作品をはじめて鑑賞。美しく気品高い江戸美人画にうっとりとしてしまいました。今回資料館には寄ってきませんでしたがこちらも資生堂の歴史を知る上で興味あるものが一杯集められており充分楽しめるところです。(2009/10/10)   

ラリック家の女神たち(箱根ラリック美術館)
ジュエリーデザインから始まってガラス工芸へとアール・ヌーヴォーからアール・デコと両時代を代表する作品。花器、化粧道具、そして室内装飾と幅広いジャンルで活躍。そんなラリックの箱根の美術館です。現在国立新美術館で「西誕150年ルネ・ラリック 華やぎのジェリーから煌きのガラスへ」展が開催されている。(2009/9/2)    

肖像の100年(ポーラ美術館)
緑溢れる豊かな自然の中にあるポーラ美術館へ。空気が冷たく清清しい気持ちになれるのも緑が多いから。ルノワール、モディリアーニ、ピカソ、エコール・ド・パリの画家たちの作品など親しみやすい作品が展示されていました。また常設展ではアール・ヌーヴォーの銀製手鏡とガラス工芸展があり、装飾文様が施された銀製手鏡が数多く展示されていました。(2009/9/2) 

村上征生展(グランシップ))
グランシップマガジンGの表紙を描いている作家村上征生氏の個展を鑑賞してきました。セピア色の落ち着いたトーンの色彩で描かれている女性達。優しく穏やかなソフトタッチの作品は心を落ち着かせてくれました。また絵本の原画や昭和の風景、ポップな作品など部屋のインテリアとして飾りたくなるような作品ばかりでした。癒されてきました。(2009/8/3)   

ファッションと香り(磐田市香りの博物館)
シャネル・ディオール・スキャパレリたちの衣装や装飾品、香水瓶などを展示紹介されている。ファッションと香りが重なり合うトレンド。現代にも通じる20世紀のファッション。アクセサリー、帽子なども展示されており今でも輝かしいデザインにため息が出てしまいました。
また香水や香水瓶などもファッションの一連の関係で美しいデザインはまさにアートの世界だと感じました。(2009/6/27)  

ノリタケデザイン100年の歴史(名古屋ボストン美術館)
オープンギャラリーにてノリタケのデザイン展をやっていて以前から観たいと思っていたオールドノリタケの陶磁器を観て来ました。豪華絢爛の画付けの元となった画帖も展示されその細かさ美しさに圧倒されました。本日は3つの美術鑑賞で足は棒のよう。ちょっぴりきつかったが観たくてたまらなかった作品だけに疲れも心地良いです。(2009/6/16)  

ゴーギャン展(名古屋ボストン美術館)
《我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか》この作品が鑑賞したくてゴーギャン展へ。2時過ぎに入館したのがよかったのかじっくり楽しむことが出来ました。
「楽園」を求めて南の島タヒチに渡り、魂の叫びを表現し続けたゴーギャン。彼の作品を観ると表面ではなく心の中の思いがひしひしと伝わってきます。この後東京でも開催されますがゆったりと鑑賞できたことに満足です。(2009/6/16)  

ピサロ展 (岡崎市美術博物館)
岡崎総合運動場の一角にあるガラス張りの岡崎市美術博物館でのピサロ展。印象派の中心的な画家で田園風景、働く人々の素朴な姿を描いている。バビルゾン派の作品や息子達の作品など「家族と仲間たち」と題して作品が展示されていました。自然な田園風景憧れます。(2009/6/16)   

ウェッジウッド(静岡アートギャラリー)
ジョサイア・ウェッジウッド1世が1759年に工房を開いて250年を迎える。創業250年を記念してヨーロッパ陶磁器デザインの歴史を楽しむことが出来る今回の展覧会。細かな美しい装飾が施された様々な陶磁器を見てうっとり、優雅に流れる生活空間を想像しながら作品を見てきました。(2009/6/10)   

