Q：
教会といっても、欠点だらけの人がいるじゃないですか。ちょっとがっかりです。


A：
ある人達は「教会は聖人君子の行く所」と思っているようです。しかし、残念ながらそうではありません。教会はイエス・キリストを信じて罪を赦された人達の集まりです。ですから、欠点や短所を持った人達が居ても不思議なことではありません。

そもそも、イエス・キリストの十二弟子達ですら多くの欠点を持っておりました。

弟子の出頭格と見なされたペテロは目立ちたがり屋でおっちょこちょい。ヨハネは気が短く怒りん坊。トマスは疑り深く頑固。ピリポはボーっとしている昼あんどん。マタイは元取税人と呼ばれ、ゼニ集めを生きがいにしていたような男。シモンは元熱心党。日本で言うなら右翼の武闘派。バルトロマイは居るのか居ないのか分からない様な存在感のない人物。そして、ユダは目先の損得勘定で、ついには主人であるイエスをたかだか銀貨三〇枚で売ってしまうと言う男。

イエス・キリストは、その様な彼等を受け入れ、弟子となさったのです。それは同じ様に、欠点や短所の多い私達をも、その大きな愛で包み受け入れてくださる、と言うことを暗示しています。

これが教会の大きな特色の一つでもあります。