天声妻語 139-081110
のことばはのごとし
夫婦をよくする七つの秘訣
中野雄一郎著より抜粋
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 夫は妻の話をもっと聴くように、もちろん妻も夫の話を聴いてほしいものです。

 実は「ほめる」前に「聴く」ことのほうが大切なのです。
夫は妻のことばを聴くことを通して、本当に幸せな家庭生活を営むことができます。もちろん家庭の中だけでなく、ビジネスや人間関係などあらゆる場でこれがプラスになります。
 どうやったら会話がうまくいき、相手の話をうまく聴けるのでしょうか。
それは「耳で聴くより口で聴け」と言われるように、質問すればいいのです。
「今日は何かあったのかい?」「それでどうしたの?」「それから?」という具合に。
 ビジネスでは「どうやって作りました?」「売り方は?宣伝は?」「どういうマニュアルで?」その成功の秘密を尋ねられたら、みんな答えたくなるものです。
 私たちはどうして聞けないのでしょうか。それは聞くということが相手より下になることだからです。聞く時、私たちは自分をへりくだらせます。すると相手は必ず話してくれます。面子や立場にこだわり高慢になれば他人に聞きたくない。これが聞けないことの根本にある理由だと言えます。
 ところで、私が巡回伝道者になろうと思ったきわめつけの理由は妻のことばでした。「あなたには巡回伝達者の賜物があります」。私にとって、これは最高の決め手になりました。


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