前田守一の世界(島田市博物館分館)
浜松市生まれの版画家前田守一の世界展を見てくる。写実的な風景と違い、心に映る風景が描かれた作品。規則正しく描かれた抽象的な作品も以外と穏やかさを感じさせる。また銀幕の世界を描いた作品や地元の風景も暖かさを感じさせてくれました。(2009/3/21)   

セザンヌ主義(横浜美術館)
「近代絵画の父」として多くの画家たちに影響を与えたセザンヌ。「セザンヌ主義」として「ナビ派」「フォーヴィスム」「キュビスム」「エコール・ド・パリ」そして日本の画家たちに。自画像、水浴画、街並み風景画、静物画、ヴィクトワール山画など影響を受けた作品が展示され、いかに多くの画家たちに影響を与えたかが伺える。(2009/1/12)    

華麗なる日本の美展(駿府博物館)
ヤマシタコレクションのなかから近代日本画の横山大観、下村観山、川合玉堂、鏑木清方、伊東深水、上村松園、片岡球子、東山魁夷、平山郁夫などなど日本画の一時代を築いた47作家60点の作品が公開された。日本画は油絵と違って清清しさがあり、見ているとなぜか心が落ち着く。今回は多くの作家の作品を楽しむことが出来、ゆったりとした時間を楽しむことが出来ました。(2008/11/26) 

武相荘(町田市・旧白洲邸)
白洲正子氏の足跡を見たくて武相荘へ行って来ました。モダンでありながら、日本の美しさを敏感に感じ取り、本物を見極める眼、心の豊かさが生活の中に感られる白洲邸。葦葺き屋根の囲炉裏のある昔ながらの古い農家を改造された白洲邸に温もりを感じ、正子氏の人柄を感じることが出来ました。ダンディな次郎氏にも脱帽。(2008/10/5)     

松井妙子染色画展(お茶の里博物館)
お茶の里博物館で島田市金谷在住の染色画家松井妙子氏の染色画展が開催されています。フクロウやカワセミなどモチーフに自然の風景を美しい色合いで表現。茶畑、SL、蓬莱橋など地元の風景を題材にとても親しみの持てる暖かい作品で私も大好きな作家のひとりです。(2008/10/4)   

高橋まゆみ創作人形展(静岡市 松坂屋)
日本の原風景、田舎のおじいちゃん、おばあちゃんそして子供達の笑顔、懐かしく、穏やかな昔の日常を思い起こすひとつひとつの作品に心温まるものを感じました。遠くにいってしまったと思っていた昭和が帰ってきたような喜びでした。心を安らかにしてくれる温かな作品展でした。(2008/8/21)      

バウハウス・デッサウ展(浜松市美術館)
ドイツの造形芸術学校、バウハウス・デッサウ期のコレクション。世界的に有名な芸術家達が教鞭をとり、1919年開校1933年閉校と短い期間であるにもかかわらず「近代デザインの原点がここにある。」といわれるようにどの作品を見てもモダンなデザイン、無駄のない美しい形で心を奪われる。「芸術」と「技術」の統合を実感しました。(2008/8/15)        

フェルメール展(東京都美術館)
光の天才画家フェルメールとオランダ絵画の黄金時代を代表するデルフトの巨匠たちの絵画が一堂に集まった展覧会。フェルメールが生涯に残した三十数点のうち七点が展示された。空間の表現、線遠近法、空気遠近法、光と色彩、錯視効果とオランダのデルフト派絵画である。待ちに待った展覧会。人出を心配しましたが、どの作品も間近で見られ大満足でありました。(2008/8/13)     

大正・昭和美人画の系譜(駿府博物館)
近代絵画における「大衆アート」の時代に生きた画家たちの美人画の世界。大正ロマン、昭和モダンの象徴となる美人画の展覧会。竹久夢二、高畠華宵、鏑木清方、伊東深水、池田輝方、池田蕉園、小早川清、中原淳一、岩田専太郎、松本かづち、志村立美などなど。浮世絵美人画の流れを汲む伝統的な風俗日本画、そして少年少女雑誌の挿絵で人気のあった大衆文化の華。古い伝統と新しい流行の狭間にある大正昭和の美人画展楽しんできました。(2008/8/6)

木喰展(そごう美術館)
江戸時代後期、日本全国を行脚して、各地で様々な仏を彫り続けた木喰上人の仏像展である。全国各地から130体の仏像。特に仏像のなかには口元にかすかな笑みを浮かべたものが多いことから「微笑仏(みしょうぶつ)」と呼ばれているとおり、目元、口元の優しさが、観る者の心を穏やかにしてくれます。私も自分の顔が自然とほころんでいるのを感じ幸せな気持ちになりました。(2008/7/20)   

喜多八 弥次郎兵衛 東海道中膝栗毛の世界展(常葉美術館)
弥次さん喜多さんでお馴染みの十返舎一九作「東海道中膝栗毛」の展覧会。当時のベストセラーであった「道中膝栗毛」の滑稽さを感じさせてくれるこの展覧会は楽しいものでした。また静岡市出身のしりあがり寿さんの弥次喜多の作品も同時展示されていました。(2008/6/22)   

前原満夫 日本画展(島田市博物館)
島田市生まれの日本画家前原満夫展に行って来た。「光と水と緑の小宇宙」と題しての個展。まさに故郷の自然の風景を繊細なタッチで光彩を放ち宇宙を感じさせ感動させてくれました。自然の風景にも係わらず浄化された美しさを感じさせ私の心も浄化してくれました。すばらしい作家でたちまちファンになってしまいました。(2008/6/3)   

シャガール展(静岡県立美術館)
幻想的で神秘的な絵画で知られるシャガールの絵画展。赤、黄、緑、青などで描かれた作品を身近で多く目にすることができるシャガールの絵画だが、今回はユダヤ劇場壁画や版画、タペストリーなど普段見ることの無い作品を数多く観、シャガールの世界観、故郷の想いを強く感じることが出来ました。(2008/5/7)   

ルノワール+ルノワール展(bunkamuraザ・ミュージアム)
画家の父 映画監督の息子と絵画と映画がドッキングしためずらしい展覧会である。印象派のルノワールはとても親しみのある作品で私も大好きである。今回息子の映画監督ジャン・ルノワールが父親の絵画作品の影響を受けた映画作品のワンシーンがいくつも上映され、絵画、映画ふたつ同時に鑑賞でき楽しさ倍増の絵画展でした。(2008/4/20)   

上村松篁展(そごう美術館)
松伯美術館所蔵の上村松篁展。上村松篁の花鳥画は気品に溢れていた。観察力をもって緻密で繊細、そして優美。会場内をも清らかにしてくれるような凛とした作品群。すがすがしい気持ちにさせてくれました。(2008/3/24)   

浮世絵名品展(名古屋ボストン美術館)
こんなに多くの浮世絵を一堂に見るのは初めて。アメリカボストン美術館所蔵の大浮世絵展は豪華そのものでした。色鮮やかな色彩。遊女がまとう着物の美しい模様、艶やかさ、目を見張る数々の作品、浮世絵を堪能しました。どの作品も当時を思い起こしワンカットシーンを見ているようで楽しむことが出来ました。特に着物の柄の美しさに心奪われ、着物を着る機会が少なくなった今日、改めて着物の美しさを再確認しました。日本人の心を思い起こしてくれた浮世絵展でした。(2008/3/11)  

ロートレック展(サントリー美術館)
世紀末のモンマルトンの歓楽街に暮らす人々の姿を描き出したロートレックの展覧会に行ってきました。ロートレックのデッサン力のすばらしさ、勢いのある線、的確に特徴を捉える観察力、油彩画、版画、ポスターなど数多くの作品を鑑賞することができ満足のいく一日でした。この日は寒波が到来寒い日でしたが、会場の中は人の熱気でムンムンいつもながら東京での展覧会は人に圧倒されます。(2008/2/13)   

近代日本画 美の系譜(東京大丸ミュージアム)
日本を代表する近代日本画の展示会。横山大観、橋本雅邦、菱田春草、美人画では上村松園、鏑木清方、伊東深水、そして平山郁夫、高山辰雄、加山又造など水野美術館コレクションの名品の数々を楽しむことが出来ました。(2008/1/25)  

竹久夢二展(静岡アートギャラリー)
大正ロマンを感じさせる竹久夢二展を観て来た。夢二と言えば女性像を思い浮かべますが今回のこの展覧会は本の装幀、楽譜の表紙絵、便箋などいろいろな分野での作品を見ることができ改めて夢二の芸術性を知ることが出来ました。今はない大正のモダンな時代を懐かしい気持ちで見ることができ私自身日本人の心を思い起こすことが出来ました。(2008/1/16)      

堀木エリ子の世界展(そごう美術館)
「和紙と光がつくる柔らかな空間」光が生み出す穏やかな空間になぜか心休まる。柔らかな光が空間一杯に広がる和紙のすばらしさ。バカラと和紙のシャンデリア。こんな組合せ、こんな形と想像も出来ない和紙の世界に驚嘆。スケールの大きさにびっくり。改めて堀木エリ子さんのエネルギーを感じてきました。(2007/11/27)    

栄光のルネサンスから華麗なロココまで(常葉美術館)
ヨハネ・パウロ2世美術館所蔵の「栄光のルネサンスから華麗なロココまで」と題してルネサンスからバロック、ロココまでの約300年にわたる絵画展である。ティツィアーノ、カラヴァッジョ、ルーベンス、レンブラントなどイタリア、フランドル、オランダ、スペイン絵画の巨匠たちの作品が所狭しと展示されており圧巻であった。(2007/10/20)  

オランダ風俗画展(国立新美術館)
フェルメールの「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展を観て来た。17世紀のオランダは経済発展を背景に風景画、静物画そして日常生活を描き出した風俗画が流行。その風俗画の中に今回の目玉フェルメールの「牛乳を注ぐ女」が公開され、鑑賞することができ楽しむことができました。(2007/10/7)   

宮永岳彦油彩画展(駿府博物館)
磐田市出身の洋画家・宮永岳彦没後20年油彩展。ポスター、雑誌の表紙画、挿入画、童画、装幀など多彩な作品群。そして目を引いた西洋ドレスをまとった眩いばかりの華麗な女性像、「光と影の華麗な世界」の美人画を眺め宮永岳彦画伯の追い求めたロマンチシズムを感じました。(2007/8/30)    

与勇輝人形芸術の世界(松坂屋・静岡店)
与勇輝の人形作品展を観る。懐かしく優しい表情の人形達、そのどれもが心優しくしてくれる作品ばかり。顔の表情はもちろん手の表情、足先まで温もりを感じさせ、心穏やかに優しい気持ちにしてくれました。また可愛い妖精達、携帯電話片手に話している今風の子供達などの作品もあり充分楽しむことができました。(2007/8/30)    

ジャポニスムのテーブルウエア(静岡アートギャラリー) 
19世紀末西洋の食卓を彩った”日本”陶磁器、銀器、グラス、ティーカップ&ソーサ、ポット、カトラリー、ランプなど生活空間を豊かに彩る数々のテーブルウエアや装飾品、いかにジャポニスムが欧米の多くの人々の心を捉えたか窺い知ることのできる展覧会であった。(2007/8/30)   

国立新美術館 モネ大回顧展(国立新美術館) 
六本木新名所国立新美術館で開催されているモネ大回顧展へ行って来ました。日曜日とあって入場するのに行列、中に入れば黒山の人だかりでじっくり鑑賞とはいかなかったが、モネの筆タッチをしっかり鑑賞することができ改めてモネのすばらしさを味わってきました。(2007/6/17)       

豊橋市美術博物館 ヨーロッパ絵画名作展(豊橋市美術博物館) 
山寺・後藤美術館(秋田市)所蔵のフランスを中心に17世紀から19世紀までの絵画コレクションを”宮廷絵画からバルビゾン派へ”と題して豊橋市美術博物館で開催されている。17世紀バロック絵画、18世紀ロココの装飾的な宮廷絵画、19世紀の自然風景や動物のバルビゾン派の3部構成で絵画が展示されている。豊橋駅から豊橋公園前まで路面電車に乗って美術館へ。なつかしの路面電車に乗ってご機嫌な一日でした。(2007/5/31)     

江戸東京博物館 ロシア皇帝の至宝展(江戸東京博物館術館) 
モスクワ・クレムリン博物館の宝飾品、インコや聖書、ヨーロッパやオリエントの国々からの献上品などの展覧会。歴史的、芸術的で宝石、刺繍などの精緻な細工で圧倒される。ロシア最高のロイヤル・コレクションを堪能してきました。又隣の国技館では現在五月場所中で若いお相撲さんを見かけて両国らしい雰囲気も味わってきました。(2007/5/15)     

モディリアーニと妻ジャンヌの物語展(bunkamuraザ・ミュージアム)
モディリアーニの作品をはじめて観た。女性の独特な形が特徴の絵画である。妻ジャンヌの肖像では頬の色がとても艶よく匂うような若さが漂っていた。またジャンヌの作品も一緒に見ることができ、最後の一枚はなぜかジャンヌの生涯を見る思いで胸を突くものがありました。今回の展覧会は二人の画家の作品と写真で、愛と悲劇の物語をテーマに展示されている。心に残る展覧会でした。(2007/4/24)   

日本を祝う(サントリー美術館) 
六本木に新しく出来た東京ミッドタウンにサントリー美術館が新しくオープン。会館記念展としての「日本を祝う」と題し〈祥〉〈花〉〈祭〉〈宴〉〈調〉と五つのテーマで構成されており器、屏風、蒔絵、打掛などおめでたい吉祥文様を集めた季節感ある作品に触れ、日本のよき伝統芸術を楽しむことができた。(2007/4/9)   

東京国立博物館 レオナルド・ダ・ヴィンチー天才の実像(東京国立博物館) 
ルネサンスの巨匠、レオナルド・ ダ・ヴィンチの創造世界を紹介する展覧会である。そして超目玉である初期の作品「受胎告知」の日本初公開の展覧会でもある。この日早めの会場入りにもかかわらず、「受胎告知」の鑑賞には30分待ちである。今回この作品のみの鑑賞であったが、満足感のある日であった。(2007/4/8)  

東京都美術館 すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ オルセー美術館展(東京都美術館) 
「19世紀 芸術家達の楽園」をテーマに、パリ・オルセー美術館の所蔵品による展覧会。絵画、彫刻、写真、工芸品など見所のある展覧会で、19世紀に活躍した芸術家達の多彩な作品群であり、印象派たちの多くの作品を堪能することができた。明日が最終日で入場制限と人気のある展覧会でありました。(2007/4/8)   

ヨーロッパ肖像画とまなざし(名古屋ボストン美術館) 
ヨーロッパ肖像画の変遷、16世紀から20世紀までの肖像画を集めた展覧会。モデルの表情、まなざしを時代背景を感じながらの鑑賞。肖像画が個人の記録から鑑賞して楽しむ絵画として変化していく肖像画展を堪能しました。(2007/1/10)       

中島潔童画展(駿府博物館) 
風の画家<中島潔>の童画展。日本の風景画、日本の四季、詩情を描いた作品、、彼の描く子どもの姿は見る人の心を優しく包み込む。穏やかな優しい色使いでどの作品を見ても郷愁を感じさせ日本のよき時代を思い起こさせてくれる楽しい童画展でした。(2006/10/18)   

静岡県立美術館 ナスカ展(静岡県立美術館) 
紀元前100年から紀元700年頃栄えた南米ペルーのナスカ文化。砂漠地帯に巨大な地上絵は驚きである。一本の線から出来ている巨大絵はどのようにして形を完成させたのか。空中から見なければ全貌を確認することは出来ないであろう地上絵、古代の謎解きに興味が募る。また今回の目玉である子供のミイラ、そして彩色豊かな織物、彩色土器など、雨の少ないナスカの人々の生活を想像、1500年前のナスカ時代に想いを馳せました。(2006/9/30)   

通天閣からの大阪市立美術館 ムリーリョの《貝殻の子供たち》 プラド美術館展(大阪市立美術館)
スペインの国立プラド美術館所蔵の厳選されたプラド展、ティツィアーノ、エル・グレコ、ベラスケス、ルーベンス、ゴヤなど日本初公開の作品が目白押し、どれをとってもすばらしい作品群、圧倒されました。東京展で見逃してしまい今回の大阪展での鑑賞が叶い、大々満足である。(2006/8/16)        

旅で飾った船 黄色のコンソール ラウル・デュフィ 美、生きる喜び(静岡アートギャラリー)
水彩、グワッシュで軽やかに明るいタッチで描かれている多くの作品を観ると日常生活の中にスーと溶け込んで生活を楽しんでいる様が感じられ、私も自然体で楽しく観ることが出来た。またファッションデザイナーの先駆けであるポール・ポワレとのコラボレーションなど、テキスタイルでも活躍。デュフィがデザインした織物などすばらしい作品の数々が展示され、興味深く鑑賞することが出来ました。初めてのラウル・デュフィとの出会いでしたが、デュフィの美に対するエネルギッシュな情熱を感じることが出来ました。(2006/7/19)  

無言館 無言館
太平洋戦争で志半ばで戦死した画学生の遺作が展示されている。窪島誠一郎氏が全国を回って遺族の方たちから集められた貴重な作品群。手紙や写真なども展示。(2006/6/1) 
信濃デッサン館 信濃デッサン館
「夭折の画家」とよばれる孤高の道を歩んだ薄命の画家たちの美術館。短い生涯のため作品数も少なく窪島氏が情熱を込めて作り上げた美術館。(2006/6/1) 

秋湖 富士緑韻 中村宗弘 日本画展(伊勢丹 静岡店)
静岡県出身の中村岳陵画伯の孫、東山魁夷画伯の弟子である中村宗弘画伯作品展を観てきた。両脇にハッキリした木々その線の細さ何本も何本も丁寧に描かれている。また細かな一枚一枚の小さな葉っぱや花びら、繊細で凛とした静けさを感じさせる。中央奥は柔らかい色調で描かれ、穏やかな中にも品格のある作品ばかりでありました。また私の大好きな富士山の絵も数多くあり、一層親しみを持ってみることが出来ました。(2006/4/23)    

静岡県立美術館 徳川慶喜《風景》 秋野不矩《廻廊》 静岡ゆかりの画家たち展(静岡県立美術館)
桜の花びらの舞い散る道路を歩きながらゆっくりと県立美術館前まで。静岡県立美術館では「静岡ゆかりの画家たち」展が開かれている。最後の将軍徳川慶喜が描いた《風景》ほか秋野不矩、北川民次や静岡を愛した画家曽宮一念、和田英作たちの作品である。江戸時代の画家河村清雄や版画家小林清親などの幕臣たちの作品は今回初めて鑑賞することが出来静岡県人として親しみを感じました。(2006/4/4)   

島田市博物館分館 海野光弘「民家のある風景」展(島田市博物館分館 海野光弘版画記念館)
島田博物館の分館での催し、川越遺跡の建物を見物しながら数百メートルの散策。企画展で「なつかしの道具展」が開催されており、昭和20〜30年代を懐かしく思い出されました。 又海野光弘版画記念館の「民家のある風景」展では白と黒の対比の美しさ、ここでも郷愁を感じさせ、子供の頃を思い起こしてくれる優しさを感じる海野光弘作品展でありました。(2006/1/28) 
瓢形捻徳利 伊万里焼 瑠璃釉 美の世界展(島田市博物館)
瑠璃色に輝く伊万里焼の作品が美しく展示されていた。深く濃い瑠璃色。高貴に満ちた美しい瑠璃色である。そして優しく上品なブルー。作品全てに吸い寄せられるパワーを感じました。手にとって確かめたくなるような形や色艶、心豊かにしてくれる瑠璃釉の作品の数々でした。(2006/1/28)  
Young Farm Girl デイビッド・ブロムリー絵画展(伊勢丹 静岡店)
現代・オーストラリアを代表するポップアーティストのデイビッド・ブロムリー展が伊勢丹・静岡店で開催されている。この作家の作品は初めて鑑賞しましたが、「キラキラ輝く、いとおしい日に帰ろう」というタイトルのように無垢な子供の表情、ピュアな子供の心を濁りのない色彩で表現されており、素直な純な気持ちで鑑賞することができました。(2006/1/17)
月光流砂らくだ行 平山郁夫展(静岡市駿府博物館)
「日本の美とシルクロード平山郁夫の歩いた道」展を観にいった。10年程前にしまなみ海道生口島にある平山郁夫美術館へ訪れ、平山郁夫芸術の軌跡、根本を感じてきたことを思い出しました。平山郁夫シルクロードの作品はいろいろなところで眼にする事がありましたが、今回のもう一つのテーマ「日本の美」はすがすがしさを感じ、日本の美しさを再発見することのできるすばらしい作品展でした。(2006.1.13)
ブロックス・アート「YUME NO YUKUE」 牧野宗則 木版画展&ブロックス・アート展(伊勢丹 静岡店)
牧野宗則の木版画は美しい色彩で溢れ四季の花々や広大な海、荘厳な雪山、光などどれをとっても優しく包み込まれるような幸せな気持ちにさせてくれる。今回は牧野版画の摺り終えた色鮮やかな版木を裁断し、裁断された版木を組合せた「ブロックス・アート」が同時に展示された。色鮮やかな版木をバラバラにし、新たにブロックを組合せ新しい作品を作り上げた(左写真)。新鮮な驚きである。そして牧野の作品は色彩の美しさ鮮やかさだと実感した。(2005.10.20)
京都清水寺展(浜松市美術館)
新浜松市誕生記念特別展・京都清水寺「奥の院ご本尊御開帳記念」が国の重要文化財など重要美術品が浜松美術館で見られる。奥の院三十三尊・三面千手観世音菩薩座像風神像・雷神像などなどまた本堂 十一面千手観世音菩薩立像など普段とくと見ることのできない数々の作品を間近で堪能することができた。(2005.9.27)
ルーヴル美術館展(京都市美術館)
姉達と恒例の京都巡りに今回はルーヴル美術館展を入れた。館内は多くの鑑賞者で熱気がムンムンと人気の高さを感じた。理性を重んじる新古典主義、情熱に憧れたロマン主義、現実の世界を直視する写実主義と変化してゆく19世紀のフランス絵画。のんびり、じっくりの鑑賞とはいかなかったが、京の都で19世紀のフランスの背景を思い浮かべながらの鑑賞も意味深いものを感じました。(2005.8.28)
錫メッキ屋 クールベ美術館展(豊橋市美術博物館)
写実主義(レアリスム)を代表する画家ギュスターヴ・クールベの絵画展が豊橋で開かれている。古典主義やロマン主義が主流であった当時に現実をありのままにとらえて描き出すが、客観的な描写は卑属であると非難を浴びるものの、若い多くの画家達に影響を与える。クールべのふるさとオルナンの自然豊かな情景が数多く展示されている。ー写実主義の巨匠・ギュスターヴ・クールベと周辺の画家たちー(2005.8.20)
愛知県美術館 ゴッホ展(愛知県美術館)
東京開催のゴッホ展を見逃したので、名古屋巡回のゴッホ展にいって来た。ゴッホといえば黄色を思い浮かべる。絵画のバックの台紙も黄色が使われ、黄色のイメージは展示場内でも伺える。黄と青の反対色でより色を鮮やかに見せる補色技法が「黄色い家」「種まく人」「夜のカフェテラス」「糸杉と星の見える道」など数多くの作品にその特徴を見る事が出来る。今回の名古屋展では東京展で展示されなかった「ひまわり」が展示され見ることができた。バビルゾン派や印象派の影響を受け、鮮やかに明るい色彩の日常的自然風景画が彼の純真な心を強く感じ取ることが出来る。(2005.8.11)
上野「国立西洋美術館」
フェルメール「窓辺で手紙を読む若い女」 ドレスデン国立美術館展(国立西洋美術館)
ドイツ東部の古都ドレスデンはドイツ・ロマン主義誕生の地。ドレスデン国立美術館の歴史は古く1560年創設有数の美術品の中からの世界の鏡、ダイヤモンドを散りばめた装身具、マイセン、絵画などテーマごとの展示品。フェルメールの「窓辺で手紙を読む若い女」、レンブラントの「ガニュメデスの誘拐」、ティツィアーノの「白いドレスの女性の肖像」は必見。欲張って常設展も鑑賞しましたが体力的に無理、いつか改めて鑑賞することにします。(2005.7.24)
エルミタージュ美術館名作展(静岡アートギャラリー)
花の光景:花でたどるヨーロッパの暮らしと文化
世界最大の美術館のひとつエルミタージュ美術館所蔵の「花」をテーマにした展覧会が静岡アートギャラリーで開催されている。生活の中になくてはならない花々に美しさだけでなく、それらの花の意味も込めて描かれている作品に物語を感じ鑑賞を楽しむことができました。花は人の気持ちを優しくしあわせにさせてくれます。名古屋市美術館で「華やぐ女たち」のテーマでエルミタージュ美術館展が開催されている。(2005.7.16)
浜松市美術館 ミュシャ展(浜松市美術館)
華麗なる曲線美アールヌーボー様式・流れるような髪に華やかな衣装をまとった美しい女性たち中間色の優しい彩り花や植物にゴージャスな装飾品とため息の出るような美しさに見とれてしまう。出展作品も多く見ごたえのあるミュシャ展であった。帰り道浜松公園内を散策、家康の出世城も見学、家康公を偲ぶ。(2005.6.18)
池田20世紀美術館 池田20世紀美術館
最近改装されたばかりの池田20世紀美術館。ルノワール、シニャック、シャガール、ダリ、ピカソ、マティス、ウォーホル、リキテンスタインなどなどなじみのある画家の作品が展示されていて親しみやすい美術館。(2005.5.17)
ワイルドスミス絵本美術館 ワイルドスミス絵本美術館
伊豆高原にあるワイルドスミスの絵本の原画を展示
ワイルドスミスの光あふれる色使い、魅力ある作品、館内には小さなテーブルに椅子そしてスミスの絵本があり、時間のたつのも忘れてしまいそうです。
萌ちゃんのお土産にかわいい絵本購入。(H17.5.17)
箱根ラリック美術館 箱根ラリック美術館
2005年3月オープンしたばかりの美術館
ラリックのすばらしい作品に心奪われてしまう。20世紀前半のアールヌーボー、アールデコの様式の豪華な宝飾品、ガラス工芸の作品など。当時の世界にタイムスリップしてしまいそうな空間でした。超お勧めの美術館です。お土産にクリスタルのアクセサリーを2点GET。(2005.5.17)
ヴァンジ彫刻庭園美術館(クレマチスの丘)
イタリアの具象彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジの個人美術館。広い庭園の中散策しながらのヴァンジの人間の内面を形に表した独創的な作品を見て回る。クレマチスの丘の一角にあり、シーズン終わりながらクレマチスの花をたくさん見ることが出来ました。(2005.5.16)
ビュフェ美術館 ベルナール・ビュフェ美術館
クレマチスの丘の一角にビュフェ美術館がある。1928年パリ生まれの画家。モノクローム調の作品から結婚を期に徐々に色のついた作品へと変化している。ゆったりとした館内でじっくり鑑賞することが出来る。
企画展として藤田嗣治「猫展」(2005.5.16)
クレマチス ヴァンジ ヴァンジ 藤田嗣治
磐田市香りの博物館 華やぐ宮廷の貴婦人たち(磐田市香りの博物館)
18世紀ロココ時代の優美な宮廷衣装や装飾品、マリーアントワネットやポンパドゥール夫人の愛好した香りや当時の香水瓶など展示。(2005.5.7)


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